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温泉郷の周辺情報をご紹介

東武鉄道で行く、湯西川温泉郷の旅
猿湯伝説が残り、旅館や民宿がひしめく温泉街、「湯西川温泉郷」。

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平家落人伝説が残る湯西川温泉。駅はトンネルのなかで、
道の駅には食事処や天然温泉、足湯、バスツアーがある。

水陸両用バスで行くダムとダム湖見学ツアーも楽しい。暖かい時期におすすめ

水陸両用バスで行くダムとダム湖見学ツアーも楽しい。
暖かい時期におすすめ

湯西川温泉は日光国立公園内にある温泉で、湯西川の渓谷に添って温泉宿が建ち並んでいる。

東武鉄道経由、野岩鉄道会津鬼怒川線の湯西川温泉駅は、山のなかのトンネルにホームがある珍しい駅だ。
改札がある地上へはエレベーターか階段で昇る。自動改札なんてものはなく、有人の改札を抜ける。
するとそこは鉄道の駅ではなく、「道の駅 湯西川」(地図:point A)だった。

「道の駅 湯西川」。バスの発着もここから

「道の駅 湯西川」。
バスの発着もここから

「道の駅 湯西川」にある足湯。子どもたちも気持ちよさそう

「道の駅 湯西川」にある足湯。
子どもたちも気持ちよさそう

ダックツアーのマスコットキャラクター“ダッパちゃん”人形。足湯でプカプカ

ダックツアーのマスコットキャラクター“ダッパちゃん”人形。足湯でプカプカ

川治ダムのキャットウォーク。足の下から60m真下が見える トンネルのなかにある、「湯西川温泉駅」

バスの時刻表を見てスケジュールを立てておいて、温泉街へ行く前にこの道の駅でも楽しんじゃおう。

「湯西川温泉駅」ではあるが、温泉街はここからバスで約25分移動する。
ここには観光案内もあるし、食事処、土産物屋、そして天然温泉までがあるのだ。
冬期は運休だが、水陸両用バスで行くダムとダム湖ツアー「湯西川ダックツアー&キャットウォーク」もここから発着している。
2012年までは川治ダムを見学して地上60mのキャットウォークを歩き、水上バスでは川治湖(八汐湖)を遊覧するコースだった。
2012年に湯西川ダム(地図:point B)が完成したので、2013年からは水位が上がり次第、湯西川ダムを見学するコースに変わる予定だという。
軽妙なガイドさんのトークは湯西川ダムに変わっても健在のはず。

ダムのキャットウォークは一般に開放しているものではないので、一度は参加してみるといい。
足の下が金網状になっていて約60m下が丸見えのキャットウォークは足許がぞわわわっとした(川治ダムにて)。
ダム湖遊覧は紅葉の季節だとさらに楽しいかもしれない。
湯西川には河童伝説も残っており、それにちなんだダックツアーのキャラクターが「ダッパちゃん」だ。
300円の人形が、足湯や湯西川のそば屋など、いたるところにいたのでちょっと驚いた。笑いつつ驚いた。

ここには名物メニューがある。

2年ほど前に湯西川温泉に来たとき、「この道の駅の食事処は帰りに寄ろう」なんて思っていたら、営業時間が11:00~15:00で食べられなかったという苦い思い出がある。
なので今回は温泉街へ行く前にとりあえず腹ごしらえを。

「湯西川ダムカレー」(900円。大盛り。川治ダムカレーは普通盛りで700円)だ。
ライスがダムのようにカレーを堰き止めているような盛りをしているのだ。
「盛りの形だけ?」と思いがちだが、食べてみるとまた違った特徴があった。
具が変わっていて、野菜たっぷりなのだ。

人参、きのこはわかる。さらに大根、ごぼうなども入っている。
ヘルシーさを売りにしているのか、とも考えたのだが、もしやこれは別メニューの「けんちん汁」と同じ具材ではないのか、と思い至ってしまった。
途中まで一緒に煮込んで、一方はけんちん汁になり、一方はカレーになっているのでは?

ほかにもB級グルメY-1グランプリを受賞した「鹿ビビンバ丼」(800円)もある。
山深い地で暮らしていた平家落人は山菜採りや狩りをしてひっそりと生活していた。
鹿肉や熊肉も好んで食べられていたのだ。
「鹿ビビンバ丼」は間に合ったら帰りに食べてみよう。

「道の駅 湯西川」。「湯西川ダムカレー」(900円)

「道の駅 湯西川」。
「湯西川ダムカレー」(900円)

「道の駅 湯西川」。「鹿ビビンバ丼」(800円)

「道の駅 湯西川」。
「鹿ビビンバ丼」(800円)

平家落人の生活様式を知る
「平家の里」で由緒正しき神社「赤間神宮」にお参り

「平家の里」。入場料は500円

「平家の里」。
入場料は500円

平家の里のなかにある「赤間神宮」

平家の里のなかにある「赤間神宮」

天楽堂橋からの景観 天楽堂橋。全然揺れない吊り橋

湯西川温泉駅から日光交通の湯西川線バスに乗って約25分で湯西川温泉街に到着。

湯西川温泉は壇ノ浦の戦いで敗れた平家が逃げ延びて村を興し子孫を残した、平家落人伝説の温泉街だ。
平家落人の村というのは全国にいくつかあるが、町の人が、「私たちは平家の子孫です」とはっきり言っているのを聞いたのは、ここがはじめてだった。

独特な雰囲気のある宿が建ち並んでいるバス通りがメインストリートだ。途中でバスを降りて歩く。
駅から来て左手にある郵便局を過ぎて少し行くと道が二股に分かれ、左には橋が架かっていて右は湯西川沿いを歩く形になる。

右へ行ってみる。
途中河原へと降りられる場所もあり、夏には岩魚などのつかみ捕りもできるようだ。
今回は真冬なのでもちろん水は冷たい。川の水には触れない。

さらに歩くと「天楽堂橋」(地図:point C)という吊り橋があった。
1995年(平成7年)に造られた比較的新しい橋で、吊り橋ではあるがまったく揺れない。
右を見ると湯西川と山がいいバランスの景観だった。


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橋を渡りバス通りに戻ると「平家の里」(地図:point D)がある。

源平の戦いで平家が敗れてちょうど800年目にあたる1985年(昭和60年)に建てられた資料館のような場所だ。
とはいってもひとつの建物の中に資料が展示されているのではなく、村内に残っていた古い民家をいくつか移築し、平家落人の生活様式を再現したり農具や生活用品作りを解説していたりする。
平清盛像なども展示されている。

いちばん奥には赤間神宮がある。ここは安徳天皇の菩提寺である山口県下関の赤間神宮からの唯一の分祀。
毎年6月に行われる平家大祭は甲冑姿で町を練り歩いた人たちのゴール地点がこことなっている。

土産物屋もあり、お茶も飲める。「鹿の餌」というのが売られていて、近くには囲いのなかに鹿がいる。
…あれ? 以前来たときは2頭いたけどな…え、もしかして食べ…!?
確かに「鹿の●●くん」のようなマスコット的な見せ方はされていなかったからなあ。

「平家の里」。移築された茅葺き屋根の民家

「平家の里」。
移築された茅葺き屋根の民家

木杓子作りの工程なども解説している。平家落人の暮らしを知ることができる

木杓子作りの工程なども解説している。
平家落人の暮らしを知ることができる

100年以上前の建物と昔から続く生活が残る平家集落、慈光寺、平家そばの志おや

「平家の里」からバス通りを駅方向に戻り、湯西川に架かる橋まで戻る。
その橋の右下に、古くから残る「平家集落」がある。

地元の人に聞くと、茅葺き屋根の建物は200年以上前のものだという話も聞いた。
ただしこの辺りはテーマパークではなく、人が生活しているところなので、ズカズカと入っていってはいけない。
川沿いを突き当たりまで歩くと、湯前橋の横に平家落人の菩提寺といわれる「慈光寺」(地図:point E)がある。
散り散りになってしまった平家落人は一族を絶やさぬよう、ここで子孫繁栄を願っていた。
門前には夫婦石が祀られており、お参りすると子宝に恵まれるという説もある。
独身女子は迂闊にお参りしないほうがいいのかな?

慈光寺の横にあるのが、「平家そば 志おや」(地図:point F)だ。
湯西川温泉の名物のひとつが、山菜をたっぷりと乗せた平家そばだ。あちらこちらの食堂のメニューにあるので食べ比べてみるのもいい。
ただし、この「志おや」のそばは外さないでほしい。おすすめだ。

建物自体は100年以上前のもので、お店も創業50年以上の老舗。
テーブル席と座敷があり、ちょうどお客さんがいなかったので座敷へ上がった。
窓の反対側はガラスの引き戸があるのだが、その向こうはごく普通の、お店の人が暮らしている部屋だった。
おばあちゃんがミカンの乗ったコタツでくつろいでいたのだ。
なんだかホッとする。

人の私生活をジロジロ見るのは悪趣味なので知らんふりをしていたが、戸の向こうにおばあちゃんがコタツに入っていると思うと、なんだか胸のあたりがポカポカしてきた。
あ、湯西川名物の白酒(どぶろく)を呑んだからか!?
ここ、名店です。

赤いのが湯前橋。橋のたもとに公衆浴場がある。外から丸見えなので入りづらい。川の右側が平家集落

赤いのが湯前橋、橋のたもとに公衆浴場がある。
外から丸見えなので入りづらい。
川の右側が平家集落

慈光寺。門前に夫婦石が祀られている

慈光寺。
門前に夫婦石が祀られている

慈光寺のとなりにある「平家そば 志おや」。老舗の名店

慈光寺のとなりにある「平家そば 志おや」。
老舗の名店

天楽堂橋からの景観

湯西川温泉ならではのお土産も買える名店
地酒と最中で大人も子どもも大満足

バス通りを駅のほうへ戻ると、また違った名店に出会えた。
「湯沢屋酒店」(地図:point G)。

まあごく普通の酒屋さんで、地元の人が、「ラップあるかしら?」と入ってくるような、そしてそういうものも売っているお店だ。
何気なく入っただけだった。

入口のそばでふたりのおばちゃんが世間話をしていた。
ひとりのおばちゃんが帰っていくと、残ったおばちゃんが、「はいはいどうぞ。試飲してください」と声をかけてきた。お店の方だった。

契約している酒蔵から仕入れているお酒をお猪口に注いで勧めてくれる。勧めてくれながら、村の昔話もしてくれる。
「お酒の味をみてもらいながら、こうやって昔の話をするのが好きなの」
いただいたにごり酒がとてもおいしくて感心していると、「それだけじゃないのよ」と、お猪口にいま呑んだにごり酒を再び少し注ぎ、そこに柚子のお酒を足した。
絶品だった。
「呑みやすいから、これは女殺しよ」
にごり酒も柚子のお酒も生酒。かなりのおすすめ品だ。
地酒なのでお土産にも最適だ。

さらにバス通りを戻ると、「ふるさと本舗」(地図:point H)がある。
といっても店名よりも「平家最中」の看板が大きい。平家には本来のものと身を隠しているために使用していたものと、2種類の家紋がある。その両方が使用されている最中も、これまた絶品。
最中の皮も餡も自家製で、保存料などの添加物をいっさい使っていない優しい味。甘さも自然で、ちょっと控えめ。

日保ちはしないがぜひお土産にしたい。
宿泊している宿に注文すると、翌朝届けてくれる場合もある。
ただし宿によっては受け付けていないので、要確認。

湯沢屋酒店。ネット販売もしている。試飲とお母さんのお話は、もちろん実際に店へ行った者の特権

湯沢屋酒店。
ネット販売もしている。
試飲とお母さんのお話は、もちろん実際に店へ行った者の特権

湯沢屋酒店のお母さん。「この辺はみんな親戚同士だから、誰も人の足を引っぱるようなことはしないの」。いい村

湯沢屋酒店のお母さん。
「この辺はみんな親戚同士だから、誰も人の足を引っぱるようなことはしないの」。
いい村

これがお母さんが呑ませてくれた濁り酒(右)と柚子のお酒。合わせて呑むと絶品のうまさ

これがお母さんが呑ませてくれた濁り酒(右)と柚子のお酒。
合わせて呑むと絶品のうまさ

平家最中の「ふる里本舗」

平家最中の「ふる里本舗」

平家最中。1個84円、6個入り570円。ちなみに、栗が入った「一粒栗入り くりやかた」(158円)も人気だ 湯沢屋酒店。地酒が豊富

帰る前に鹿肉をいただくと、まさかの…1月~3月には20周年の「かまくら祭」開催!

バスで道の駅まで戻ったら、まだ電車が来るまで少し時間があったので、お食事処を再訪。

「鹿肉ビビンバ丼」を食べてみようと思った…のだが、気になるメニューを発見。
「鹿コロ丼」(700円)。

「なんだろう?」という気持ちに負けて、こちらを注文。
果たして来たのは、鹿肉が入ったコロッケにカレーがかかっているものだった。
カレーはもう食べたのに…。
コロッケには鹿肉がしっかり入っていておいしかった。

今回行ったときは開催前だったが、湯西川温泉では毎年「かまくら祭」(地図:point I)が行われている。
平家の里からさらに奥へ進んだ沢口河川敷の周辺で、大きなかまくらやたくさんのミニかまくら、雪の滑り台などが作られる。

かまくらのなかでバーベキューや郷土料理を食べることができるし、ミニかまくらに点灯した幻想的なイルミネーションや人工的にオーロラのような光を作り出す「オーロラファンタジー」が楽しめる。
2013年は第20回でもあるので、例年以上に盛り上がりそうだ。

毎年1月中旬から3月中旬まで行われるもので、2013年の開催は1月26日(土)~3月17日(日)を予定。
ロマンチックな思い出を作る温泉旅というのも、いいのでは?

取材・文:はるやまひろぶみ

【2013年02月 更新】

「道の駅 湯西川」の「鹿コロ丼」(700円)。カレー、キャベツ、鹿肉コロッケ、そしてソース

「道の駅 湯西川」の「鹿コロ丼」(700円)。
カレー、キャベツ、鹿肉コロッケ、そしてソース

ミニかまくらに点灯されると、とても幻想的でロマンティックなムードに

ミニかまくらに点灯されると、とても幻想的でロマンティックなムードに

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