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歴史と戦国ロマンのハイキング 【後篇】 イメージ

2010年9月 更新

東上線で気軽に訪れる

東上線で気軽に訪れる、歴史と戦国ロマンのハイキング 後篇

吉見百穴・埼玉県比企郡吉見町/最寄り駅:東松山駅

東武東上線池袋駅から1時間で行ける、古墳時代より存在する吉見町のミステリーエリア。東松山駅からも徒歩26分で行ける手軽なハイキングコースとしてご利用頂けます。吉見百穴とは、凝灰岩という石の壁面に多数の穴が空いている巨大な岩山で、古代人の墓、コロポックル(アイヌ語で小人)の住居など、諸説語られています。

空気がきれいな田園風景が広がる吉見町。

駅を降りてまっすぐ進むと田園風景と共にこんもり盛り上がった森のようなエリアが見えてきます。自然豊かな小川を越えて道路標識に沿って進むと、そこには今回の目的地である吉見百穴が。
異様なまでに穴が掘られた岩山は「横穴墓」という古代人のお墓であった説が濃厚だそうです。
珍しいのは、土や岩を積む一般的な古墳に対して、横穴で岩(厳密には凝灰質砂岩という)を掘削して作り、緑泥片岩という岩を切り出し、扉で塞ぐ形であったということ。つまり、土に還った死者の墓を追葬というかたちで利用していたことが見受けられます。

吉見百穴。大きな岩山に無数の穴が開いているミステリーエリア

吉見百穴。大きな岩山に無数の穴が開いているミステリーエリア

軍用に掘削された洞窟、岩肌が独特の雰囲気を醸し出す

軍用に掘削された洞窟、岩肌が独特の雰囲気を醸し出す

ミステリアスな遺跡や城址

その後、大正十二年に国の史跡として指定され、保護されるも戦時中は地下軍需工場として利用されました。今でも正面には軍需用の大きな入り口があり、素堀の三本の大きな通路に入る事が出来ます。
ボコボコとした内部は独特の雰囲気から、特撮ヒーローやミュージシャンなどの撮影現場にも利用され、多くの人々に愛される史跡となっています。
また最低部の横穴には、かすかに光を発するヒカリゴケが自生していて、関東平野でヒカリゴケが自生している箇所は非常に貴重であり、これは天然記念物に指定されています。
施設内には資料館などもあり、出土品や約120年前に調査に来た当時の資料なども見受けられる。ちなみに穴の名前の由来ですが、実際には219個の穴が確認されており、百穴の意味は「沢山ある穴」という比喩で使われていたようです。
そろそろ季節も落ち着いてくる頃、ミステリアスな遺跡や城址でゆったりとした週末を満喫してみてはいかがですか。 写真/文 万本將孝

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