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東武鉄道で行く、奥鬼怒温泉郷の旅
鬼怒沼や尾瀬への登山口がある秘湯、「奥鬼怒温泉郷」。

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東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅から本数の少ないバスに乗り約95分
そこから歩いて1~2時間かかる秘境の温泉郷へ行こう

鬼怒川温泉駅を発つ市営バス。女夫淵行き

鬼怒川温泉駅を発つ市営バス。女夫淵行き

鬼怒川の源流付近にある温泉郷で、鬼怒沼や尾瀬への登山口がある秘湯、「奥鬼怒温泉郷」。

2013年2月25日に起きた栃木県北部地震の震源地にもっとも近い場所で、その被害も心配された。現在は一時通行止めになっていた遊歩道も仮ながら新規開通したし、温泉宿にも小さな地震の爪痕は残っているが、営業には差し支えない程度となっている。

バスの車窓から。川治湖

バスの車窓から。川治湖

バスの車窓から。川治ダム バスの車窓から。黒部ダム近く

浅草から東武特急スペーシアに乗り、約120分で鬼怒川温泉駅に到着。

そこから市営バス女夫淵(めおとぶち)温泉(地図:(地図:point A))行きに乗車。このバスは1日に4本のみなので、しっかり時間を確認して乗り遅れないようにしなければ。
7時35分発、朝いちばんのバスに乗り込む。この便は途中の町へ新聞を届ける役目も担っており、何カ所かで町の人が「おはよー!」と元気な挨拶をして新聞を受け取るという場面も見られた。

途中、川治湖、川治ダム、黒部ダム、川俣湖、山藤などを窓外に見ながら約95分。
ようやく女夫淵に着く。ここには女夫淵温泉ホテルがあるのだが、2月の地震によって営業を停止せざるを得なくなってしまったとのこと。残念だ。いや、オーナーやスタッフの方々のほうが何倍も残念か…。
そのすぐ近くが大きな無料駐車場となっている。
この女夫淵を越えたところからさらに先にあるのが奥鬼怒温泉郷だ。

奥鬼怒4湯と呼ばれるのが、「加仁湯」「八丁湯」「日光澤温泉」「手白澤温泉」で、昔から登山客やハイカー、そして温泉好きに人気がある、言いようによっては硬派な温泉郷なのだ。

ここから先は日光国立公園内にあるということで
一般車両は乗り入れ禁止。

唯一通行が許されている川俣タクシーか、宿泊する宿の送迎バス、または徒歩で向かうことになる。タクシーはワゴンタイプで、1台に対して1万5000円かかるらしい。送迎バスを出しているのは「加仁湯」と「八丁湯」のみ。

地震以来、従来の遊歩道が崩落などによって通行止めとなっていて、車が通る鬼怒川スーパー林道を歩いていくしかなかったのだが、この道はカーブもあり、距離がかなり長くなってしまっていた。しかしそれも2013年5月に改善された。仮の遊歩道が開通したのだ。
ここを通れば、1時間から2時間で奥鬼怒温泉郷まで到達できる。この時間の幅は、人によっての脚力の違いと、目的の温泉によって距離がかなり変わるためだ。

女夫淵橋を渡ったところに遊歩道の入口が

女夫淵橋を渡ったところに遊歩道の入口が

もともとの遊歩道入口。こちらは通行止めとなっている 女夫淵橋。ここを渡って、スタート!

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女夫淵から奥鬼怒温泉郷へ
夏は緑のなかを気持ちよくウォーキング

駐車場の目の前にある女夫淵橋を渡ると
遊歩道への入口がある。

駐車場の目の前にある女夫淵橋を渡ると遊歩道への入口がある。しばらく階段を昇らなければならないが、それほど険しい道が続くわけではない。もちろんピンヒールなんてのは言語道断だが、運動靴程度でも十分に奥鬼怒へ向かうことはできる。ただしこれは、晴れた日の話。
カッタテの滝(地図:(地図:point B))やいくつかの橋を渡ると、透き通った清らかな水が流れる鬼怒川渓流沿いのなだらかな遊歩道が続く。すれ違うのは60代くらいと見られるご夫婦や、40代の男性グループ、60代後半の男性ふたり組などで、みなさん元気に歩いている。健脚さんばかりだ。
急な坂などはなかったのだが、軽く疲れを感じたころに見えてくるのが、「八丁湯(地図:(地図:point C))」だ。標高1304m。いくつものログハウスが建っている。
「八丁湯」では、日帰り入浴パックがあるので、ここで温泉に入ってランチを食べて、帰りは女夫淵まで送ってもらうという手もある。
そこから10分ほど歩くと、「加仁湯(地図:(地図:point D))」に到着。1320mだ。「加仁湯」でも12時から13時には蕎麦、うどん、ラーメンが食べられる。
さらに奥へ進むと「日光澤温泉」が見えてくる。1340mだ。ここからさらに奥へ進むと登山道で鬼怒沼へ行ける。
行かないけど。

熟年ご夫婦も次々に遊歩道へ。
日帰り湯を楽しんでくるとのこと

熟年ご夫婦も次々に遊歩道へ。 日帰り湯を楽しんでくるとのこと

鬼怒川スーパー林道(車道)をしばらく歩いても、仮の遊歩道入口がある。こちらはちょっと距離が長め

鬼怒川スーパー林道(車道)をしばらく歩いても、仮の遊歩道入口がある。こちらはちょっと距離が長め

なだらかな道が続くウォーキング 「八丁湯」で食べられるカレー。特筆するほどの味ではないが・・・・・・。スプーンが写真のように出されて笑った

もっとも高所にあるヒュッテ「手白澤温泉」での豪華な晩餐

ここから約20分でみごとなブナの原生林、「ブナ平」が見られる。
大自然の懐に入ったようで、思いきり深呼吸がしたくなる。

「加仁湯」のあたりまで戻って車の通る奥鬼怒スーパー林道へ出ると、「手白澤温泉(地図:(地図:point E))」へと上がっていく入口がある。
途中で歩道から車道…といっても砂利道だが、広い道に出る。手白山に向かって歩いているので、さすがに上り坂が続く。緩やかな上り坂。
「加仁湯」から約45分で「手白澤温泉」に到着。1480mだ。
外観からして新しさを感じるのは、1997年に全面改築をしたから。しかし、20年弱にしては綺麗だ。きっと掃除と手入れが行き届いているんだろう。
入口に「手白澤温泉ヒュッテ」と書かれている。山小屋という意味だ。確かに平屋造りの6室しかない小さな宿で、各部屋にテレビ、冷蔵庫などの電化製品はない。

大迫力ではないが、いくつかの滝が見られる。気持ちがいい

大迫力ではないが、いくつかの滝が見られる。気持ちがいい

「八丁湯」で会ったおふたり。「1時間ちょっとで下りられるよ!」という健脚さん 「手白澤温泉」へ向かう途中のブナ平
「手白澤温泉」。オーナーのご主人と娘さん・・・・・・と看板犬の岳(がく)くん

「手白澤温泉」。オーナーのご主人と娘さん…と看板犬の岳(がく)くん

「手白澤温泉」。オーナーのご主人と娘さん・・・・・・と看板犬の岳(がく)くん

「手白澤温泉」。自然派ワインの種類が豊富

「手白澤温泉」の夕食。岩魚の塩焼き。養殖している岩魚が大きい! 「手白澤温泉」の夕食。岩魚の燻製や八潮鱒のマリネなど 「手白澤温泉」の夕食。牛肉のロースト

「手白澤温泉」のある日の夕食を簡単に紹介しておこう。 自家製の大きな岩魚が自慢だ。

奥鬼怒温泉郷にはコンビニはもちろん、酒屋などのお店もまったくない。「加仁湯」「八丁湯」には売店があり、カップ麺や酒、菓子類も少し売っているが、しっかりと食事をとるなら、宿泊するのがいちばんだろう。

「手白澤温泉」では岩魚を養殖している。
燻製にした岩魚ははじめて食べた。香ばしく、しっかり育っている身は食べ応えがある。塩焼きもあり、こちらはその大きさに驚かされた。
八汐鱒のマリネも山小屋で出される食事とは思えないようなクオリティの高さ(山小屋を馬鹿にしているわけではありませんよ)。
こしあぶらのお浸しや独活(うど)のきんぴら、蕗の煮付けなどの野菜料理もとても丁寧に調理されているのがわかる。
そしてなんと牛肉のローストが登場。これがまた洗練された、都会のレストランのようなお味。彩り野菜もおいしい。
ひと口蕎麦はとろろ昆布がさらりと入れられ、とても上品な仕上がり。
野菜料理はおもにオーナーであるご主人が担当し、肉や魚料理は調理の勉強をしてきた娘さんである若女将(?)がおもに担当しているらしい。

そして特筆すべきは、ワイン。有機栽培で育てた葡萄を天然酵母で醸造した自然派ワインを揃えている。コニャックで知られるポールジローのスパークリンググレープジュースもあるので、アルコールがダメな人も楽しめるのだ。

この秘境の宿まで2時間ほど登ってきてでも食べる価値がある、大満足の晩餐だった。もちろん他の宿の食事もおいしいはず。
奥鬼怒温泉郷が根強いリピーターに支えられていることがよくわかった。

さて、山下り…。

取材・文:はるやまひろぶみ

【2013年07月 更新】

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