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春日部駅周辺の宿場町ウォークで町の一部を紹介 イメージ

2014年2月 更新

日光街道の宿場町粕壁(埼玉県春日部市)を散歩

春日部駅周辺の宿場町ウォークで町の一部を紹介

ぷらっとかすかべ・アクシス春日部・郷土資料館・古利根公園橋・ヤマヤ
埼玉県春日部市/最寄り駅:東武スカイツリーライン・東武野田線
(東武アーバンパークライン)春日部駅

江戸時代の五街道のひとつ、日光街道にある粕壁宿は、江戸日本橋から数えて4番目の宿場町。さまざまな歴史遺産が残る春日部市の一部をウォーキング。春日部市は、今回紹介するスポット以外もまだまだたくさん見どころがある町だ。

浅草駅から東武スカイツリーラインで50分かからずに行ける春日部駅は、埼玉県東部に位置している。

特急スペーシアも停まる駅で、東武野田線も交差している。埼玉県の大宮駅と千葉県の船橋駅を結ぶ東武野田線は2014年4月から東武アーバンパークラインという愛称がつけられ、より沿線住民に親しまれる路線となりそうだ。

春日部はもともと「粕壁」と表記される日光街道の宿場町として栄えていた。粕壁の地名は現在も残っている。
いくつかのアニメの舞台になっていたり、著名人の出身地としても知られている春日部だが、今回は、もと宿場町をウォーキングして歴史に触れながら特産品、民芸品、そしてB級グルメを紹介していこう。アニメの舞台になっている場所などは行かないのであしからず。

乗降客数が多い春日部駅。歴史ある街道をウォーキング

乗降客数が多い春日部駅。歴史ある街道をウォーキング

「ぷらっとかすかべ」

「ぷらっとかすかべ」

加藤楸邨旧居跡の標識

加藤楸邨旧居跡の標識

駅の東側へ出てみる。

メインの通りをまっすぐ行くと、すぐに「春日部情報発信館 ぷらっとかすかべ」がある。まずはここで情報収集することをおすすめする。
マップもあるし、わからないことはスタッフに聞けば丁寧に教えてくれるはず。陽気がいい日はレンタサイクルもあるので、サイクリングもいい。
館内では特産品も売られている。

「ぷらっとかすかべ」から東に少し行くと、俳人の加藤楸邨(かとうしゅうそん)が住んでいたという標識があった。現代俳句を代表する俳人で、芭蕉研究などの著書も残している。

その加藤楸邨旧居跡標識の近くに不思議の国のアリスに出てくるようなウサギの彫刻があった。
春日部市は平成に入ったころから「彫刻のあるまちづくり」を推進。町のさまざまな場所に彫刻が設置されているのだ。これもウォーキングの楽しみのひとつになるだろう。

さらに道を東に進むと、大きな建物がある。
「商工振興センター アクシス春日部」だ。

商工会議所がある施設で、地元の行事や会議なども行われている。1階には特産品販売コーナーもある。
江戸時代、日光東照宮を建造するために多くの職人が春日部に滞在。周辺で採れる桐を使ってさまざまなものを作った。桐箪笥は春日部の特産品となったのだ。
現在も桐を使った製品がたくさんあり、ここ「アクシス春日部」でも販売されている。小物も多いのでちょっとしたお土産にピッタリかもしれない。

また、春日部市牛島には弘法大師が植えたともいわれている国指定特別天然記念保存木となっている樹齢1200余年の藤があり、こちらも観光名所となっている。
春日部といえば藤・・・・・・ということで藤色をしたうどん「藤うどん」も売られている。これはアヤムラサキイモを粉にして絶妙な割合で練り込むことによって完成したもので、色を楽しめるだけでなくコシと喉ごしも一級品のうどんだ。
さらに牛島の藤の花から採取した酵母を使った焼酎「藤之彩(ふじのいろどり)」も販売されている。米・麦・芋がありそれぞれ25度で1150円。
いろいろあって迷ってしまうのだが、先へ進もう。

「アクシス春日部」

「アクシス春日部」

「アクシス春日部」でも売られている藤うどん

「アクシス春日部」でも売られている藤うどん

各種焼酎が揃った「藤之彩」

各種焼酎が揃った「藤之彩」

「春日部市教育センター」

「春日部市教育センター」

無料で楽しめる「郷土資料館」は
勉強にもなるし懐かしさも感じられる。

さらに道を先へ進むと春日部市教育センターがあり、そのなかに「春日部市郷土資料館」がある。展示室は無料で見られる。
縄文土器からはじまり徐々に時代が進む展示は、楽しみながら学べるもので、大人から子どもまでが理解しやすいように作られている。
ビデオ解説コーナーもあり、その横には江戸時代の粕壁宿を200分の1で再現した模型がある。精巧で視線を低くすると江戸時代へタイムスリップしたような気持ちになれるかもしれない。
展示は昭和まで進み、1964年(昭和39年)の東京オリンピックに関する展示品やおもちゃ、生活様式などが見られる。世代によっては懐かしさも感じられるだろう。

「春日部市郷土資料館」を出てさらに東へ向かうと、
「八坂神社」がある。

国道4号線とかすかべ大通り(旧日光街道)が交差するところの近くで、意外と交通量が多く、ちょっと神社に申し訳ない気持ちになる。しかしきっと昔もたくさんの人の往来があり、賑やかな通りを見つめていたのだろう。
「八坂神社」は牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)という別名もあり粕壁宿の市神(いちがみ=市場の守護をする神)として祀られていた。この神社の祭礼が現在の春日部夏祭りの起源となった。

そこからかすかべ大通りを西へ進むと「東陽寺」がある。
1689年(元禄2年)、松尾芭蕉は「奥の細道」紀行で日光街道を歩いた。そのとき粕壁宿に泊まったといわれている。ただし宿泊場所は諸説あり、解明されてはいない。ここ「東陽寺」も泊まったという説が残っているようだ。句の一文が碑に残されている。

「八坂神社」

「八坂神社」

「東陽寺」

「東陽寺」

大落古利根川。いまや高層マンションが川面に映る

大落古利根川。いまや高層マンションが川面に映る

いまも残る「粕壁」の地名

いまも残る「粕壁」の地名

桜の季節にも歩きたい大落古利根川沿い
大きなイヌグスの木と江戸の道しるべを見る。

かすかべ大通りを西へ戻ってから右折、北へ向かうと大落古利根川へ出る。排水路となっている静かな川だ。遊歩道があり春は桜並木が綺麗な散歩道となる。
川沿いを西へ向かって歩く。
少し行くと道から大きな木が見える。ここは碇神社で、その大きな木は推定樹齢600年以上といわれるイヌグスの木だ。珍しい南方系の木で県指定の天然記念物となっている。江戸時代には船着き場の目印となっていたらしい。

川沿いを少し進んだら左折してかすかべ大通りに戻る。
旧商家東屋田村本店前に古い道しるべがあるので見ていこう。1834年のものといわれていて、日光・岩槻・江戸の三方面の方角が石に刻まれている。

少し西に進んでまた大落古利根川へと戻ってみよう。

春日部市の歴史にもっと触れたいけど、
この日はB級グルメでウォーキング終了。

川に架かる大きな橋の上に公園がある。「古利根公園橋」だ。
シラコバトをデザインした風見鶏と麦わら帽子をイメージしたというアーチがある、光と風をテーマにした橋上公園。お母さんと小さな子どもが遊びながら散歩をしていた。
この公園のなかや周囲にも彫刻がたくさんある。ゆっくり見てまわるのも楽しいだろう。

ここから西へ向かい左折して南西へ。商店街を通って東武線の線路が見えてきたら左折して駅の方へ向かう。

古利根公園橋

古利根公園橋

「和風居酒屋・お食事処 ヤマヤ」

「和風居酒屋・お食事処 ヤマヤ」

ウォーキングの締めは、やはりご飯。

春日部といえば・・・・・・といわれて誰もがすぐに思い浮かべるという自信はないが、ご当地B級グルメがあるのだ。
その名も「春日部やきそば」。
B級グルメの焼きそばなんてほかにもたくさんあるのに・・・・・・と思うなかれ、ちゃんとコンセプトと定義があるのだ。
春日部市の花である藤をイメージした紫色のしそふりかけをトッピングするさっぱりとしたあんかけ焼きそばなのだ。

ちょうど駅の手前にある「和風居酒屋・お食事処 ヤマヤ」でも公認の「春日部やきそば」が食べられるとのことなので、いただいて終了しよう。
「春日部やきそば」の定義は、
一.必ずや「焼きめん」を使うべし。
一.必ずや「あんかけやきそば」であるべし。
一.必ずや「しそふりかけ」をかけるべし。
一.そして必ずや「春日部商工会議所青年部」の承認を得るべし。
というもの。
これを守っていれば各店でのアレンジは許されるという。

「和風居酒屋・お食事処 ヤマヤ」の「春日部やきそば」はアツアツでポテトサラダつき650円。
「あれ? 酢が入っている?」と思ったが、それはふりかけのゆかりの味だったようだ。野菜がしっかり入っていておすすめできる。

この「春日部やきそば」が食べられる店の情報も「ぷらっとかすかべ」で入手可能。そして実は「アクシス春日部」には「春日部やきそば」のマスコットキャラクターも展示されていたのだった。
「とろ★りん」。

見どころ写真参照・・・・・・髪の毛は麺だって。かわ・・・・・・いい? 写真・文/猫拾 ブミ

見どころを写真で紹介

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