温泉の旅 type1

会津 東山温泉

若い夫婦の縁結び祈願旅運気上昇&美味料理で満足!

冬の温泉旅特集

更新日:2015年12月

今回の旅する温泉郷は?

会津 東山温泉

東武鬼怒川線から野岩鉄道を経て会津鉄道に入り、福島県会津若松市へ。会津藩の歴史遺産が多く残る市街はかつての城下町。白虎隊の若き志士たちが自刃した飯盛山や赤瓦の鶴ヶ城などを訪ね、文人墨客が愛した東山温泉で体を休める旅へ。名物料理も味わおう。

会津 東山温泉

旅のポイント

  • 幕末、戊辰戦争を中心とした会津の歴史を探訪。小さな子どもの記憶に残る旅行に
  • ソースカツ丼やラーメンなどの会津名物をいただき、名湯で体を休める

今回の旅人は?

都内在住の松岡剛さん(36歳)とみゆきさん(35歳)は、ひとり息子の健吾くん(3歳)に幕末時代の会津で強く生きた人々のことを少しでも知ってほしいと思い、鶴ヶ城や白虎隊のお墓などを訪れる旅行を計画。

旅への意気込みをどうぞ!

「健吾にはまだ早い気もしますが、城の雄大さは記憶に残るかなと思って」
みゆき
「楽しみながらいろいろ見られたら思い出に残ると思います」
健吾
「気持ちいいお風呂に入れるんだって!」
松岡剛さん(36歳)、みゆきさん(35歳)、健吾くん(3歳)(ともに仮名)

日光温泉の旅スタート!

1日目

飯盛山で命を散らした
若き志士たちのお墓へお参り

東武鬼怒川線から野岩鉄道、会津鉄道を経て会津若松駅に到着。さっそく駅前から出ているまちなか周遊バスに乗って飯盛山へと向かった。
麓の参道を通ると正面に長い階段があり、左手に「白虎隊記念館」がある。ここは1956年(昭和31年)に創立された白虎隊をはじめとした戊辰戦争に関する史料を収蔵・展示している。まずはここで歴史を学ぶ。
その後、階段を昇らず左手の方へ進み、会津藩の滝沢本陣を見てから厳島神社を通り、さざえ堂へ。不思議な螺旋状のスロープを登り降りしてから白虎隊十九士とそのほかの白虎隊三十一士の墓がある広場へ。
ゆっくりお墓にお参りしてから自刃の地へ向かう。
自刃の地はここから隊士たちが煙に包まれる鶴ヶ城と城下町を見て驚愕、落胆したといわれる場所だ。

みゆき
「悲しい話だね。もともとは幕府にも朝廷にも仕えていた会津藩なのに」
「お兄ちゃんたちはここからお城を見たの?」
健吾
「ちょっと健吾にはまだ難しいかな。明日はお城へ行ってもう少しわかりやすく教えてあげられるかな」
飯盛山の麓にある「白虎隊記念館」

飯盛山の麓にある「白虎隊記念館」

白虎隊士が出陣した会津藩の滝沢本陣

白虎隊士が出陣した会津藩の滝沢本陣

「さざえ堂」。なかは螺旋状になったスロープ。見学できる(有料)

「さざえ堂」。なかは螺旋状になったスロープ。見学できる(有料)

長い階段の先に白虎隊士の墓や碑がある

長い階段の先に白虎隊士の墓や碑がある

自刃の地からは鶴ヶ城が小さく見える

自刃の地からは鶴ヶ城が小さく見える

「この時代の幕府と朝廷、各藩の関係はまだ健吾にはわからないかな」
みゆき
「でも何かは感じているみたいよ。私は涙が出てきちゃった」
健吾
「お山、高くて気持ちがいいよ」

東山温泉の名店はメニュー豊富
ソースカツ丼もオムライスもあり

飯盛山をあとにした松岡さん家族は東山温泉へ。ちょっと遅いランチを昭和21年創業の「卯之家」で食べることにした。
ここは地元の人も多く通う食事処。東山温泉の車通りから残念坂という坂をちょっと登ったところにある。道路ができる前はこの路地が本道で、温泉に浸かった人々が後ろ髪を引かれる思いで家路に着いたため、「残念」と呟いていたことからこの名がついたようだ。
「卯之家」では会津名物のソースカツ丼が豚ロース、チキン、ヒレ、エビから選べる。どれも肉が柔らかく甘めのソースがたっぷりかかった逸品だ。
ケチャップ味のチキンライスを玉子焼きでくるんだ正しいオムライスも人気。またちぢれ麺であっさりとした醤油味の会津ラーメンなど麺類のメニューも豊富。

みゆき
「私はせっかくだからソースカツ丼にする。チキンで」
「会津ラーメンとのセットがある。桜肉(馬刺し)も付いているしこれにしよう」
健吾
「僕はオムライス!」
ロースのソースカツ丼と会津ラーメンのハーフ、桜肉の刺身のセット(1250円)

ロースのソースカツ丼と会津ラーメンのハーフ、桜肉の刺身のセット(1250円)

東山温泉にある名店「卯之家」

東山温泉にある名店「卯之家」

絵に描いたような正しいオムライス(640円)

絵に描いたような正しいオムライス(640円)

ソースカツ丼のチキン(810円)。厚みがある肉

ソースカツ丼のチキン(810円)。厚みがある肉

セットの桜肉。これも会津の名物

セットの桜肉。これも会津の名物

「会津武家屋敷」にある土産物屋で売られている喜多方ラーメン。会津ラーメンとの違いはあまりない

「会津武家屋敷」にある土産物屋で売られている喜多方ラーメン。会津ラーメンとの違いはあまりない

残念坂。ここを上った先に「卯之家」がある

残念坂。ここを上った先に「卯之家」がある

歴史ある東山温泉の「原瀧」で
滝を見ながら温泉で疲れを取る

まちなか周遊バスを使って市街を散策してから旅館にチェックイン。今夜は文人墨客に愛された東山温泉に宿泊する。大正年間ごろから賑わいを見せた新東山温泉とも呼ばれるエリアにある「原瀧」が今夜の宿だ。多くの客が訪れて盛況だったこの場所には千人ほどが入れるのではないかといわれた大きな湯船があった。そこから命名されたのが「原瀧」の大浴場「千人風呂」だ。男性露天風呂では旅館の名前にもなっている滝を眺めながら温泉にゆっくり浸かることができる。
竹久夢二などが訪れた東山温泉だが、あの漫画の神様といわれた手塚治虫氏はこの「原瀧」の別館に宿泊して原稿を描き上げたという。漫画に千人風呂も登場している。

「露天風呂が気持ちよかったなあ」
健吾
「滝を見ながらお風呂に入ったのははじめてだよ」
みゆき
「ご飯もおいしかったわね。食べきれないくらいだったわ」
露天風呂からは滝が見えて開放的

露天風呂からは滝が見えて開放的

広々とした大浴場

広々とした大浴場

牛しゃぶや銀だらの粕漬け、お造りなどの夕食

牛しゃぶや銀だらの粕漬け、お造りなどの夕食

「原瀧」

「原瀧」

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2日目

鶴ヶ城天守閣から城下町を望み
歴史も学んで、会津若松旅終了

「原瀧」をチェックアウトした松岡さん御一行は、鶴ヶ城へ向かう。
難攻不落の名城と謳われた鶴ヶ城は、城主が何度か変わっているのだが、幕末に城主となった陸奥国会津藩9代目藩主であり、京都守護職にも任命された松平容保の時代に波乱が巻き起こる。旧幕府軍という賊軍の汚名を着せられ、前日に見た白虎隊の悲劇などに見舞われる戊辰戦争だ。ひと月以上の籠城など多くの凄惨なエピソードを残し、城は堕ちてしまう。当時の城の写真などが場内に展示されている。
現在の鶴ヶ城は1965年(昭和40年)に復元され、2001年(平成13年)には明治時代と同じ赤瓦の屋根も再現された。
天守閣からは飯盛山や会津磐梯山なども望める。

「いろいろな人のことが解説されていて、一気には覚えられないな」
みゆき
「でも人と人の繋がりを考えるとわかりやすいわね。八重ちゃんも出てきたしね」
健吾
「いちばん上が高くて気持ちよかった」
鶴ヶ城

鶴ヶ城

天守閣からの眺め。白虎隊自刃の地の飯盛山とその向こうに見えるのが会津磐梯山

天守閣からの眺め。白虎隊自刃の地の飯盛山とその向こうに見えるのが会津磐梯山

鶴ヶ城近くにある「茶室 麟閣」

鶴ヶ城近くにある「茶室 麟閣」

お城というのはどの角度から見ても素晴らしい

お城というのはどの角度から見ても素晴らしい

「健吾には難しいかもしれないけど、きっと記憶には残るだろうね。自分でもはじめて知ることが多くてよかったよ」
みゆき
「町の歴史は悲しい部分も多いけど、温泉は気持ちいいし、町の人が優しかった」
健吾
「お風呂とオムライスとお城がよかった!」

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旅のスポット情報

  • 白虎隊記念館

    • 住所:福島県会津若松市一箕町大字八幡字弁天下33
    • TEL:0242-24-9170
    • 営業時間:9:00~16:00(4~11月は8:00~17:00) 無休
    • 入館料:大人400円 高校生300円 小中生200円
    • アクセス:会津若松駅からまちなか周遊バスあかべぇで約5分、飯盛山下バス停下車、徒歩約2分
  • 鶴ヶ城

    • 住所:福島県会津若松市追手町1-1
    • 開城時間:8:30~17:00 無休
    • 入館料:大人410円 小人150円(茶室麟閣共通券510円)
    • アクセス:会津若松駅からまちなか周遊バスあかべぇ、またはハイカラさんで約20分、鶴ヶ城入口バス停下車、徒歩約5分
  • 原瀧

    • 住所:福島県会津若松市東山町湯本235
    • TEL:0242-26-4126
    • アクセス:会津若松駅からまちなか周遊バスあかべぇで約20分、東山温泉駅バス停下車、徒歩約7分(バス停までの送迎あり)
  • 卯之家

    • 住所:福島県会津若松市東山町湯本寺屋敷40
    • TEL:0242-27-2067
    • 営業時間:11:00~14:00 17:00~21:00) 不定休
    • アクセス:会津若松駅からまちなか周遊バスあかべぇで約15分、東山温泉駅バス停下車、徒歩約3分