1. 1日目(後半)

~あの日の自分に帰る旅~

懐かし旅

2013年12月 更新

社員旅行、
家族旅行で通った川治温泉郷へふたたび 1日目(後半)

北海道から就職で東京へ出て来て、社員旅行で訪れた川治温泉。
結婚後も家族旅行で何度も遊びに来た町に
夫婦ふたりだけで再訪。楽しい記憶が甦る。

第一線で働いてきた方が懐かしいスポットをめぐる電車の旅に出る企画。今回は、大学卒業後に上京して、その後何度か訪れた川治温泉にふたたびやって来た田中護さんと妻の久子さんの旅だ。

田中護(たなかまもる)さん

1955年(昭和30年)生まれ。北海道出身。大学卒業後上京して就職。北海道にいたころから温泉は好きだった。川治温泉は、1978年(昭和53年)、入社後はじめての社員旅行で来て気に入り、結婚後の’80年代にも子どもを連れて何度か遊びに来た思い出の地。現在は会社役員。奥さんには密かに「マーク」と呼ばれているが、「2013年は、『田中』だし『マー君』と呼ばれてもいいかなと思っています」という楽しい性格。奥さんの久子さんは恥ずかしがり屋なため、今回は顔出しNG。

田中護さん

15:50メンチも57歳。「坂文精肉店」

川治温泉の名物肉屋さん「坂文精肉店」。
肉屋といっても肉だけではなくレトルト食品やうどんなど、いろいろなものを売っている。

地元の人が食材を買いに来るような肉屋さんが、なぜ観光客やちょっと離れたところに住む人がわざわざ買い物に来るような名物店になったのか。

その答えはコロッケと店主にあった。
種類が豊富なコロッケが人気で、食べ歩きをする人も増えて注目度が上がったのだ。
そして店主の人柄も客を呼ぶものだった。
「メンチおいしいよ。すぐ食べる? ちょっと温めようか。ソースかける?」
優しい笑顔で話しかけてくれる。

護「ここはあまり記憶にないな~」
久「会社の旅行で来たら旅館で宴会しちゃうでしょうし、家族旅行でも肉屋さんは来なかったかもね」

とりあえず久子さんはオランダコロッケ(チーズ入り)を、護さんはウインナー串を購入(コロッケがおいしいのに・・・・・・)。

護「あ、これはおいしい! コロッケも食べよう。次は開業時からあるメンチコロッケにしよう」

ふたりともコロッケに大満足。加えて久子さんはスタンプラリーをコンプリートしてここで賞品のお守りをもらってさらに大満足だった。

「坂文精肉店」は創業から60年近くになるということで、護さんが川治温泉に力道山が来たときのことを聞いてみた。すると店主の坂内源之丞さん、
「あそこの『かわじいふるさとの駅』に写真が飾ってあるよ。あれおれの。ああいうの集めたくて手に入れたんだけど、いまあそこに飾ってるんだ」
なんとさっき見た写真の持ち主は、店主の坂内さんだった。ということはあそこで働いていたのは・・・・・・。
「あれ次男」
これまた偶然の出会いでした。


ふたつ目のコロッケを食べ終わるころ、店にはコロッケ待ちのお客さんが溢れていた。

買って帰る人もいるが、店頭で食べる人も多い。

次はどれにしよう、と迷う田中さんご夫婦

16:30元「川治温泉ホテル」の「らんりょう」にチェックイン

川治温泉では最初期の温泉旅館「川治温泉ホテル」。オーナー交代などの事情で「らんりょう」に変わったのは2003年。その後、2011年に経営会社も変わり、少しずつリニューアルを進めている。それは建物だけにとどまらず、行き届いたホスピタリティの徹底にも力を入れるようになっている。

今回田中さんご夫婦が宿泊するのは、数寄屋造りの部屋「春秋亭」。

護「会社で来たときは大人数だったし、家族で来たときはごく普通のタイプの部屋だった。今回はふたりだけだからちょっと贅沢をさせてもらおう」
久「嬉しいですねー」

部屋はふた部屋。和室とベッドルームがあり、高性能のマッサージチェアまでついている。

護「これはマッサージしてベッドにいったら即熟睡だな」


この夜は実際にそうなったらしい。

18:00温泉に入って、夕食

温泉に入ってゆっくり体を休めたら、夕食の時間。
北海道出身者なら共感するのかもしれないが、護さんは甘いものが好き。北海道では赤飯も甘いのだ。護さんはカレーにも砂糖を入れる。料理に砂糖は欠かせない。
そして栗が大好きだ。
その栗が夕食に出た。そしてもうひとつ大好きな柿も出た。かなりご満悦だ。

最後のほうに運ばれてきた、シェフが力を入れているという「和風ビーフシチュー」がかなり気に入った様子の田中さんご夫婦。


本日はこれで終了。
このあと護さんは、あっという間に寝てしまった。

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