1. 蔵の街、栃木へスケッチ旅

~あの日の自分に帰る旅~

懐かし旅

2014年6月 更新

蔵の街、栃木へスケッチ旅

絵と造形の教室で先生をしている五十嵐さんは、
家の近くでスケッチを行うことはあるけれど、旅行といえば割と友だち任せ。
今回はちょっと足を伸ばして蔵が残る街、栃木へひとりぶらり旅をしてみた。

これまであまり旅行とは縁がなく、教室で教えている生徒と出かけるスケッチも近場が多かった。今回は以前から気になっていた、蔵の街の風景をスケッチするために、東武鉄道の「蔵の街とちぎ 散策クーポン」を利用して、いざ栃木へ。東武特急スペーシアへと乗り込んだ。

五十嵐真知子(いがらしまちこ)さん

1949年(昭和24年)生まれの五十嵐さんは、千葉県浦安市在住。近隣エリアで絵画と造形の教室を開き、子どもたちに水彩画や工作、大人には油絵を教えている。また、3カ所の場所を借りて大人向けのパソコン教室も開いているアグレッシブな女性だ。3歳からバイオリンを習っていたが、高校1年生のときにやめて、以後高校では美術部に入り、絵の才能が開花。武蔵野美術大学へ進学するが、大学卒業後、結婚。3人の子どもを授かった直後、ご主人を亡くしてしまう。ひとりで子育てを頑張っていたため、あまり旅行へは行けなかったという。

五十嵐真知子さん

10:00浅草駅出発!

今回は、東武鉄道の「蔵の街とちぎ 散策クーポン」を前日に購入。
これは、往復の乗車券と特急券が割引になるほか、30軒以上の銘店でサービスが受けられるうえ抽選でプレゼントが当たるかもしれない特典手形と、20軒以上のお店からひとつ選んで独自のサービスが受けられるスーパーチケットがセットになったクーポンだ。土日であれば無料で散策ガイドツアーにも参加できる。ガイドツアーは1名から開催される。
クーポンには昼食付きのAコース(3300円~5400円)と上記特典のみのBコース(2300円)がある。今回はスケッチをする旅なので時間が読めないということでBコースを選択した。

浅草発の特急スペーシアに乗車。

五十嵐さん(以下、五)「この電車ははじめて乗りました。埼玉県のあたりは住宅街なんですね」

その後、車窓には田園風景が広がり、山も見えてきた。

五「栃木駅の近くには山はあるんですか? 蔵の街なんですよね」

栃木駅近くには太平山(おおひらさん)があり、山の中腹に太平山神社がある。

五「見晴らしがよかったら山からの風景もスケッチしたいです」

11:30栃木駅到着

栃木駅に到着。雨が降ったりやんだりの、あいにくの天気となってしまった。
散策クーポンを購入した場合は、駅前の東武トラベルで特典手形をもらおう。

五「手形取扱い店でスタンプを3つ集めると、もれなくプレゼントがもらえて、応募するとさらに抽選で賞品が当たる、と。集めましょう!」

まずは「塚田歴史伝説館」へ向かう。

12:00「塚田歴史伝説館」を見る

栃木駅から市内観光をする場合は、市内を循環している「ふれあいバス」を利用するのもいい。東回りと西回りがあり、1周約40分。初乗り乗車料金は100円だが、乗り放題の1日乗車券200円もある。

五十嵐さんは、途中に何かあったらゆっくり見ながら進みたいということで徒歩を選択。「塚田歴史伝説館」は栃木駅から歩いて約15分だった。
江戸時代後期から巴波川(うずまがわ)の水路を生かした木材回漕問屋を営んでいた豪商の屋敷で、巴波川沿いに巡らされた黒塀と白壁の蔵が120mにも及び、見事な景観を作り上げている。

幸来橋から見た屋敷をスケッチ。

五「まずは消失線を描くんです。そしてまわりを描き足していって、色をつけます。私はもともと油絵をやっていました。水彩と油絵は描き方が違うんです」

手際がよく、あっという間に白い紙に風景が写し出されていく。

その後入館。特典手形を使って入館料が100円引きになった。

五「昔のお金持ちの家をそのまま残して、歴史を解説したりコレクションを展示したりしているみたいですね」

そのとおり・・・・・・ではあるのだが、戸を開けて入るといきなりビックリさせられた。
三味線を弾くおばあさんのロボットが町のことを話しだすのだ。しかもとてもリアルに作られている。

五「驚いた~。けどすごい! このロボット!」

おばあさんを食い入るように見るおじさんが座っているのだが、そちらも人形だった。
このおばあさんの話す声(歌は別)は、国民的アニメのお母さん役の人が担当しているとのこと。それを聞いてまたビックリ。

スタッフの方がわざわざ「こちらで芝居がはじまりますよ~」と呼んでくれた。巴波川にまつわる伝説を、全自動のロボット人形による芝居で解説してくれるらしい。

五「おもしろかったですね。一見の価値ありだと思います」

ほかには、明治~大正時代の写真やさまざまな道具なども展示されている。土産物屋とカフェもある。

幸来橋から「塚田歴史伝説館」をスケッチ。画・五十嵐真知子さん

幸来橋から「塚田歴史伝説館」をスケッチ。画・五十嵐真知子さん

「塚田歴史伝説館」をスケッチする五十嵐さん

「塚田歴史伝説館」をスケッチする五十嵐さん

幸来橋の悲しい伝説は、「塚田歴史伝説館」のハイテクロボット蔵芝居で知ることができる
「塚田歴史伝説館」入口。スタッフの方も親切だ
三味線ばあさんロボット(看板にこう書いてある)。五十嵐さんの横にいるおじさんも、実は人形。とてもリアルなのだ
庭にある「水琴窟」。地中の空洞に手水鉢から落ちる水滴が綺麗な音色で聞こえる。竹に耳をあててみると聞こえる。10年以上前に、栃木市のあちらこちらに水琴窟を作った人がいたのだが、現在は亡くなってしまったという

13:30昼食。「魚宇」へ

「塚田歴史伝説館」近くの「魚宇」でちょっと遅い昼食を。
家族経営のお店で、入ると制服姿の娘さんが「いらっしゃいませ」と言ってくれた。お母さんは2階に行っているらしい。
魚がおいしいお店のようで、おすすめは「海鮮丼」。
五十嵐さんは焼き魚が好きなので「銀むつの西京焼き」(1200円税抜)をオーダー。

五「おいしいです。こういうお店は普段あまり行かないので、なんか新鮮ですね」

早くもふたつめのスタンプをゲット。感じのよいご夫婦ともお話ができた。

五「好き嫌いはほとんどないですね」と言う五十嵐さんだが・・・・・・
「銀むつの西京焼き」。新鮮魚介類がおいしいお店だ

今回の旅行は、東武鉄道の「東武 蔵の街とちぎ 散策クーポン」を使って行っています。
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