東武鉄道沿線ハイキング・ウォーキング・
トレッキング情報

ハイキング体験レポート

栃木タウンウォーキング

2016年11月 更新

北関東随一の「蔵の街」を散策する

栃木タウンウォーキング

栃木県栃木市/最寄り駅:東武日光線栃木駅

日光東照宮を目指す朝廷の勅使が通った「例幣使街道」の宿場町として、そして舟運による江戸との交易によっておおいに栄え、「蔵の街」となった面影を今も多く残す栃木の街並みを歩いてみよう。

今回体験したコース

タウンウォーキング

栃木|ハイキング&ウォーキング

タウンウォーキング コースマップ ナビ

使い方

  • 地図の移動:地図上でクリックしたまま動かす。
  • 案内を見る:数字のポイントをクリックすると、案内が表示されます。
栃木|ハイキング&ウォーキング 地図
  • 01
    まずは栃木駅北口を出て、「巴波川方面」へ

    まずは栃木駅北口を出て、「巴波川方面」へ

    ×
  • 02
    「蔵の街遊歩道」の看板が見えたら右へ入る

    「蔵の街遊歩道」の看板が見えたら右へ入る

    ×
  • 03
    瀬戸河原橋を渡って「うずま公園」を抜ける

    瀬戸河原橋を渡って「うずま公園」を抜ける

    ×
  • 04
    巴波川の流れと、塚田歴史伝説館の黒い板壁が美しいコントラストを見せる

    巴波川の流れと、塚田歴史伝説館の黒い板壁が美しいコントラストを見せる

    ×
  • 05
    県庁堀の指導標が出たら、巴波川から離れて左へ向かう

    県庁堀の指導標が出たら、巴波川から離れて左へ向かう

    ×
  • 06
    県庁堀沿いを途中まで歩いたら、この交差点を右へ

    県庁堀沿いを途中まで歩いたら、この交差点を右へ

    ×
  • 07
    道を左にそれて小さな橋を渡る

    道を左にそれて小さな橋を渡る

    ×
  • 08
    入口に「日光例幣使街道」の石標が立っている道を入っていく

    入口に「日光例幣使街道」の石標が立っている道を入っていく

    ×
  • 09
    日光例幣使街道沿いには現役で使われている蔵造りが連なる

    日光例幣使街道沿いには現役で使われている蔵造りが連なる

    ×
  • 10
    「例幣使通り交差点」に出たら右折

    「例幣使通り交差点」に出たら右折

    ×
  • 11
    不思議と空が広く見えるこの通りには、理由があった

    不思議と空が広く見えるこの通りには、理由があった

    ×
  • 12
    最近はすっかり見かけることが少なくなった「荒物店」も健在

    最近はすっかり見かけることが少なくなった「荒物店」も健在

    ×
  • 13
    最後にもう一度、巴波川を渡ればゴールの栃木駅はまもなくだ

    最後にもう一度、巴波川を渡ればゴールの栃木駅はまもなくだ

    ×

栃木駅北口が今回歩くコースの起点だ。まずは、駅前にある指導標が示す「巴波川方面」に向かって歩きだそう。ちなみにこの巴波川の読みかたは「うずまがわ」。知らなければおよそ読めない名前だが、この川は今回のコースでもたびたび登場するので、ぜひ憶えておこう。

関連MAPポイント
まずは栃木駅北口を出て、「巴波川方面」へ
01

まずは栃木駅北口を出て、「巴波川方面」へ

ハイキング体験レポート本文 挿絵
栃木市を縦断して流れる巴波川。

栃木市を縦断して流れる巴波川。和船の遊覧船も運航されている

駅前から北西に向かって延びる道を辿っていくと、やがて「蔵の街遊歩道」という大きな看板が現れる。この看板に沿って右手に入るとすぐに巴波川と併走するようになる。巴波川には数多くの鯉が悠然と群れ泳いでいて、思わず立ち止まって眺めてしまうところだ。

関連MAPポイント
「蔵の街遊歩道」の看板が見えたら右へ入る
02

「蔵の街遊歩道」の看板が見えたら右へ入る

そこから二度ほど橋で巴波川を渡り、うずま公園を抜けて左折。再び巴波川と合流すると、川沿いに延々と黒壁が延びているのが壮観だ。この壁は江戸後期に木材回漕問屋を営んでいた豪商・塚田家のもので、塚田家の建物は現在「塚田歴史伝説館」として公開されている。内部には銘木や当時の家具が展示され、また「巴波川悲話」を演じるからくり芝居や、都々逸を奏でる「三味線ばあさんロボット」など、ユニークな展示も多い。

関連MAPポイント
瀬戸河原橋を渡って「うずま公園」を抜ける
03

瀬戸河原橋を渡って「うずま公園」を抜ける

巴波川の流れと、塚田歴史伝説館の黒い板壁が美しいコントラストを見せる
04

巴波川の流れと、塚田歴史伝説館の黒い板壁が美しいコントラストを見せる

塚田歴史伝説館

塚田歴史伝説館。もともとは巴波川沿いの豪商の家屋だ

江戸時代、塚田家は木材回漕問屋だった

江戸時代、塚田家は木材回漕問屋だった。今では入手困難な銘木も展示されている

三味線ばあさんロボット

これが「三味線ばあさんロボット」。まぶたの動きなどはかなりリアル。ちなみに脇で聴き入っているおじさんも人形だ

長栄軒のラーメン

夕顔麺を使用した長栄軒のラーメン。独特の食感が楽しい

塚田歴史伝説館からは再び巴波川沿いを歩いていくが、途中の川端にあるラーメン屋の軒先で興味深いメニューを発見した。メニューの名前は「夕顔麺」。ユウガオの麺? 時間もちょうど正午を過ぎたところなので寄ってみることにする。
そもそも夕顔麺とはなんぞや。お店のかたに尋ねてみると、夕顔麺というのはラーメンの麺に夕顔の実の粉を練り込んだものだそう。夕顔というのは、巻寿司の具などによく使われるかんぴょうの原料だ。栃木はかんぴょうの一大生産地であることから、これを利用したご当地グルメとして開発されたとのこと。

こちらの「長栄軒」では何種類ものラーメンがメニューに並ぶが、そのどれにも夕顔麺を用いているというので、ここはひとつシンプルに「ラーメン(正油味)」を注文する。待つことしばし。テーブルに供せられたラーメンは、昔ながらの正当派ラーメンだ。上に載せられた鳴門巻きがうれしい。肝心の夕顔麺はといえば、普通の麺にくらべてプルプルとした食感が強いのが特徴で、それに伴ってツルツル、シコシコとしたのど越しも楽しい。夕顔ラーメンを提供する店は、ここ以外にも栃木市内に10軒以上あるそうなので、それぞれの店を食べくらべてみたくなる。

さて空腹も満たしたところで街歩き再開。巴波川沿いを横山郷土館の先まで歩くと、その先に「県庁堀」と書かれた指導標があるので、それにしたがって左折。ほどなくすると栃木市役所別館の見事な洋風建築が現れる。これは旧栃木町役場庁舎として建てられたもので、国の登録有形文化財にも指定されている。そしてこの栃木市役所別館の正面に向かって延びているのが県庁堀。栃木市は明治17年まで栃木県の県庁所在地であり、この堀は当時の県庁を囲むように掘られていたものだ。

関連MAPポイント
県庁堀の指導標が出たら、巴波川から離れて左へ向かう
05

県庁堀の指導標が出たら、巴波川から離れて左へ向かう

横山郷土館

こちらは横山郷土館。明治時代の麻問屋と銀行を営む豪商だった。当時の帳場の様子などが再現されている

栃木市役所別館

立派な洋風建築は栃木市役所別館。大正10年竣工

県庁堀

真っ直ぐに延びる県庁堀。もともとこの場所にあった栃木県庁の名残だ

味噌屋「油伝味噌」

日光例幣使街道沿いにある味噌屋「油伝味噌」。ここの味噌田楽はいつも大人気

県庁堀に沿ってしばらく歩いたところで今度は右折。大川橋という名の小さな橋を渡って道なりに進み、広い車道に出たら右に入ってすぐに左折する。この道は入口に「日光例幣使街道」と彫られた石標があることからもわかるように、日光東照宮へ毎年参行する朝廷からの勅使が通った旧道だ。道沿いには旧代官屋敷である岡田記念館をはじめ、多くの蔵屋敷が残っている。緩やかにカーブを描く道筋も、いかにも昔ながらの道の面影を感じさせてくれる。

関連MAPポイント
県庁堀沿いを途中まで歩いたら、この交差点を右へ
06

県庁堀沿いを途中まで歩いたら、この交差点を右へ

道を左にそれて小さな橋を渡る
07

道を左にそれて小さな橋を渡る

入口に「日光例幣使街道」の石標が立っている道を入っていく
08

入口に「日光例幣使街道」の石標が立っている道を入っていく

日光例幣使街道沿いには現役で使われている蔵造りが連なる
09

日光例幣使街道沿いには現役で使われている蔵造りが連なる

日光例幣使街道が新栃木駅への車道とぶつかったら右折し、しばらく歩くとスタート地点である栃木駅へ至る広い道と交差するのでそちらに入ろう。この道は2年に一度開催される「とちぎ秋まつり」の舞台となる道で、祭りの夜は数多くの山車(だし)がこの通りをねり歩き、大いに盛り上がるという。2年に一度のチャンスに来られなかった人は、この通り沿いにある「とちぎ山車会館」に寄ってみよう。ここには本物の山車が展示されているだけではなく、祭り当日の興奮を伝えるショートフィルムも上映している。

関連MAPポイント
「例幣使通り交差点」に出たら右折
10

「例幣使通り交差点」に出たら右折

とちぎ山車会館

とちぎ山車会館。2年に一度だけの「とちぎ秋まつり」の興奮を体験できる施設

とちぎ山車会館に隣接する「とちぎ蔵の街美術館」

とちぎ山車会館に隣接する「とちぎ蔵の街美術館」。200年前に建てられた蔵を美術館として再生させている

ハイキング体験レポート本文 挿絵

ちなみにこの道に出たときに妙に空が広く感じたのだが、それは気のせいではなかった。この通りは、山車曳きの邪魔にならないように電線をすべて地下に埋設しているのだった。

関連MAPポイント
不思議と空が広く見えるこの通りには、理由があった
11

不思議と空が広く見えるこの通りには、理由があった

通り沿いには「蔵の街」を名乗るのに相応しく、数多くの蔵造りの建物が並んでいる。昔ながらの商店はもちろん、観光施設やレストランなどに転じたりと、その用途はさまざまだ。郵便局や交番まで蔵造り風に建てられているのには、おもわず微笑んでしまった。

関連MAPポイント
最近はすっかり見かけることが少なくなった「荒物店」も健在
12

最近はすっかり見かけることが少なくなった「荒物店」も健在

今回の街歩きで何度も出合ってきた巴波川をまたもや渡ると、その向こうにはゴールであり、三角屋根が特徴の栃木駅が見えてくる。そこからは駅までのんびり歩いても10分もかからないだろう。

関連MAPポイント
最後にもう一度、巴波川を渡ればゴールの栃木駅はまもなくだ
13

最後にもう一度、巴波川を渡ればゴールの栃木駅はまもなくだ

写真・文/佐藤 徹也

趣の建物

趣のある建物が並び、そしてさまざまに活用されている

蔵造り風の郵便局

郵便局がこんな蔵造り風の建物に

栃木のさまざまな名産品をそろえている「コエド市場」

栃木のさまざまな名産品をそろえている「コエド市場」。お土産を探すのに最適だ

交通情報

スタート&ゴール地点となる栃木駅へは、東武日光線の特急「きぬ」や「けごん」を利用すれば、浅草駅から約1時間10分。北千住駅からなら約1時間。本数は少ないが、JR新宿駅から特急「スペーシアきぬがわ」や「日光」を利用する手もある。その場合は栃木駅まで約1時間15分。

交通情報イラスト

アドバイス

栃木市中心部はコンパクトにさまざまな見どころが集まっており、歩いて回るのにまさにうってつけ。飲食店は今回紹介したコースのあちこちに点在している。トイレは駅構内のほか、駅北口を出てすぐ左手、うずま公園や蔵の街広場、さまざまな観光施設に併設されている。夕顔ラーメンをいただいた長栄軒の営業時間は11~15時、17~20時。月曜日定休。TEL0282-22-1114。
2016年10月踏査。

アドバイスイラスト

コース地図の印刷や、移動時間の情報など

栃木タウンウォーキングコースの概要を見る
pagetop

森林公園駅のハイキング・ウォーキングは電車でハイキングでチェック!関東エリアのハイキングにピッタリなスポットを幅広くご紹介しています。駅からのハイキングコースや日帰りのウォーキングコース、印刷して使えるコースマップもご用意しています。森林公園駅のハイキング・ウォーキングの魅力を知って楽しい休日を!