浅草・日光・会津の季節を楽しんだり、温泉街にぶらりと立ち寄ったり、観光名所を巡りながら季節と歴史を感じるお散歩情報誌

同じ散歩道でも、季節によって
いつもちがった道がある。

栃木県日光市「戦場ヶ原のワタスゲ」

春のハイキングが気持ちいい「戦場ヶ原」へ

春の散歩スポット紹介

戦場ヶ原のワタスゲ
お散歩情報
住所
栃木県日光市
最寄り駅
東武日光線「東武日光」駅
お問合せ先
0288-54-2496(日光市観光協会日光支部)
木道が整備されたラムサール条約登録湿地

木道が整備されたラムサール条約登録湿地

広々とした湿原に群生するワタスゲ

広々とした湿原に群生するワタスゲ

春はハイキングに最適な戦場ヶ原へ

東武日光線の東武日光駅から湯元温泉行きの東武バスに乗り約50分、三本松バス停で下車するとすぐ近くにある戦場ヶ原。中禅寺湖をめぐり男体山と赤城山の神が闘った戦場という神話からその名がつけられた。決して戦国時代など歴史上の事実で戦場となったわけではない。

もともとは湖だったが、現在は湿原になっている。木道が整備されたラムサール条約登録湿地で、春から夏の気持ちいいハイキングは多くの人で賑わうほど人気が高い。木道は湿原を囲むように整備され、自然研究路としてハイキングコースとなっている。湿原自体は400ヘクタールもの広大な面積があるが約2時間でぐるっとまわることができる。
沢の涼しげな音を聞きながら歩きつつ、多くの野鳥をウォッチングできるし、もちろん男体山など雄大な景色もたっぷりと楽しめる。
厳しい冬を越えると到来する、多くの植物が芽吹く春。戦場ヶ原には350種以上の植物が自生しているので、春から夏の終わりまで、さらに紅葉も含めればほぼ1年を通してさまざまな草花を観賞することができる。

ワタスゲの別名は「雀の毛槍」。その由来は形にあった

戦場ヶ原で6月上旬から見ごろとなる植物のひとつにワタスゲがある。この時期のハイカーはその群生を見に行くことを目的としている人が多い。
奥深い山の湿原に群生するカヤツリグサ科の多年草で、標高が高い湿地の戦場ヶ原は自生するのにうってつけの環境だ。高さは20cmから50cmまで伸び、細い茎の頭に楕円形の小さな卵のような穂をつけ、花被片が糸のように伸びて白い球状の綿穂になる。
多くの人が鑑賞の目的とするのはこのホワホワとした白い綿穂だが、これは種子の集まり。花は下のほうにひっそりと咲く黄緑色のもので、意外と地味だったりする。
花被片が伸びた先端の綿穂が大名行列の先頭でかざされる毛槍に似ていることから、「雀の毛槍(スズメノケヤリ)」という別名もある。小さくてホワリとした白い穂が群生しているさまは、確かに癒される。ぜひ実際にゆらゆらと揺れる綿帽子たちを見に行ってほしい。

この時期の戦場ヶ原はホザキシモツケなども見ごろとなっている。
三本松や赤沼方面から出発するほか、湯滝から竜頭の滝を目指すコースなど、散歩(ハイキング)の熟練度によっていろいろなコース設定ができるのも戦場ヶ原周辺の特徴。自分の、または同行者のレベルに合わせた散歩を楽しもう。

妖精のようにも見えてくるワタスゲの群生

妖精のようにも見えてくるワタスゲの群生

ゆらゆらと揺れる綿穂に目を奪われて木道を踏み外さないように

ゆらゆらと揺れる綿穂に目を奪われて木道を踏み外さないように

ほとんど高低差はないが、雨のあとなどは木道が滑ることもある。ウォーキングシューズで行こう

ほとんど高低差はないが、雨のあとなどは木道が滑ることもある。ウォーキングシューズで行こう

【2017年4月 更新】

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