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温泉郷の周辺情報をご紹介

東武鉄道で行く、東山温泉郷の旅
約1300年前、名僧といわれた行基小人(ぎょうきしょうにん)によって開かれた会津の東山温泉。

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会津若松、鶴ヶ城に守られた温泉郷
湯川沿いの東山温泉周辺の食と歴史

会津若松駅。赤べことの記念撮影もできる

会津若松駅。赤べことの記念撮影もできる

会津若松駅前にある白虎隊の像 まちなか周遊バス「あかべぇ」

鶴ヶ城から広がる城下町散歩
まちなか周遊バスを上手に利用しよう

東武鉄道から野岩鉄道を経由して会津鉄道会津線へ。西若松からはJR線へ乗り入れをしており、終点が会津若松駅だ。
東山温泉はここからまちなか周遊バス「あかべぇ」で約20分。周遊バスは「あかべぇ」と逆回りの「ハイカラさん」がある。観光の目的地を決めたらどちらが早く着くか見極めて乗ろう。上手に利用するべし。運賃は210円だが、何度も乗車するなら「ハイカラ・あかべぇ専用フリー乗車券」500円がお得。

会津若松駅前には白虎隊の像がある。市内には会津藩の鶴ヶ城があり、戊辰戦争でのさまざまな悲劇が語り継がれてきた土地でもある。町の人々は先祖を敬い、会津の地を誇りに思い、伝統を受け継いできた。会津人は情に厚いといわれている。
おいしい郷土料理もいろいろあるし、観光スポットも多い。温泉を堪能しつつ、観光とグルメもしっかり楽しもう。

会津の生活、人々を知る「会津武家屋敷(地図:point A)」と
隣の大豪邸、「鶴井筒(地図:point B)」で郷土料理を楽しむ

東山温泉バス停の手前にある停留所がミュージアムパークの「会津武家屋敷」だ。
復元された会津藩家老の西郷頼母近悳(さいごうたのもちかのり)の屋敷をメインに、福島県重要文化財の旧中畑陣屋や藩米精米所などの歴史的建造物が並び、屋敷内には蝋人形で当時の風景が再現されている。
会津歴史資料館や美術館、土産物屋やレストランなども併設され、赤べこや起き上がり小法師の絵付け体験などもできる。

西郷頼母の養子で小説「姿三四郎」のモデルとなった西郷四郎の像や、戊辰戦争の際に西郷家の女性たちが自刃したシーンを再現した資料館などがあり、会津について深く知ることができる。

「会津武家屋敷」から少し東山温泉方向へ進んだところにあるのが、「会津料理 鶴井筒」。ここでは棒たら煮、にしんの山椒漬けといった会津郷土料理や地そば、喜多方ラーメンなどが食べられる。
ただし、ただの飲食店と違うのは、建物がかつて会津の北、霊峰飯豊山麓に君臨していたといわれる大地主の豪邸という点だ。明治30年代に建てられたもので、当時の会津では類をみない大建築物だったという。食事を楽しむとともに太い梁や柱、繊細に造られた格子戸などを観賞しよう。
ここでしか味わえないにごり酒「鶴井筒」も飲めるし、土産物なども売られている。

「会津武家屋敷」。まちなか周遊バスのチケット売り場もある

「会津武家屋敷」。まちなか周遊バスのチケット売り場もある

「会津武家屋敷」。西郷四郎の像 「会津武家屋敷」。旧中畑陣屋
「会津武家屋敷」。当時の様子を再現 「会津武家屋敷」。精米所。水車がある
「鶴井筒」 「鶴井筒」の客席。天井が高い
「白虎隊記念館」

「白虎隊記念館」

長い階段を昇って白虎隊士の墓へ

長い階段を昇って白虎隊士の墓へ

少年武士慰霊碑 白虎隊自刃の地。ここから煙に包まれる鶴ヶ城を見た隊士の像が設置されている

若き志士たち「白虎隊」を悼む
飯盛山へのお参り

東山温泉から国道49号線の方向へ向かい、飯盛山の麓へ来ると白虎隊十九士の墓へ行ける。バス停は飯盛山下。そこから徒歩約5分だ。
参道を抜けると左手に「白虎隊記念館(地図:point C)」がある。創立は1956年(昭和31年)。会津藩のほか応援の水戸藩など、戊辰戦争に関する資料が展示されている。

「白虎隊記念館」の右には200段以上の階段が続いている。敗走して飯盛山へ入った白虎隊の気持ちを味わうには石段を登るのもいいだろう。自信がない人は階段横に設置された動く歩道で山頂まで行ける。ただし有料。
登りきると自刃した白虎隊士19名の墓と、戦死した31名の墓がある。
その先、少し下ったところが白虎隊自刃の地だ。ここからは会津若松市が見下ろせて、遠くに鶴ヶ城も確認できる。
ここから黒煙に包まれた城下町を見て、鶴ヶ城が落ちたと勘違いした若き志士たちが次々に自刃していった。悲しい歴史だ。

近くには仏堂「さざえ堂」がある。1796年に建立されたもので、堂内には螺旋階段がある。登って降りてくる形なのだが、参拝者は一度もほかの人とすれ違うことがなく、一度も同じ道を通らずに参ることができる世界でも珍しい建築物だ。国の重要文化財に指定されている。


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七日町通りを散歩して
「めっぱめし」をいただく

会津若松駅の隣は七日町(なぬかまち)駅。ここから東に延びている七日町通りは、会津五街道のうち、日光街道、越後街道、米沢街道という主要道路が通る城下の西の玄関口だった。
現在は古い建物がそのまま残っている大正浪漫が感じられる通りとして観光名所となっている。和風の蔵や洋風の建物が混在し、漆器店や和菓子屋などが軒を連ねており、土産物を探すのも楽しい通りだ。

七日町通りの北に位置する老舗の「料理旅館 田事(たごと)(地図:point D)」は、1926年(大正15年、昭和元年)創業。
ここではわっぱめしが食べられる。曲げわっぱに入れられたご飯と具を大きな釜で蒸す料理だ。ただし、「田事」では「めっぱめし」と呼ばれている。もともとは会津の方言のようだ。
いちばん人気は「白魚(しらす)めっぱ」。たっぷりのしらすにごまと大葉を混ぜ合わせている。一品ずつ一気に蒸らす独自製法は、ご飯がべったりとしないのが大きな特徴だという。大葉は蒸すと黒くなってしまいがちだが、綺麗な緑色のママなのも「田事」ならでは。さっぱりとした味でついおかわりしたくなるほどだ。
「鮭めっぱ」も3切れの鮭にごまがまぶされて大葉が散らしてある。ほろほろと崩れる鮭がご飯と混ざり合いあっという間に完食できる。
ほかには少しピリ辛の味付けをしたぜんまいにごまと枝豆を乗せた「ぜんまいめっぱ」、鰻の蒲焼きを乗せた「鰻めっぱ」などがある。
単品のほかに、小鉢と「もろこし豆腐」「じゃが芋バター焼き甘味噌」がついたセットメニューがあり、人気が高い。

歴史を感じずにはいられない建物のなかで、ここでしか味わえない「めっぱめし」をぜひ堪能してほしい。

「鮭めっぱ」のセット(1728円)。鮭を崩してご飯と混ぜて食べてもいいかもしれない

「鮭めっぱ」のセット(1728円)。鮭を崩してご飯と混ぜて食べてもいいかもしれない

いちばん人気の「白魚(しらす)めっぱ」(セットは1728円)。ご飯がホクホクしていて、かつパラパラ

いちばん人気の「白魚(しらす)めっぱ」(セットは1728円)。ご飯がホクホクしていて、かつパラパラ

「鮭めっぱ」。ほかの種類も食べたくなる

「鮭めっぱ」。ほかの種類も食べたくなる

「料理旅館 田事」。店員さんの温かい対応もうれしくなる 囲炉裏で食べるめっぱめし。足が下におろせる掘り炬燵形式

お土産に会津の名酒を購入したら
鶴ヶ城天守閣へ昇ってみよう

米どころ会津には酒蔵も多い。酒造りに適した気候と、いい水がこだわりの酒を作り出している。
七日町通りにあるのは、すっきりとした味わいで食中酒に適している「会津中将」を作っている「鶴乃絵酒造(地図:point E)」。1794年(寛政6年)分家創業の老舗だ。
1977年(昭和52年)に誕生した「会津中将」のほか、母娘杜氏の手による「ゆり」などが揃っている。大量生産をすることなく、昔ながらの丁寧な作り方を継承している。

鶴ヶ城近くにあるのは、「會津酒造歴史館(地図:point F)」として酒蔵も公開している「宮泉酒蔵」。清酒のほかに焼酎も作っている酒蔵所だ。創業は1954年(昭和29年)で、焼酎は創業時から醸造している。東北では珍しい「焼酎資料館」もオープン。蒸留酒製造機器などを展示している。
実際に醸造している蔵を見ながら説明を聞けるので、とてもわかりやすい。仕込みの時期に行くのがおすすめだろう。見学後は甘酒から焼酎、大吟醸までが試飲できる。お土産を買う前にいろいろ飲み比べてみてもいいだろう。

「會津酒造歴史館」まで来たら、鶴ヶ城はすぐ近く。足を伸ばしてみよう。
難攻不落の名城と謳われた鶴ヶ城は、多くの会津藩士が命を落とした戊辰戦争でついに開城を余儀なくされる。
新政府軍の猛攻に遭い、城はボロボロになってしまい、1874年(明治7年)には取り壊されてしまった。その後、1965年(昭和40年)に復元工事により甦り、2001年(平成13年)には取り壊し当時と同じ赤瓦の屋根も再現されている。

もともと地名からその名がついて黒川城と呼ばれていた鶴ヶ城。
戦国時代に城主となった蒲生氏郷(がもううじさと)が天守閣を造り、黒川を会津という名に改めて会津若松の基礎を築いた。
その後、城主は上杉謙信の養子である上杉景勝や加藤嘉明などに移り変わり、幕末に城主となったのが陸奧国会津藩9代目藩主で京都守護職の任を受けた松平容保だった。

天守閣入場料金は大人(高校生以上)410円、小人(小中学生)150円。茶室や近隣施設にも入れる共通入場券も販売されている。
各階に展示があり、会津藩や鶴ヶ城についてより理解を深めることができる。
※茶室麟閣は2014年4月1日~11月末まで休園です。
この間、鶴ヶ城券のみの販売になりますので、ご注意下さい。

「鶴ヶ城」。赤瓦が綺麗に見える

「鶴ヶ城」。赤瓦が綺麗に見える

鶴ヶ城の武者返し

鶴ヶ城の武者返し

「鶴乃絵酒造」。「ゆり」は女性からも人気が高い。飲みやすいのだ

「鶴乃絵酒造」。「ゆり」は女性からも人気が高い。飲みやすいのだ

「鶴乃絵酒造」 「鶴乃絵酒造」の裏の道には野口英世初恋の地がある 「宮泉酒蔵」の米焼酎、「玄武」。最初に鼻に近づけたときは、ふわっと米=日本酒らしき香りがした。でも飲んでみるとしっかり焼酎 「宮泉酒蔵」の日本酒。「うめのお酒」は日本酒で作った梅酒。甘い

東山温泉の湯川で楽しめる川床
食事を楽しみながら癒される贅沢

東山温泉に流れる湯川には、いくつかの小さな滝があり、旅館名もそれに由来して「滝」がつくところが多い。
そんな滝を間近に見て食事ができるのが、旅館「原瀧(地図:point G)」の川床だ。京都の鴨川で有名な川床だが、京都以東のエリアではほとんど行われていない。
「原瀧」に宿泊していれば夕食を川床でいただけるプランもある。ライトアップされ、幻想的でロマンティックな雰囲気のなかで食事が楽しめる。
宿泊客以外が利用できる昼食もおすすめ。新緑と清流の流れが不思議なパワーで癒し効果を発揮してくれる。真夏であればかなり涼やかだろう。
宿泊していたら温泉に入ったあと、お洒落浴衣を着て川床で食事ができるわけだ。女子は間違いなく大満足できるはず。カップルや家族でぜひ楽しんでほしい。

昼食は前日までに予約が必要。昼夜ともに4月下旬からはじまり、昼食は11月ごろまで、夕食は9月ごろまでの営業となっている。
おいしいものが食べられるお店が市街にたくさんあるのは事実。それでも川床はやはりおすすめ。春から夏にしか楽しめない特別なシチュエーションでの食事。大切な人へのサプライズで予約しておくのもいいかもしれない。

夜の川床

夜の川床

夜の川床エントランス 滝がすぐ近くに 川床のランチもかなりおすすめ メニューは変更あり 甘海老ご飯 茶碗蒸し
夜泣き地蔵

夜泣き地蔵

竹久夢二の「宵待草」歌碑 温泉街にある射的場。どこかの旅館が経営しているわけではない。ただ、店主がいなくてセルフサービスになっていることが多いようだ バスが着く東山温泉駅。旅館情報なども案内している

東山温泉街を歩いてみるのもいい
文人墨客に思いを馳せよう

東山温泉はさまざまな文人墨客に愛された温泉だ。
湯川沿いを歩くと歌碑などが建てられている。ぶらっと散歩してみるのもいいだろう。
神社や地蔵などもあり、丁寧な解説が書かれている。
漫画の神様、手塚治虫氏はきっとここを歩いて宿へ向かい、漫画を仕上げた。そして竹久夢二氏は東山温泉街の芸妓に熱を上げてしまったのだろう。

取材・文:猫拾ブミ

【2014年6月 更新】

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