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ハイキング体験レポート

尾瀬沼一周ハイキング

2016年8月 更新

尾瀬沼をぐるりと巡り、歴史ある山小屋に宿泊する

尾瀬沼一周ハイキング

福島県檜枝岐村、群馬県片品村/最寄り駅:野岩鉄道会津高原尾瀬口駅

唱歌『夏の思い出』で知られる尾瀬、そして日本の自然保護活動発祥の地ともいえる尾瀬。日本人の心の原風景のような山や湿原を眺めながら、尾瀬の魅力をたっぷりと感じてみよう。

今回体験したコース

自然ハイキング

尾瀬コース

自然ハイキング コースマップ ナビ

使い方

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尾瀬コース 地図
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    沼山峠の休憩所。ベンチやトイレのほか、売店もある

    沼山峠の休憩所。ベンチやトイレのほか、売店もある。

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    スタートしてしばらくは登りが続くが、木道が整備されていて歩きやすい

    スタートしてしばらくは登りが続くが、木道が整備されていて歩きやすい。

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    小淵沢田代方面への分岐。ここま直進。ベンチも設置されている

    小淵沢田代方面への分岐。ここま直進。ベンチも設置されている。

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    尾瀬ヶ原方面への分岐。翌日の尾瀬沼一周はこの道を入っていく。今日はビジターセンター方面へ

    尾瀬ヶ原方面への分岐。翌日の尾瀬沼一周はこの道を入っていく。今日はビジターセンター方面へ。

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    長蔵小屋直前にも分岐がある。ここを直進して三平峠方面に向かえばすぐに長蔵小屋だ

    長蔵小屋直前にも分岐がある。ここを直進して三平峠方面に向かえばすぐに長蔵小屋だ。

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    長蔵小屋の斜め向かいにある尾瀬沼ビジターセンター。尾瀬沼を巡る前にのぞいておきたい

    長蔵小屋の斜め向かいにある尾瀬沼ビジターセンター。尾瀬沼を巡る前にのぞいておきたい。

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    指導標が傾いてしまっているが、右は長英新道。燧ヶ岳への登山道だ

    指導標が傾いてしまっているが、右は長英新道。燧ヶ岳への登山道だ。

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    尾瀬ヶ原との分岐。ここは左に入って沼尻経由で尾瀬沼南岸道を目指す

    尾瀬ヶ原との分岐。ここは左に入って沼尻経由で尾瀬沼南岸道を目指す。

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    火災により焼失した沼尻の休憩所だが、トイレだけは復活していた。有料なので小銭を忘れずに

    火災により焼失した沼尻の休憩所だが、トイレだけは復活していた。有料なので小銭を忘れずに。

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    尾瀬沼南岸の道は、一部木道が痛んでいるところがある。そんな場所を通過するときは慎重に

    尾瀬沼南岸の道は、一部木道が痛んでいるところがある。そんな場所を通過するときは慎重に。

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    南岸を半分ほど歩くと、富士見峠からの道と合流する。通称・南岸分岐

    三平下の手前に、登山道の崩落箇所がある、山側へ迂回路が設けられている。

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    三平下の手前に、登山道の崩落箇所がある、山側へ迂回路が設けられている

    南岸を半分ほど歩くと、富士見峠からの道と合流する。通称・南岸分岐。

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    三平下にある尾瀬沼休憩所。ラーメンやカレーといった食事もできる

    三平下にある尾瀬沼休憩所。ラーメンやカレーといった食事もできる。

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    長蔵小屋手前の分岐。左に入れば長蔵小屋まではすぐの距離だ

    長蔵小屋手前の分岐。左に入れば長蔵小屋まではすぐの距離だ。

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東武浅草駅から特急「きぬ」で鬼怒川温泉駅へ。そこから野岩鉄道に乗り換えて会津高原尾瀬口駅へ。さらに会津バスに揺られて辿り着く沼山峠バス停が、今回のスタート地点だ。
沼山峠には売店や休憩所、トイレもあるので、登山道に入る前にここでしっかり準備を整えよう。

関連MAPポイント
沼山峠の休憩所。ベンチやトイレのほか、売店もある
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沼山峠の休憩所。ベンチやトイレのほか、売店もある。

会津高原プラザ 憩いの家

会津高原尾瀬口駅とつながっている「会津高原プラザ 憩いの家」。地元のお土産物が充実しており、食事もできる。

沼山峠のバス停近くにある登山口

沼山峠のバス停近くにある登山口。ここからはしばらく登りが続く。

スタート地点からしばらくは樹林帯のなかの登りが続くが、そのほとんどに木道が設置されているので歩きやすい。20分ほど登りきれば、そこが出発したバス停名の由来にもなっている沼山峠だ。
峠からはこれから目指す大江湿原の一端が垣間見えるし、ベンチもある。この先は下りと平坦な道だけなので、小休止していくのもいいだろう。

関連MAPポイント
スタートしてしばらくは登りが続くが、木道が整備されていて歩きやすい
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スタートしてしばらくは登りが続くが、木道が整備されていて歩きやすい。

沼山峠からは樹林帯を縫うように下っていく。やがて前方に明るい陽光が差し込んでいるのが見え、そこまで歩けば目の前にいきなり大江湿原が現れる。思わず歓声をあげたくなってしまうところだ。

6月から8月にかけて、大江湿原にはミズバショウやニッコウキスゲをはじめとするさまざまな湿性植物が咲き誇る。花によって開花時期は微妙に異なるし、その年の気象条件によっても変動するので、もしお目当ての花がある場合は、事前に尾瀬沼ビジターセンターなどに確認してみるとよいだろう。

樹林帯

樹林帯の先に明るい空が見えてくれば、大江湿原に到着だ。

大江湿原

広々とした大江湿原。季節に応じてさまざまな花を楽しめる。遠くに見えるのが尾瀬沼。

尾瀬沼の畔に建つ長蔵小屋

尾瀬沼の畔に建つ長蔵小屋。周囲の自然環境と調和した、味わい深い山小屋だ。

長蔵小屋の裏手

長蔵小屋の裏手からは尾瀬沼を一望できる。尾瀬沼の向こう側に、もうすぐ日が沈む。

大江湿原を渡る木道を30分ほど歩くと左手に小淵沢田代方面への分岐があるが、ここはそのまま直進。さらに20分ほど進むと尾瀬ヶ原方面への分岐が右へ延びる。この道は明日、尾瀬沼を一周する際のルートになるので確認しておこう。

ここまで来てしまえば、宿泊地である長蔵小屋は目と鼻の先だ。長蔵小屋に無事到着したらこの日の行動予定も終了。まずは受付をすませて荷物を部屋に預け、あとはカメラを片手に周囲を散策するもよし。売店で缶ビールを買って、尾瀬沼の絶景を肴に乾杯をするのもよいだろう。

長蔵小屋は、尾瀬を愛し、育て、守ってきた平野長蔵翁が、尾瀬に初めて建てた山小屋で、現在の小屋は昭和9年に建てられたもの。この小屋に泊まりながら、過去にはダムに沈む計画もあったこの尾瀬が、現在も美しい姿のままで維持されていることの価値を再認識してみたい。ちなみに長蔵小屋のかぎらず尾瀬の山小屋は定員制になっている。日程が決まったら早めに予約を入れておきたい。

関連MAPポイント
小淵沢田代方面への分岐。ここま直進。ベンチも設置されている
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小淵沢田代方面への分岐。ここま直進。ベンチも設置されている。

尾瀬ヶ原方面への分岐。翌日の尾瀬沼一周はこの道を入っていく。今日はビジターセンター方面へ
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尾瀬ヶ原方面への分岐。翌日の尾瀬沼一周はこの道を入っていく。今日はビジターセンター方面へ。

長蔵小屋直前にも分岐がある。ここを直進して三平峠方面に向かえばすぐに長蔵小屋だ
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長蔵小屋直前にも分岐がある。ここを直進して三平峠方面に向かえばすぐに長蔵小屋だ。

長蔵小屋の斜め向かいにある尾瀬沼ビジターセンター。尾瀬沼を巡る前にのぞいておきたい
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長蔵小屋の斜め向かいにある尾瀬沼ビジターセンター。尾瀬沼を巡る前にのぞいておきたい。

翌日。山小屋の早い朝食を終えたら、水筒に美味しい天然水をつめてさっそく尾瀬沼一周へと出かけよう。
長蔵小屋からは前日に来た道を少し戻り、尾瀬ヶ原方面への木道を入っていく。大江湿原を横断したところで、いきなり登りが始まるがこれはわずかな時間。すぐに樹木に囲まれた平坦に道になる。しばらく歩くと右手に長英新道が分岐しているが、これは尾瀬の盟主ともいえる燧ヶ岳への登山道だ。燧ヶ岳登頂を目指すときにはこの道を登ることになるが、今回はこのまま直進。

途中、樹林帯と湿原を何度か交互に繰り返すと、やがて現れるのが沼尻との分岐。ここを左に入って尾瀬沼南岸を目指そう。

関連MAPポイント
指導標が傾いてしまっているが、右は長英新道。燧ヶ岳への登山道だ
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指導標が傾いてしまっているが、右は長英新道。燧ヶ岳への登山道だ。

尾瀬ヶ原との分岐。ここは左に入って沼尻経由で尾瀬沼南岸道を目指す
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尾瀬ヶ原との分岐。ここは左に入って沼尻経由で尾瀬沼南岸道を目指す。

大江湿原を西へ

翌日は大江湿原を西へ横切って歩き出す。目の前に延びる登りもわずかな距離。

尾瀬沼の背後にそびえる燧ヶ岳

尾瀬沼の背後にそびえるのが燧ヶ岳、標高2356メートル。機会があればいずれこちらにも登ってみたい。

沼尻の休憩所は2015年の火災により焼失

沼尻の休憩所は2015年の火災により焼失。木道にも焦げ目がついていた。

沼尻には休憩所があって多くのハイカーで賑わっていたのだが、残念ながら2015年に火災により焼失。現在は焼け焦げた建物の基礎のみをさらしている。近い将来の再建に期待だ。
ちなみにトイレだけは2016年から復活して利用できるようになったが、処理能力がさほど高くないようで、なるべくほかのトイレを利用するように呼びかけている。

関連MAPポイント
火災により焼失した沼尻の休憩所だが、トイレだけは復活していた。有料なので小銭を忘れずに
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火災により焼失した沼尻の休憩所だが、トイレだけは復活していた。有料なので小銭を忘れずに。

それまで歩いてきた尾瀬沼北岸の道は、そのまま尾瀬ヶ原へと至るいわば尾瀬のメインルートとでもいうべき道で、当然ハイカーの姿も多い。それにひきかえ南岸の道は歩く人も少なく、静かな山歩きを楽しめる。
北岸にはほとんどなかった、尾瀬沼の湖畔に立てるポイントも何カ所かある。ただし、人通りが少ないせいか木道もやや荒れ気味で、一部は損壊していたり、道自体の崩壊によって迂回路が設定されている箇所もある。いずれも特別危険というわけではないが、雨の後などにはスリップに注意したい。

関連MAPポイント
尾瀬沼南岸の道は、一部木道が痛んでいるところがある。そんな場所を通過するときは慎重に
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尾瀬沼南岸の道は、一部木道が痛んでいるところがある。そんな場所を通過するときは慎重に。

南岸を半分ほど歩くと、富士見峠からの道と合流する。通称・南岸分岐
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三平下の手前に、登山道の崩落箇所がある、山側へ迂回路が設けられている。

尾瀬沼南岸の道には、断続的に土道もある

尾瀬沼南岸の道には、断続的に土道もある。ルートをはみ出さないように注意したい。

尾瀬沼の南岸

尾瀬沼の南岸には直接水辺に出られる場所が何カ所かある。

三平下からしばらく歩けば長蔵小屋までも近い

三平下からしばらく歩けば長蔵小屋までも近い。尾瀬沼一周もあと少し。

やがて右手から群馬県の富士見峠からの道を合わせ、さらに進むと三平下に着く。ここはその名の通り、ちょうど三平峠から下ってきた道との合流地点だ。ここには尾瀬沼山荘や飲食ができる尾瀬沼休憩所、トイレもある。この日のスタートした長蔵小屋まではここから20分ほどの距離なので、時間に余裕があるようであればここでゆっくりするのもお勧めだ。

長蔵小屋に再び辿り着いたら尾瀬沼一周ハイキングも無事終了。あとは昨日歩いてきた沼山峠バス停からの道を忠実に戻ろう。 写真・文/佐藤 徹也

関連MAPポイント
三平下の手前に、登山道の崩落箇所がある、山側へ迂回路が設けられている
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南岸を半分ほど歩くと、富士見峠からの道と合流する。通称・南岸分岐。

三平下にある尾瀬沼休憩所。ラーメンやカレーといった食事もできる
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三平下にある尾瀬沼休憩所。ラーメンやカレーといった食事もできる。

長蔵小屋手前の分岐。左に入れば長蔵小屋まではすぐの距離だ
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長蔵小屋手前の分岐。左に入れば長蔵小屋まではすぐの距離だ。

交通情報

最寄り駅である会津高原尾瀬口駅までは、まずは東武線特急「きぬ」を利用して浅草駅から約2時間。そこから野岩鉄道の「AIZUマウントエクスプレス」に乗り継いでさらに約45分。実際には浅草駅朝8時発の「きぬ103号」に乗って、鬼怒川温泉駅10時01分発の「AIZUマウントエクスプレス」へ、そして会津高原尾瀬口駅を11時ちょうどに出発する会津バスの沼山峠行きに乗り継ぎ、沼山峠に午後13時15分着というのが現実的な選択だろう。帰路は沼山峠を12時50分または14時10分発のバスを利用するのが妥当。

交通情報イラスト

アドバイス

本コースは登りも少なく、体力に自信のない人でも安心して歩ける。道も木道が完備しているが、木道は雨に濡れると滑りやすくなるので注意したい。また本文でもふれたが、尾瀬沼南岸の道はやや荒れている。トイレがあるのは沼山峠バス停、尾瀬沼ビジターセンターそば、沼尻、三平下。長蔵小屋への予約電話は0278-58-7100。また、長蔵小屋近くにある尾瀬沼ビジターセンターは、動植物をはじめとする尾瀬のさまざまな自然に関する情報を紹介している。ぜひ立ち寄ってみたい。
2016年7月踏査。

アドバイスイラスト

コース地図の印刷や、移動時間の情報など

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