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東武鉄道で行く、尾瀬檜枝岐温泉郷の旅
尾瀬国立公園への玄関口といわれている檜枝岐村、「尾瀬檜枝岐温泉郷」。

沿線の温泉郷ページ「尾瀬檜枝岐温泉郷」情報はこちら

約1時間でまわれる「ミニ尾瀬公園」は自然がいっぱい!
中土合公園の展望台は急階段を約20分登る。

歌舞伎開催の日は盛り上がる。

歌舞伎開催の日は盛り上がる。

尾瀬国立公園への玄関口といわれている檜枝岐村、「尾瀬檜枝岐温泉郷」。

尾瀬国立公園への玄関口といわれている檜枝岐村は、約98%を林野が占めており、村の生活の中心地は国道352号線沿い、約3kmの区間に集まっている。
尾瀬沼などへハイキングに行く人(尾瀬沼1周で一喜一憂)や駒ヶ岳、燧ヶ岳(ひうちがたけ)への登山客、冬はスキー客などがこの檜枝岐村の旅館や民宿を利用することが多く、温泉で身体の疲れを癒して帰っていく。
東武スカイツリーラインから鬼怒川線、そして野岩鉄道を経て会津鉄道へ入ったひとつ目の駅、会津高原尾瀬口駅から会津バスに乗車。1時間10分ほどで到着する。
緑が多く、自然を大切にしている村で、歴史的な建造物も残っている。
村の端から端まで歩こうと思えば歩けるのだが、さすがに夜になってしまいそうなので、ここはレンタサイクルであちらこちらをまわってみることにした。

屋根の色が統一された美しい景観の村
まずは全体を一望できる展望台へ

ハイキング客の疲れを癒してくれる檜枝岐温泉

ハイキング客の疲れを癒してくれる檜枝岐温泉

駒ヶ岳登山口もある。尾瀬沼へは村からバスで約50分

「秘境」「ひなびた温泉地」という風情

以前は茅葺き屋根の木造建築がほとんどで、「秘境」「ひなびた温泉地」という風情があったらしい。しかしある日、村の端で火事があり、それが延焼して大きな被害を出してしまったことから茅葺き屋根をなくしたという。その後、トタンや新建材の屋根に変えていき、平成14年には「美しい檜枝岐村をつくる」という条例を制定。屋根の色を統一することになった。

レンタサイクルを借りて、まずは中土合公園(なかどあいこうえん)を目指した。

村の観光案内所(地図:point A)でレンタサイクルを借りて、まずは中土合公園(なかどあいこうえん 地図:point B)を目指した。
ちなみに村に宿泊していればレンタサイクルは無料。そうでない場合は半日500円、1日1000円だ。
中土合公園には展望台があり、村を一望できるという。2012年、NTT東日本のCMにも、そこからの眺めが登場した。

看板には「展望台まで500m」と書かれていた。たいした距離じゃない…と思った。登る前は。
簡易的な階段は作られているのだが、結構急だ。階段の途中で70歳を超えたという男性が佇んでいた。
「あんな急な階段で500mなんて無理だからさ。友だちが登っているけど私はここで待つことにした」
ご主人、正しいよと思った。
案の定、展望台に着くころには結構息が切れていた。
しかし、展望台からの村の眺めは、“登る価値あり”といえるもの。統一された屋根の色は、まるでヨーロッパのようでもある。学校などの大きな建物が確認でき、つい先ほどその横を通ってきたことがわかる。ちょっとした達成感だ。

村と反対の方角には燧ヶ岳が綺麗に見えるらしいが、残念ながらこの日は曇っていて見られなかった。
さて下りだ。急な階段を降りるのは筋肉への負荷が大きい。
言い訳をするが、この日は朝一番に村へ入るため早朝に出発した。それゆえ急行などは使えず、東京都下から約6時間電車とバスに乗ってやってきた。座りっぱなしでの移動から、準備運動もせずに展望台を目指してしまった。ちょっと無謀だったかもしれない。
階段がなくなる平地まで降りるころには、太腿がガチガチに張ってしまっていた。

登った甲斐がある景色。ウォーミングアップしてから登ろう

登った甲斐がある景色。ウォーミングアップしてから登ろう

中土合公園は村からミニ尾瀬公園へ向かうとその手前にある

中土合公園は村からミニ尾瀬公園へ向かうとその手前にある

クリンソウ(九輪草)

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尾瀬沼をまわる予行練習
自然に触れられる「ミニ尾瀬公園」(地図:point C

中土合公園からさらに村を離れる方向へ進むと、「ミニ尾瀬公園」がある。

ここは尾瀬や近隣の山々に咲く花など100種100万株が植栽されていて、木道が整備された湿原や林道を歩き、水が綺麗な川を泳ぐイワナなども見ることができる。
緩やかな坂はあるが、基本的にバリアフリー化されているので車椅子でもまわれるらしい。グルリと1周すると40~60分かかる。

園内には山里山野草エリア、ロックガーデン、湿原エリアの3エリアがあり、それらを続けてまわることができる。

また「尾瀬写真美術館」「武田久吉メモリアルホール」「尾瀬書美術館」などもある。

山の神滝。ミニ尾瀬公園の象徴的な滝

山の神滝。
ミニ尾瀬公園の象徴的な滝

この写真を見せたら、「尾瀬沼へ行って来ました」と言っても信用してもらえる

この写真を見せたら、「尾瀬沼へ行って来ました」と言っても信用してもらえる

花の蜜に群がる虫たち

花の蜜に群がる虫たち

ミニ尾瀬公園。針葉樹のフィトンチットで心身ともにリフレッシュ

針葉樹のフィトンチットで心身ともにリフレッシュ

ニッコウキスゲ。季節によって咲く花はさまざま ミニ尾瀬公園。トンボ。種類は・・・・・・わからない ニホシテントウムシ 綺麗なガ

さっそくウォーキングをスタートしてみよう。張っていた太腿はすでに痛みに変わっているが…。

檜枝岐川から引かれている山の神川は透き通る水でイワナが何尾も確認できる。山里山野草エリアはやや鬱蒼としている道もあり、虫に追われるようにちょっと早歩きしてしまった。
山の神の鳥居を越えて進むと針葉樹の道に入った。陽を遮り、ひんやりとしていて気持ちがいい。ここは“フィトンチット”という森林浴効果をもたらす揮発性物質が出ていて、身体をリフレッシュさせてくれるという。思いきりフィトンチットを吸い込もうと思って息を吸ったら、小さい虫まで吸い込んでしまった。要注意。
針葉樹を抜けると湿原エリアの木道へと進む。尾瀬の代表的な風景に似た道を歩くことができる。多彩な花々の近くをミツバチが忙しそうに飛び回る。水芭蕉は花が落ちて葉だけになってしまっていたが、ニッコウキスゲやチングルマ、タカネナデシコなどが咲き、トカゲ、コオロギ、バッタ、ヘビ、テントウムシ、トンボなどいろいろな虫が見られた。変わったところでは綺麗な模様の蛾も飛んでいた。

途中には「神々の清水」という湧き水があり、パンフレットを見ると、「水筒をご持参ください」と書かれている。

近くにお掃除をしているスタッフの女性がいたので聞いてみると、飲めるという。
さらに女性は、「下のところでトンボが何かを咥えたままジッとしているんですよ。ずーっと動かないの」と言う。
「トンボが何かを咥えている…?」
と思って階段の下を覗いてみると、なんとそこには羽化途中のオニヤンマが! ヤゴから出てきたばかりのまだ飛び立てないオニヤンマがジッとしていた。女性は抜け殻のヤゴを、トンボが咥えている何かだと思ったらしい。水が綺麗だからヤゴもいるよな、そりゃ。しかしこんなシーン初めて見た。
神々の清水は冷たくておいしかった。これは確かに水筒に詰めて帰りたい。

神々の清水。ぜひ水筒を持っていってほしい

神々の清水。
ぜひ水筒を持っていってほしい

オニヤンマの羽化が見られた!

オニヤンマの羽化が見られた!

カキツバタにミツバチが。足にたくさんの蜜をつけている トカゲとコオロギ。トカゲが獲物を狙っているのか!? と思ったらトカゲが逃げた

村の歴史的遺産をめぐる。昼食にも140年の歴史あり

創業140年の「本家六代目 裁ちそば まる家」は
本家六代目が打つそばをはじめとしたさまざまなそば料理が堪能できる。

ミニ尾瀬公園を出て村の中心地へ戻る。ちなみにレンタサイクルは観光案内所、ミニ尾瀬公園、温泉とプールがある複合施設「アルザ尾瀬の郷」(地図:point D)のどこでも“借りる”“返す”が可能。

創業140年の「本家六代目 裁ちそば まる家」(地図:point E)は本家六代目が打つそばをはじめとしたさまざまなそば料理が堪能できる。
裁ちそばはつなぎを使わず、そば粉100%。茹でたてを冷たいつゆで食べる、もりがおすすめだ。
ミニ天丼付きの「もりそばセット」(1200円)は、舞茸やヨモギ、キクイモの天ぷらの丼にヒメタケの味噌漬け、ラッキョウとシソとミョウガとトウガラシの漬物などが付いている。
創業140周年記念で割引価格になっている「天もりそば」(1400円)は丼ではなく天ぷら盛り合わせで、イワナの天ぷらも付いている。
茹でたてそばは固くなる前に、早めに食べよう。
そば粉ともち米で作り、砂糖と塩とジュウネン(エゴマ)をまぶしたそば餅の「はっとう」(特別割引価格500円)は、そのおいしさから村人が食べることが御法度とされたことからその名が付いた。甘いのでデザートのようだが、地元の人にとってはそういう感覚ではないのかもしれない。

「本家六代目 裁ちそば まる家」

「本家六代目 裁ちそば まる家」

もりそばセット(ミニ天丼付き)

もりそばセット(ミニ天丼付き)

中央に見えるのがそば餅の「はっとう」

中央に見えるのがそば餅の「はっとう」

檜枝岐歌舞伎の舞台

檜枝岐歌舞伎の舞台

檜枝岐歌舞伎の客席。地形を利用している。鎮守神さまもこの場に

檜枝岐歌舞伎の客席。地形を利用している。鎮守神さまもこの場に

橋場のばんば。両脇にハサミ

橋場のばんば。両脇にハサミ

セイロウの板倉 六地蔵

檜枝岐村に伝わる伝統芸能「檜枝岐歌舞伎」の舞台

満腹満足で向かったのは、檜枝岐村に伝わる伝統芸能「檜枝岐歌舞伎」の舞台(地図:point F)。
江戸中期から受け継がれる農民芸能で、現在の舞台は焼失してしまったものを明治時代に再建したものだ。茅葺き屋根と花道がある舞台で、上演されるときはさぞや美しく盛り上がることだろうが、この日は息を潜めているように静謐さをたたえていた。
檜造りの舞殿と地形を利用した石段の観客席が見事だ。上演されていないからこそ、じっくりと見られてよかった。

その歌舞伎舞台へ入る手前には「橋場のばんば」というおばあさんの水神様が祀られている。縁結び・縁切りの神様として信仰されるようになり、縁を切りたいときは新品のハサミを供え、縁を結びたいときは切れないように錆びたハサミを供える。錆びたハサミにさらに切れないように針金でぐるぐる巻きにしたものが供えられていた。よほど離れたくない人がいるんだね。

少し進むと道沿いにセイロウ造りの板倉があった。釘や金具を一切使わない建築物で、奈良の正倉院と同じ様式だといわれている重要文化財だ。いくつかの板倉が残されていて、近くには六地蔵が建っていた。
山深い里のために冷害などで凶作になると餓死者が出ることもあった檜枝岐村。そんな時代は子どもを間引きすることもあったという。その霊を慰めるために1792年に建てられた。現在は登校する子どもたちを見守っているようにも見える。

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筋肉痛にも効く檜枝岐温泉
珍味? サンショウウオで悶絶

檜枝岐温泉は無色透明のアルカリ単純泉。美肌効果もあるらしい

檜枝岐温泉は無色透明のアルカリ単純泉。
美肌効果もあるらしい

まさかのサンショウウオの天ぷら。精力がつくらしいけどね…

まさかのサンショウウオの天ぷら。
精力がつくらしいけどね…

温泉の効能には筋肉疲労の回復もあるらしい

さすがにもう太腿が痛くてたまらないので、自転車を返却して温泉へ向かう。温泉の効能には筋肉疲労の回復もあるらしいので、期待。
無色のアルカリ性単純泉で、身体の芯までゆっくりと温まることができた。
湯上がりの食事にはなんとサンショウウオの天ぷらが登場。天然記念物はオオサンショウウオで、出された天ぷらはそこまで大きくない、20cmくらいのもの。これは食べてもいい種類らしい。会津では古くから食されてきたようだ。
手もあり指もある両生類…さすがに躊躇したが、こんな機会もないし、精力がつく食材として知られているという話も聞いたので、疲労回復のために食べることにした。
少しかじると、あまり味はない。鳥の軟骨のようでもあるが、衣の味しかしなかった。なのでパクリと大きめにかじった。
…口の中になにやら丸いものがいくつもいくつも…!? あまりの衝撃につい液体を飲んで流し込んだ。そのときは、「内臓!?」という驚きとともに耐え難かったのだが、あとでそれは卵だったということを知った。
いや、知ったからといって平気なわけではないが…。

翌日は筋肉痛になった。
きっと温泉に入っていなかったら、もっとひどい痛みが残ったんだろうな。
…と思うことにした。

取材・文:はるやまひろぶみ

【2012年09月 更新】

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