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長瀞町にある宝登山で景色、花、動物観賞を イメージ

2014年2月 更新

秩父山系のふもとの町、長瀞へ

長瀞町にある宝登山で景色、花、動物観賞を

宝登山神社・宝登山・宝登山小動物公園・有隣倶楽部
埼玉県長瀞町/最寄り駅:秩父鉄道長瀞駅

秩父山系を望み、荒川の両岸に広がる町、長瀞。名勝天然記念物の岩畳もあるし、川下りも楽しめる。今回は宝登山山頂を目指し、冬でも楽しめるロウバイの花や動物たちを愛でてくるウォーキング。山を下りたらおいしい懐石料理で満腹に!

東武東上線の寄居駅で秩父鉄道に乗り換えて約20分、
長瀞駅に到着する。

長瀞町は埼玉県の西北部に位置し、秩父山系の手前の荒川を挟む形で広がっている町だ。
荒川の両岸にある岩畳は名勝および天然記念物保存区域に指定されており、町全体が県立長瀞玉淀自然公園区域に指定されている。自然豊かな町なのだ。

長瀞駅。レトロな駅舎

長瀞駅。レトロな駅舎

国道沿いに立つ大きな鳥居

国道沿いに立つ大きな鳥居

「宝登山神社」にお参り

「宝登山神社」にお参り

荒川を船で行く川下りは、
長瀞ライン下りとして知られている。

観光客にも人気だ。駅を降りて踏切を渡り東側へ。商店街を通るとすぐに川へ出られる。そこにはみごとな岩畳が広がっている。雨が降ったあとは小さな滝も見られるらしい。
冬はライン下りは寒そう、と思っていたらコタツのようなものが設置されている船もあるという。足がポカポカした状態で川下りを楽しめるようだ。

だが今回はライン下りではなく、反対の西側へと歩いていこう。

駅前の「長瀞町観光情報館」でマップをもらって出発。駅前通りをまっすぐ歩くと国道140号線の交差点に大きな鳥居が立っている。もうその先は「宝登山神社(ほどさんじんじゃ)」の参道ということだ。まずは神社でウォーキングの安全祈願を含めお参りしよう。神社までは駅から歩いて10分強かかる。目指すはこの先のロープウェイ乗り場だ。
駅前でロープウェイのチケットを購入して、だいたいの距離と時間を聞いた。乗り場までは20分くらいと言われた。神社までも15分くらいと言われていたのだが、意外と早く着いたので、この先もそんなに時間がかからない楽なウォーキングかなと思っていた。

ロープウェイで宝登山山頂に行き
臘梅園と「宝登山神社 奥宮」へ。

・・・・・・考えが甘かった。
いや、チケット売場の人は悪くない。甘い考えをもった自分が悪いのだ。
神社からロープウェイ乗り場まではいきなり坂道になっているのだった。車も通るアスファルトの道で悪路ではないのだが、神社まで鼻歌交じりの軽い気持ちで歩いてきただけに、いきなりの急坂に狼狽してしまった。
半分くらいまで登ったときには、「ここまでロープウェイ引けばいいのに」とさえ思った。
まあそれでも乗り場までは10分かからないくらいで着いたのだが。

ロープウェイで登るのは、標高497mの宝登山。山麓駅から山頂駅までは全長832mで、ばんび号ともんきー号の2台のゴンドラがつるべ式に繫がっていて、2駅を往復している。運転時間は片道約5分だ。
運転中はスタッフまたは録音テープで宝登山の歴史などを解説してくれる。

宝登山ロープウェイの山麓駅

宝登山ロープウェイの山麓駅

もんきー号に乗って5分で山頂へ

もんきー号に乗って5分で山頂へ

山頂の「西ろうばい園」。ロウバイの花は見どころ写真参照

山頂の「西ろうばい園」。ロウバイの花は見どころ写真参照

山頂から望む秩父連山など。しばし鑑賞タイム

山頂から望む秩父連山など。しばし鑑賞タイム

宝登山山頂に到着

宝登山山頂に到着

「宝登山神社 奥宮」

「宝登山神社 奥宮」

山頂駅近くから秩父の町と「武甲山」「両神山」、
秩父連山を眺めて、ウォーキングスタート。

臘梅(ロウバイ)や梅、ツツジ、シャクナゲ、寒桜など四季折々の花が植栽されている山頂は、1年中楽しめるといわれている。
12月下旬から2月下旬にはロウバイが開花する臘梅園がおすすめだ。

まだ寒い時期に儚げな黄色い花を凜と咲かせるロウバイ。山頂には約500株(約2000本)が咲き誇る。「和臘梅」「素心(そしん)」「満月」という3品種が植栽されている。
ロウバイは梅の字が入っているが、梅の仲間ではない。
名前の由来は花が蝋細工のように美しいからという説や、臘月(陰暦の「師走」の別称)に咲く梅に似た花からという説がある。
確かに透き通るような花びらは薄い蝋のようでとても美しい。
2月は蕾もすっかり開いて濃厚な甘い香りで山頂を満たしてくれることだろう。

2月上旬から3月下旬の間には、梅百花園の470本の梅が開花。山肌を鮮やかな紅白に染め、梅の香りが広がる。

東と西の臘梅園を抜けると宝登山の山頂に出る。そこから来た道とは違う下り坂を進むと、宝登山神社の奥宮にたどり着く。正面からではなく横の道からひょいと出てきてしまったようで申し訳ないが、そのご無礼も含めふたたびお参り。焚き火をしている売店の横を通り石段を降りる。石段の下の道を右へ行くと山頂駅、左へ行くと「宝登山小動物公園」がある。

山頂にある「宝登山小動物公園」をひとまわり。

1960年(昭和35年)に「野猿公園」としてオープンした山頂の動物園「宝登山小動物公園」。
当初はニホンザルとホンシュウジカがメインだったが、現在はラマ、ヤギ、ミニブタ、ウサギなどが見られる。エサをあげる触れ合い体験もできる。
園内は山頂にある動物園ということもあり、しっかり整備されているわけではないが、それが逆に自然のなかにいる動物たちという演出になっているようでもある。
園内は高低差があり、入り組んでいるため、少しだけ戻る道がわからなくなってしまった。結局来た道を戻ることになるのだが。

「宝登山小動物公園」から山頂駅までは歩いて約7分ほど。


ロープウェイは30分に1本運行されているのだが、駅に戻ってきた人が多い場合は臨時運転をしてくれる場合もある。
山麓駅まで戻り、今度は下り坂を歩いた。
宝登山神社の参道まで戻り、ここで昼食。

「宝登山小動物公園」。動物たちは見どころ写真参照

「宝登山小動物公園」。動物たちは見どころ写真参照

「ガーデンハウス有隣」

「ガーデンハウス有隣」

「有隣倶楽部」

「有隣倶楽部」

「ろうばい御膳」。詳しくは見どころ写真参照

「ろうばい御膳」。詳しくは見どころ写真参照

山を下りたらおいしい懐石料理をいただこう。

秩父鉄道が運営する「有隣倶楽部」と「ガーデンハウス有隣」がある。
「ガーデンハウス有隣」は夏は流しそうめん、冬はおっきりこみうどんなどの名物がリーズナブルな価格でいただける。長瀞名物のひとつ「みそポテト」(210円)も人気が高い。
隣の「有隣倶楽部」は日本建築の落ち着いた雰囲気で、秩父の食材をふんだんに使った高級感溢れる創作懐石料理が楽しめる。
鮎の塩焼きをメインにした「あゆ姫」(1890円)、旬の食材とこだわりの豆腐を使ったヘルシーな「絹ひめ」(1260円)、ごま豆腐やトロサーモンなどを使った「瀞里姫」(1470円)が定番メニューだ。

ほかに季節限定の〈旬の膳〉がある。
冬季限定の「ろうばい御膳」(1680円)を紹介しよう。
長瀞こんにゃくピリ辛煮とかぼちゃの白和えの小鉢、秩父きのこの天ぷら、鶏と豆腐の塩糀鍋豆乳仕立て、五目炊き込みご飯、秩父味噌の赤出汁、柚子ゼリーの懐石料理だ。
どれも無駄のない料理でホッとする味が堪能できる。もちろん満腹になれる。
ウォーキングの疲れの8割はここで癒せたような気がした。 写真・文/猫拾 ブミ

見どころを写真で紹介

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