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花、木、野草、広場、遺跡! 四季を通して楽しめる森林公園 イメージ

2014年11月 更新

日本初の国営自然公園へ

花、木、野草、広場、遺跡!
四季を通して楽しめる森林公園

国営武蔵丘陵森林公園
埼玉県比企郡滑川町/最寄り駅:東武東上線森林公園駅

短い秋には紅葉がたっぷり楽しめる自然公園へ行こう。広大な敷地を誇る国営武蔵丘陵森林公園は、ウォーキングやジョギングにピッタリ。小さい子どもから小中学生、若いカップル、50代、60代の健脚さんまでみんなが楽しめる公園だ。

東武東上線で池袋駅から快速急行を使って
約50分で到着する、森林公園駅。

その名が示すとおり、この駅からは「国営武蔵丘陵森林公園」へ行ける。
駅北口へ出て、立正大学行きか公園南口行きのバスに乗って約7分、森林公園南口入口バス停か滑川中学校バス停で下車し、徒歩約5分で国営武蔵丘陵森林公園(以下、森林公園)の南口に着く。
駅から森林公園南口までは約2.9km。緑化遊歩道もあるので、駅からウォーキングを開始するのもいいだろう。

森林公園は、明治百年記念事業の一環として整備された日本初の国営公園だ。東京ドーム65個分という、もはや簡単に想像もできないような広大な敷地面積で、運動広場や渓流広場、展望広場、わんぱく広場、花木園、野草園、ディスクゴルフコース、サイクリングコースなどがある。
親子で、カップルで散歩をしたり、ウォーキングやジョギングにも最適な自然がいっぱいの公園として人気が高い。

森林公園駅。大学生の乗降客も多い

森林公園駅。大学生の乗降客も多い

森林公園南入口にある噴水

森林公園南入口にある噴水

公園内をまわる手段は、徒歩か自転車か園内バスとなる。

園内バスは路線バスと同様、1回乗車ごとに210円かかるので、自由に移動するというよりは、ある目的地へ早めに移動する手段と考えたほうがいい。
自転車は、北・中央・南・西の各入口近くにあるサイクリングセンターでレンタルすることができる。返却は借りたところへ返す。自転車には専用のサイクリングコースがあり、そこは徒歩では入ることができない。反対に徒歩で行くルートには自転車で乗り入れることができない。
ゆっくりと時間をかけてウォーキングを楽しみたい場合は、もちろん徒歩でまわるのがいいだろう。
ちなみに徒歩ルートをスピーディーかつ楽チンにまわる手段もある。なんとセグウェイの体験プラン「セグウェイ ネイチャーツアー」があるのだ。何度かすれ違ったところ、とても楽しそうに見えた。ハイキングやウォーキングとはまったく主旨が変わってしまうが、広い自然の森をたっぷりと楽しむにはもってこいかもしれない。ただし、舗装されたコースのみをまわることになるのかもしれないが。詳しくは公式サイト「セグウェイツアー in 国営武蔵丘陵森林公園」で確認を。

南口から入園し、展望広場を目指す。

南口から入園し、とりあえず東にある大きめの運動広場へ向かおうと歩き出した。園内最大の芝生広場で大きなトランポリンもあるようだ。もちろん子ども用だが。
運動広場の反対側となる西には展望広場があり、そこには展望レストランもあるのだが、大勢の子どもが遊んでいるであろう運動広場を目指そうと思ったのだ。

思ったのだが、いきなりルートを外れてしまった。本来、東側の道へ早めに入るべきだったのだが、そちらへ曲がることなく進んでしまい、中央の西田沼に出てしまった。この沼は森林公園内でも大きいほうで、秋には沼の周りが紅葉となってとても雰囲気がいい。
ここから思い切り東へ分け入っていくこともできるのだが、こうなってみると展望広場のほうが近いので、即ルート変更をして西へと向かった。
園内バスが通る道へ出て沼の横を歩く。
ジャボン! と大きめの音が聞こえた。
沼なので水が濁っていて魚影は確認できない。
沼なので河童がいるのかもしれない・・・・・・と思ってしまうくらいだった。
そんなことを考えて歩いていたら、進行方向から子どもたちの笑い声が聞こえてきた。
展望広場へ続く登りの道が標識で指し示されている。
上ってみると綺麗な芝生の斜面に子どもたちが数人コロコロ転がって楽しそうに笑っていた。さらに進むと大勢の子どもと引率しているらしき大人が数人。子どもたちは揃いの帽子を被っている。どうやら遠足のようだ。

西田沼。秋には紅葉が水面に映りとてもいい雰囲気に

西田沼。秋には紅葉が水面に映りとてもいい雰囲気に

展望レストラン。入口は地味だけど、店内は明るくて気持ちがいい

展望レストラン。入口は地味だけど、店内は明るくて気持ちがいい

展望レストラン

展望レストラン

野草コース。右へ行っても左へ行っても結局は通行できずに戻ってくることに

野草コース。右へ行っても左へ行っても結局は通行できずに戻ってくることに

展望レストランで食事後、野草コースを歩く。

子どもたちが大勢いる場所の先に展望レストランがあった。
園内にはもうひとつ中央レストランがある。名前から中央レストランのほうがメインのような印象があるが、決してそういうわけではない。中央レストランでは期間限定のハンバーグメニューなどを揃えているほか、蕎麦などもある。展望レストランは中央レストランのハンバーグメニューはないが、ロコモコやカレーがあり、中央にはない冷たい蕎麦やうどんなども揃えているのだ。
やや高齢の方のグループや小学生を連れたファミリー、若いカップルなど幅広いそうがレストランで休憩をしていた。


「そっちにスズメバチの巣、あったーーー!?」という子どもの叫び声を聞きつつ、北へ向かう。
バスが通る道を進むと、野草コース入口という看板があった。南入口から入り、約1kmのコースを歩くと北入口へと繋がっている。またバスが通る道へ戻るのだ。
四季を通じてさまざまな山野草が見られるコースだ。野草を楽しめる人には最適な樹々の道を進む。
しばらく行くと、「この先冠水のため通行できません」という案内が。しかし二叉の角に置かれていて、「この先」というのがどっちの先なのかがわからなかった。
とりあえず階段を降りてみると、その先が冠水していて通り抜けられなかった。結局回り道をしてもとの南入口へ戻るほかなかった。残念。

随所に歴史を感じつつ、カエデ見本園まで散策。

西口広場へ向かう。
途中、古鎌倉街道という中世の軍路の名残である古道があった。
公園内にはいくつかの城跡や空堀があるのだが、この道はそれらを通って西口方面へと抜けている。その後寄居町で本道の鎌倉街道と合流している。
公園内の城跡は、一般の人にとってはそれとは気づかないようなもので、草花に気を取られている素通りしてしまう。しかし、公園内外に歴史の跡が残されているのも滑川町の特徴でもある。歴史散策を中心としたウォーキングもまたひとつの楽しみ方なのだ。

カエデ。紅葉の時期がおすすめ

カエデ。紅葉の時期がおすすめ

西口広場のコキア

西口広場のコキア

コリウス

コリウス

園内バスはトロッコ風10

園内バスはトロッコ風10

南口から入園して約2時間、
ようやく西口広場へ到着した。

広場はとても大きく、子どもたちが遊び、シートを敷いてお弁当を食べるグループなども見られた。
小さな花壇があり、いくつかの花が綺麗に咲いている。しかし圧巻なのはピンクに色づいたコキアだ。11月になるとこの色はまたなくなってしまうが、ぜひ来年の10月には見に来てほしいと思う。
ここから北口の方向へ進むと紅黄葉樹見本園があった。さらにその先には公園・庭園樹見本園があり、濃いめのワインカラーに色づいたコリウスなどが鮮やかに植樹されていた。
そこから道を挟んだところにあるのが、カエデ見本園だ。ここは11月が紅葉となってもっとも見ごろになる。
ほかに北口には植物園花木園やドッグランがあり、中央付近には渓流広場などもある。
東武東上線の森林公園駅へ戻るには、やはり南口から出るのがいいだろう。
広大な自然公園はいろいろなスポットを見て約4時間歩き回ったが、それでもすべてを見られたわけではない。
取材時、木々は緑、黄、紅とさまざまな彩りで迎えてくれたが、冬になる前にはみごとな紅葉で燃えるような秋の自然を堪能させてくれることだろう。
いいタイミングで行ってみることをオススメする。ただし、とにかく広いので、上手に園内バスを使うのがいいかもしれない。 写真・文/猫拾 ブミ

見どころを写真で紹介

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