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ハイキング体験レポート

四津山神社ハイキング

2016年1月 更新

古墳、城跡、街道跡を巡る里山歩き

四津山神社ハイキング

埼玉県小川町/最寄り駅:東武東上線小川町駅

 いにしえの古墳、城跡、そして街道跡……。
「武蔵野の小京都」と呼ばれる小川町の里山を楽しみながら、この地の知られざる歴史を訪ね歩いてみよう。

今回体験したコース

★☆☆☆

自然ハイキング

四津山神社コース

タウンウォーキング コースマップ ナビ

使い方

  • 地図の移動:地図上でクリックしたまま動かす。
  • 案内を見る:数字のポイントをクリックすると、案内が表示されます。
四津山神社コース 地図
  • 01
    「行人塚古墳」と記された指導標。今回のコースはここからスタート

    「行人塚古墳」と記された指導標。今回のコースはここからスタート

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  • 02
    行人塚古墳。平成の調査で近世のものであることが判明。そのためか現地の表記は「行人塚塚群」

    行人塚古墳。平成の調査で近世のものであることが判明。そのためか現地の表記は「行人塚塚群」

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  • 03
    小川町総合運動場。ここで道を間違えないように注意

    小川町総合運動場。ここで道を間違えないように注意

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  • 04
    古くからの道なのだろう。道沿いにはいくつもの庚申塔が見られた

    古くからの道なのだろう。道沿いにはいくつもの庚申塔が見られた

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  • 05
    畑と小川に挟まれた、いかにも里山歩きといった赴きの農道

    畑と小川に挟まれた、いかにも里山歩きといった赴きの農道

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  • 06
    四津山神社入り口。ここから神殿までは坂道と石の階段が続く

    四津山神社入り口。ここから神殿までは坂道と石の階段が続く

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  • 07
    四津山の山腹に祀られていた不動明王。破損したのだろうか、剣がステンレス製のものになっているのがちょっとコワイ

    四津山の山腹に祀られていた不動明王。破損したのだろうか、剣がステンレス製のものになっているのがちょっとコワイ

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  • 08
    四津山の山頂からは秩父の峰々が遠望できた

    四津山の山頂からは秩父の峰々が遠望できた

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  • 09
    この地域はもともと養蚕が盛んだった。その名残か、ときどき桑畑を目にする

    この地域はもともと養蚕が盛んだった。その名残か、ときどき桑畑を目にする

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  • 10
    指導標はこの林の向こうを指示している。ちょっと不安になる

    指導標はこの林の向こうを指示している。ちょっと不安になる

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  • 11
    林のなかにはしっかりとした土道が続いていた

    林のなかにはしっかりとした土道が続いていた

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  • 12
    林を抜けると周囲の風景は一転、のどかな田園となる

    林を抜けると周囲の風景は一転、のどかな田園となる

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  • 13
    諏訪神社奉祀跡。この地が諏訪頼水の領地になったときに、旧領の諏訪から諏訪神社を勧請した証しだ

    諏訪神社奉祀跡。この地が諏訪頼水の領地になったときに、旧領の諏訪から諏訪神社を勧請した証しだ

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  • 14
    昼なお薄暗い竹林を抜ければ、ゴールはもうすぐだ

    昼なお薄暗い竹林を抜ければ、ゴールはもうすぐだ

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  • 15
    長い参道と白い鳥居がよく目立つ八和田神社

    長い参道と白い鳥居がよく目立つ八和田神社

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  • 16
    ゴールとなる奈良梨のバス停。バスの本数は少ないのであらかじめ計画はしっかりと

    ゴールとなる奈良梨のバス停。バスの本数は少ないのであらかじめ計画はしっかりと

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スタート地点は八和田学校前バス停。東武東上線の小川町駅からバスで10分ちょっとの距離だ。バスを降りたら進行方向に向かって数十メートル歩くと、角に「行人塚古墳」と書かれた指導標があるのでこの道を左へ入る。
ほどなくして現れるのが行人塚古墳。この古墳はこれまで古代の墳墓だと思われてきたのだが、平成に入ってからの調査でもっと最近、江戸時代のものだということが明らかになった。それを証明するように、内部からは江戸時代の通貨である寛永通宝などが発掘されたという。

関連MAPポイント
「行人塚古墳」と記された指導標。今回のコースはここからスタート
01

「行人塚古墳」と記された指導標。今回のコースはここからスタート

行人塚古墳。平成の調査で近世のものであることが判明。そのためか現地の表記は「行人塚塚群」
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行人塚古墳。平成の調査で近世のものであることが判明。そのためか現地の表記は「行人塚塚群」

周囲を杉林に囲まれた行人塚古墳

周囲を杉林に囲まれた行人塚古墳

小川町総合運動場。コース上は、裏手から入って正面入口に抜ける

小川町総合運動場。コース上は、裏手から入って正面入口に抜ける

行人塚古墳からしばらくはのんびりとした道が続く。舗装こそされているものの道は緩やかに曲がりくねり、古い道筋をそのままトレースしているだろうことが推測できる。
車道を2度渡り、坂道を少し登ると目の前に視界が開けたところが小川町総合運動場だ。場内にはテニスコートや野球場が整備され、休日には多くの人で賑わう。運動場内は歩道が縦横に延びていてちょっと方向を見失いやすいが、そんなときはまず管理棟を目指して、その先の階段を下って右へ行けば次の目的地「四津山神社」を示す指導標が立っている。

関連MAPポイント
小川町総合運動場。ここで道を間違えないように注意
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小川町総合運動場。ここで道を間違えないように注意

ここから再び車道を歩くがクルマの通行量は少ない。次の指導標に従って右折し、小川に突き当たったら小川沿いに左へ曲がる。しばらくは右手に小川、左手には畑、そして正面にはこれから目指す四津山神社の山が見えて、まさに里山歩きの真骨頂だ。
小川を橋で渡ってしばらく歩くと、目の前に四津山神社の参道が現れる。ここから山頂までは山歩きだ。といっても、道のほとんどは舗装されているか石段なので、悪路といった雰囲気はない。
四津山神社が建つ四津山は、標高は197メートル足らずなのだが、周囲に連なる山がないいわゆる独立峰なので展望は最高だ。東にはどこまでも広がる関東平野が、西には秩父の峰々が迫っている。四津山神社が建てられたのは明治に入ってからと比較的新しいが、それ以前、中世にはここに高見城という山城があった。現在も郭(土塁などによって構成された区画)の跡が遺っている。

関連MAPポイント
畑と小川に挟まれた、いかにも里山歩きといった赴きの農道
05

畑と小川に挟まれた、いかにも里山歩きといった赴きの農道

四津山神社入り口。ここから神殿までは坂道と石の階段が続く
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四津山神社入り口。ここから神殿までは坂道と石の階段が続く

四津山の山頂からは秩父の峰々が遠望できた
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四津山の山頂からは秩父の峰々が遠望できた

四津山神社の参道。鬱蒼と茂った樹林の間を登っていく

四津山神社の参道。鬱蒼と茂った樹林の間を登っていく

永昌寺大松跡。大松自体はすでになく、石碑のみが残る

永昌寺大松跡。大松自体はすでになく、石碑のみが残る

頂上からの展望を満喫したら、参道を下って先へ進もう。途中に現れる永昌寺大松跡には、過去には県の天然記念物にも指定されていた大きな松があったのだが、残念ながら昭和後期に枯れてしまい、現在は石碑のみが残っている。

この先は次第に道が細くなり、ついには行く手が草むらに覆われるようになる。こんなところを行けるのだろうかとちょっと心配になるが、指導標はしっかりそちらの方向を指し示しているので、勇気を持って進むと、すぐ先には登山道のような土道が続いている。そしてその土道に併走するように掘割状の地形が続いており、これがいにしえの鎌倉街道跡なのだそうだ。現在は下草や木々に覆われてしまっているが、過去には関東武士たちがここを辿って鎌倉を目指したのかと思うと感慨深いものがある。

関連MAPポイント
指導標はこの林の向こうを指示している。ちょっと不安になる
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指導標はこの林の向こうを指示している。ちょっと不安になる

林のなかにはしっかりとした土道が続いていた
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林のなかにはしっかりとした土道が続いていた

かろうじて道型が判別できる鎌倉街道跡

かろうじて道型が判別できる鎌倉街道跡

八和田神社の大杉。樹齢800年とあって、樹幹の存在感は迫力あり

八和田神社の大杉。樹齢800年とあって、樹幹の存在感は迫力あり

ここからは畑のなかの農道を抜け、諏訪神社奉祀跡を過ぎると道はまた土道になる。やがて眼前に現れる竹林を抜けると、突然、クルマの往来が多い街道に飛び出して、それまでののんびりした雰囲気は終わりを迎える。ここまで来れば八和田神社、そしてゴールの奈良梨バス停は眼と鼻の先だ。ちなみに八和田神社にある大杉は小川町の天然記念物に指定されている。推定樹齢800年とのことなので、鎌倉時代からこの地を見守っていたことになる。 写真・文/佐藤 徹也

関連MAPポイント
諏訪神社奉祀跡。この地が諏訪頼水の領地になったときに、旧領の諏訪から諏訪神社を勧請した証しだ
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諏訪神社奉祀跡。この地が諏訪頼水の領地になったときに、旧領の諏訪から諏訪神社を勧請した証しだ

昼なお薄暗い竹林を抜ければ、ゴールはもうすぐだ
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昼なお薄暗い竹林を抜ければ、ゴールはもうすぐだ

長い参道と白い鳥居がよく目立つ八和田神社
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長い参道と白い鳥居がよく目立つ八和田神社

ゴールとなる奈良梨のバス停。バスの本数は少ないのであらかじめ計画はしっかりと
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ゴールとなる奈良梨のバス停。バスの本数は少ないのであらかじめ計画はしっかりと

交通情報

最寄り駅の小川町駅までは、池袋駅から東武東上線の快速利用で約1時間10分。スタート地点の八和田学校前バス停までは、小川町駅から国際十王バスの熊谷駅行きで約12分。ゴールの奈良梨バス停からは、同じく国際十王バスで小川町駅まで約13分。バスの本数は2時間に1~2本と少ないので、スケジュールはしっかり立てておきたい。

交通情報イラスト

アドバイス

本コースは指導標がしっかり整備されており、指導標通りに進めばまず迷うことはないだろう。逆に指導標を見失ったときは、コースを外れている可能性が高いので、最後に出合った指導標まで戻ろう。スタート地点付近には食料品店などはない。飲食物は小川町駅前のコンビニで手に入れておきたい。小川町駅界隈は街の規模にしては食堂などが多く、「割烹旅館二葉」や「女郎鰻 割烹 福助」など、遠方から足を運んでくるような有名店もあるので、小川町駅まで戻ってから食事というのもお勧めだ。コース上のトイレは小川町総合運動場と四津山神社の2ヶ所。
2015年12月踏査。

アドバイスイラスト

コース地図の印刷や、移動時間の情報など

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