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日光からいろは坂を越えて奥日光「湯元」へ【後篇】 イメージ

2012年03月 更新

冬だってハイキング!スノーシューで雪山登り

日光からいろは坂を越えて奥日光「湯元」へ 後篇

東武日光駅周辺・奥日光湯元
栃木県日光市湯元温泉/最寄り駅:東武日光線 東武日光駅

1mも降り積もった雪の上を歩ける!?
そんな楽しそうなハイキングができるなんて知らなかった。と、勇んで出かけてみたものの・・・・・・。雪に慣れていないハイカーの顛末やいかに。
おいしいものの紹介や、伝統工芸体験もがんばってきました。

※こちらは『日光からいろは坂を越えて奥日光「湯元」へ【前篇】』の続きです。

エピローグ
諦めきれない日光彫体験へ

東武バスで東武日光駅まで戻った。
すでに夕暮れどきなのでそのまま帰ってもよかったのだが、日光彫りを体験したい欲がむくむくと沸いてきてしまった。これから「木彫りの里工芸センター」へ行っても体験はできない。そこで思い出したのが、あの丸美のバス停近くにあった五十嵐漆器のお店だ。駅近くで体験ができると、あの優しいおばちゃんが言っていた。
お店はすぐに見つかった。
時刻はすでに16時。体験は1時間半くらいかかる。お店の営業時間は17時まで。店員さんが躊躇しているので、「がんばって急いで作ります」とお願いした。
どれだけクリエイティブ欲が膨らんでいたのか。

2日目の東武日光駅。見どころ写真にある1日目と比べると天気の変化が如実に

2日目の東武日光駅。見どころ写真にある1日目と比べると天気の変化が如実に

「五十嵐漆器」。日光彫りのひっかき刀の使い方を習う。手前に引いて彫るのだ

「五十嵐漆器」。日光彫りのひっかき刀の使い方を習う。手前に引いて彫るのだ

「五十嵐漆器」。この角の付いた彫刻刀が、ひっかき刀。練習した板の稲妻みたいな傷が、真っ直ぐに彫ろうとしてガギガギに曲がってしまったもの。予想以上に難しい

「五十嵐漆器」。この角の付いた彫刻刀が、ひっかき刀。練習した板の稲妻みたいな傷が、真っ直ぐに彫ろうとしてガギガギに曲がってしまったもの。予想以上に難しい

「五十嵐漆器」。おもむろに彫りだした社長さん

「五十嵐漆器」。おもむろに彫りだした社長さん

「五十嵐漆器」。3分くらいでみごとな華厳の滝が彫り上がった。職人である

「五十嵐漆器」。3分くらいでみごとな華厳の滝が彫り上がった。職人である

「五十嵐漆器」。そしてこちらも完成した。・・・・・・うそです。これはお店に飾られている職人さんの作品。

「五十嵐漆器」。そしてこちらも完成した。・・・・・・うそです。これはお店に飾られている職人さんの作品。体験チャレンジの完成品は、見どころ写真にあり

絵柄は決めていた。龍だ。

サンプルもあったのだが、オリジナルを作ると決めていた。
手順としては、まず紙に下絵を描く。次に丸盆の上にカーボン紙を置き、その上から下絵をなぞる。これで盆に絵柄が写る。それを彫っていけばいいのだ。
しかし、その前に彫り方を習わねば。

日光彫りの大きな特徴は、鎌倉彫のように丸刀などを前に押しながら彫るのではなく、“ひっかき刀”という角の付いた刃で手前に引いて彫っていく点だ。
やってみると、これがなかなか難しい。左手を添えて刃を誘導するらしいのだが、直線が彫れない。
それでも時間がないので、彫りはじめた。
・・・・・・クリエイティブ欲がみるみるうちにしぼんでいくくらい、うまく彫れない。もう閉店時間も過ぎているので「急がなければ」という思いと、「もうイヤ」という気持ちで彫っていた。彫り方を教えてくれた女性は、「上手です。グーですよ」と言ってくれる。慰めだということはわかっている。
すると、向かいの椅子に男性が座った。
「龍を彫っているのか」
と言ったかと思うと、やおら彫り出した。見事な手さばきで華厳の滝が彫られていく。締めには「日光」の文字を毛筆のような書体で彫り上げた。
あっけにとられていると、女性が、「社長です」と紹介。社長は彫り上げた華厳の滝を、「これやるよ」と言って去っていった。かっこいい。
ここでは、製造所で作られたものに、社長をはじめとした10人ほどの職人が絵柄を彫っているとのことだった。

自分の彫りを再開。ようやく直線も曲線もうまく彫れるようになってきたと感じたのは、ほぼ彫り終わるころだった。

スノーシューも日光彫りも、「2度目はもっとうまくできるはず」と自分を納得させながら、帰りもリニューアルされた特急スペーシアきぬ号に乗り込んだ。 写真・文/はるやまひろぶみ

見どころを写真で紹介

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