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ハイキング体験レポート

野田・清水公園タウンウォーキング

2016年3月 更新

醤油の街・野田の今と昔を辿る散歩旅

野田・清水公園タウンウォーキング

千葉県/最寄り駅:東武アーバンパークライン野田市駅、清水公園駅

駅から出れば、そこはお醤油の香りがほのかに漂う野田の街。
醤油産業、そして江戸川の水運で栄えたこの街から、
緑豊かな清水公園までをのんびり歩いてみよう。

今回体験したコース

タウンウォーキング

野田・清水公園コース

タウンウォーキング コースマップ ナビ

使い方

  • 地図の移動:地図上でクリックしたまま動かす。
  • 案内を見る:数字のポイントをクリックすると、案内が表示されます。
野田・清水公園タウンウォーキング 地図
  • 01
    駐輪場脇の細い道、ここから今回のコースは始まる

    駐輪場脇の細い道、ここから今回のコースは始まる

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  • 02
    「もの知りしょうゆ館」に隣接する御用蔵では、宮内庁に納めるための醤油を醸造している

    「もの知りしょうゆ館」に隣接する御用蔵では、宮内庁に納めるための醤油を醸造している

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  • 03
    須賀神社の社殿後方にある猿田彦像。大きな鼻と立派な髭が特徴的だ

    須賀神社の社殿後方にある猿田彦像。大きな鼻と立派な髭が特徴的だ

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  • 04
    大きな鳥居と立派な参道を持つ香取神社

    大きな鳥居と立派な参道を持つ香取神社

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  • 05
    報恩寺の入口。ここから境内を抜けると江戸川の土手に出る

    報恩寺の入口。ここから境内を抜けると江戸川の土手に出る

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  • 06
    車道から鋭角の斜めに行く側道を入る

    車道から鋭角の斜めに行く側道を入る

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  • 07
    鹿島神社の右脇を抜ける細い道を行く

    鹿島神社の右脇を抜ける細い道を行く

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  • 08
    「野田の醤油発祥地」の石碑。ちょっと奥まったところにあり、車道からは見えにくいので注意

    「野田の醤油発祥地」の石碑。ちょっと奥まったところにあり、車道からは見えにくいので注意

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  • 09
    火を司るカグツチノミコトを祭神とする愛宕神社。創建は延長元年

    火を司るカグツチノミコトを祭神とする愛宕神社。創建は延長元年

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  • 10
    清水公園へはここからまた細い住宅街の道に入る

    清水公園へはここからまた細い住宅街の道に入る

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  • 11
    間違えやすい場所。左斜めへの細い道を入るのが正解。

    間違えやすい場所。左斜めへの細い道を入るのが正解。

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    昭和46年に移築された花野井家住宅。17世紀後半のものと推測されている。国の重要文化財指定

    昭和46年に移築された花野井家住宅。17世紀後半のものと推測されている。国の重要文化財指定

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    清水公園の一角に建つ金乗院。もともと清水公園の土地は、このお寺の所有だったそうだ

    清水公園の一角に建つ金乗院。もともと清水公園の土地は、このお寺の所有だったそうだ

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スタート地点となる東武アーバンパークラインの野田市駅を出てみると、すでにほのかにお醤油の香りが漂う。そう、ここは江戸時代より醤油の生産で栄えた町なのだ。この香りはどこから来ているのかと鼻を利かせてみると、駅からすぐのところにキッコーマンの工場が見える。工場には「もの知りしょうゆ館」という博物館も併設されており、誰でも見学できる。今回のメインルートからはやや外れるものの、醤油の街・野田市を訪ねてここを外すわけにはいかないだろう。

野田市駅を出るとすぐ目と鼻の先。キッコーマンの工場がお出迎えだ

野田市駅を出るとすぐ目と鼻の先。キッコーマンの工場がお出迎えだ

醤油を使ったソフトクリーム。まるでカラメルのような味が新鮮だ

醤油を使ったソフトクリーム。まるでカラメルのような味が新鮮だ

「もの知りしょうゆ館」は、醤油の製造工程をさまざまな映像や資料で紹介している博物館だ。醸造過程の実際の醤油の香りを確認したり、昔の商品なども展示されている。醤油のできるまでを確認したあとは、ちょっと早いが館内のカフェでブレイク。ここではぜひとも「しょうゆソフトクリーム」にチャレンジしたい。予想を裏切る美味しさにびっくりだ。

関連MAPポイント
「もの知りしょうゆ館」に隣接する御用蔵では、宮内庁に納めるための醤油を醸造している
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「もの知りしょうゆ館」に隣接する御用蔵では、宮内庁に納めるための醤油を醸造している

「もの知りしょうゆ館」を出たら一度野田市駅まで戻り、今度は駅の斜め向かいにある自転車置き場脇の細い道を入っていく。標識にしたがって進むと、10分ほどで着くのが野田市郷土博物館だ。この博物館では野田と醤油に関する歴史が、さまざまな展示物とともに解説されている。隣接の市民会館は野田の醸造家で、キッコーマン創設者のひとりでもあった茂木佐平治氏が大正13年に建てた邸宅をそのまま利用したものだ。

関連MAPポイント
駐輪場脇の細い道、ここから今回のコースは始まる
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駐輪場脇の細い道、ここから今回のコースは始まる

野田市郷土博物館の立派な門構え。市民会館も同敷地内にある

野田市郷土博物館の立派な門構え。市民会館も同敷地内にある

広々として近代的な造りが印象的なキッコーマンの本社

広々として近代的な造りが印象的なキッコーマンの本社

昭和初期の建築様式が魅力的な興風会館

昭和初期の建築様式が魅力的な興風会館

野田市郷土博物館からしばらく歩いてキッコーマン本社の近代的な建物の前を通ると、その先にあるのが興風会館。これは野田の醤油醸造家たちによって組織された興風会によって昭和4年に建てられたもので、当時は千葉県内においては県庁に次ぐ大建築だったそうだ。

興風会館を過ぎたら、その少し先にある須賀神社脇の細い道を入り、一度交通量の多い車道を渡って香取神社へ。香取神社は大きな鳥居と社殿を持つ立派な神社だ。香取神社からは一度車道に出て、しばらく歩いた後に細い道を左折、そのまま報恩寺の境内を抜けて進むと突然、目の前に江戸川の土手が現れる。土手沿いの歩道に登ってみると江戸川の流れが間近に見え、江戸時代、木樽に詰められた野田の醤油が、ここから高瀬舟で江戸に運ばれたのかと思うとちょっと感慨深いものがある。

関連MAPポイント
須賀神社の社殿後方にある猿田彦像。大きな鼻と立派な髭が特徴的だ
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須賀神社の社殿後方にある猿田彦像。大きな鼻と立派な髭が特徴的だ

大きな鳥居と立派な参道を持つ香取神社
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大きな鳥居と立派な参道を持つ香取神社

報恩寺の入口。ここから境内を抜けると江戸川の土手に出る
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報恩寺の入口。ここから境内を抜けると江戸川の土手に出る

土手を越えると、その先には江戸川がとうとうと流れていた

土手を越えると、その先には江戸川がとうとうと流れていた

野田市郷土博物館で入手した、野田人車鉄道に関する資料

野田市郷土博物館で入手した、野田人車鉄道に関する資料

資料と現場を照合すると、このあたりに人車鉄道が通っていたようなのだが……

資料と現場を照合すると、このあたりに人車鉄道が通っていたようなのだが……

ちなみに先ほど訪ねた野田市郷土博物館で「野田人車鉄道」という資料を入手した。その資料によると、明治時代には各醸造家で作られた醤油を江戸川へ運ぶために人車鉄道、つまり人力による鉄道が開通していたのだそうだ。今日ではその名残はほとんどなくなってしまったが、資料を片手に唯一この付近かと思われる道にアタリをつけてみた。アスファルトの上に二条の微妙な凹みがあるのはレールの名残か! と一瞬感動したが、おそらくはその後に走った自動車によるものだろう。

江戸川沿いの土手をしばし歩き、野田橋が現れたら右へ。広い車道と交差したら左斜めに入る道を経て、住宅街のなかの細い道を抜ける。その途中で見かけた釣り道具屋の前では、最近ではめっきり見かけなくなってしまったガラス製のビンドウが売られているのを発見。ビンドウというのはビン状の形をした漁具だ。今ではほとんどがプラスチック製になってしまい、ガラス製はとてもレア。釣具屋のご主人に聞くと、「もう作ってくれるところも一軒だけになっちゃってね、しかも年に一度しか注文を受けてくれないんだよ」と嘆いていた。

関連MAPポイント
車道から鋭角の斜めに行く側道を入る
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車道から鋭角の斜めに行く側道を入る

鹿島神社の右脇を抜ける細い道を行く
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鹿島神社の右脇を抜ける細い道を行く

釣具屋で売られていた、懐かしのガラス製ビンドウ

釣具屋で売られていた、懐かしのガラス製ビンドウ

黒い板塀が趣深いキノエネ醤油の社屋

黒い板塀が趣深いキノエネ醤油の社屋

「うなぎ川村」でいただいた鰻重。「昔は江戸川でも鰻の漁をしていたもんだ」と、ご主人は語ってくれた

「うなぎ川村」でいただいた鰻重。「昔は江戸川でも鰻の漁をしていたもんだ」と、ご主人は語ってくれた

住宅街の道が再び車道にぶつかる手前には黒い板塀がしばらく続くが、ここが野田にあるもう一つの醤油会社、キノエネ醤油だ。いかにも歴史を感じさせる風情が好ましい。
この先で交差する通りには何軒か飲食店があるので、お昼を食べるならこのあたりがお勧め。今回は「創業文政元年」の看板にひかれて、「川村」という鰻料理店に入ってみた。文政元年といえば西暦にすれば1818年。なんと200年におよぶ歴史だ。お勧めはもちろん鰻とのことだが、川魚料理の看板も掲げているだけに、品書きには「どじょうのからあげ」や「鯉の洗い」など興味深いものも多い。

関連MAPポイント
「野田の醤油発祥地」の石碑。ちょっと奥まったところにあり、車道からは見えにくいので注意
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「野田の醤油発祥地」の石碑。ちょっと奥まったところにあり、車道からは見えにくいので注意

ここから先は、再び住宅街のなかの細い道を歩いて清水公園をめざそう。通りの先に樹木が増えてくれば清水公園まではもうすぐだ。清水公園は28万平方メートルという広大な敷地を持つ公園で、園内にはフラワーガーデンやフィールドアスレチック、バーベキュー場、ポニー牧場などさまざまなアクティビティが満載だ。散歩のついでに寄るというにはやや規模が大きすぎるが、なにか自分の興味に合ったものを選んで楽しむのもいいだろう。清水公園からゴールの清水公園駅までは、桜並木を抜けて10分足らずの距離だ。 写真・文/佐藤 徹也

関連MAPポイント
火を司るカグツチノミコトを祭神とする愛宕神社。創建は延長元年
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火を司るカグツチノミコトを祭神とする愛宕神社。創建は延長元年

清水公園へはここからまた細い住宅街の道に入る
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清水公園へはここからまた細い住宅街の道に入る

間違えやすい場所。左斜めへの細い道を入るのが正解。
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間違えやすい場所。左斜めへの細い道を入るのが正解。

昭和46年に移築された花野井家住宅。17世紀後半のものと推測されている。国の重要文化財指定
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昭和46年に移築された花野井家住宅。17世紀後半のものと推測されている。国の重要文化財指定

清水公園の一角に建つ金乗院。もともと清水公園の土地は、このお寺の所有だったそうだ
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清水公園の一角に建つ金乗院。もともと清水公園の土地は、このお寺の所有だったそうだ

広大な敷地にさまざまなアクティビティを有する清水公園

広大な敷地にさまざまなアクティビティを有する清水公園

交通情報

スタート地点の野田市駅までは東武アーバンパークラインを利用して柏駅から約20分、春日部駅からだと約22分。ゴール地点の清水公園駅から柏駅までは約25分、春日部駅までは約17分。

交通情報イラスト

アドバイス

野田市の中心部をメインに指導標が設置されている。住宅街を抜ける細い道は間違えやすいので注意。愛宕神社から清水公園までは商店等は少ない。「うなぎ川村」の所在地は野田市清水71-2。・04-7122-2201。月曜日定休。コース上のトイレは駅や博物館を利用時にすませておきたい。
2106年2月踏査。

アドバイスイラスト

コース地図の印刷や、移動時間の情報など

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