




群馬県みどり市「高津戸峡(たかつどきょう)」
川岸から迫りくる紅葉と渓谷が圧巻の「高津戸峡(たかつどきょう)」
はねたき橋から望む絶景は、高津戸峡の顔だ
日光の皇海山(すかいさん)を水源とする渡良瀬川の中流に位置する高津戸峡は、関東の耶馬渓(やばけい)とも呼ばれる景勝地。
川の両岸から迫りくる紅葉と渓谷の岩肌とのコントラストは圧巻で、特に上流側に架かるはねたき橋からの眺めは実にみごと。
紅葉に引き寄せられてしまうので、橋の上からは前のめりにならないよう注意しよう。
この橋は、全長120m、幅3.5mの歩行者専用の橋なので、立ち止まりながらじっくり紅葉を眺められる。
渓流の水が飛びはねる様子が滝のように見えることから、この名が付けられたそうだ。
新緑の季節は緑との対比が美しいが、紅葉の季節は彩り豊富な赤色に染まった木の葉とみごとに融合する。
上流方面を望むと、はねたき橋の後方に赤城山が見える。
はねたき橋から高津戸橋にかけて、渓谷沿いに遊歩道も整備されている。
その距離およそ500m。川面の近くを歩くことができ、高津戸峡の自然が持つさまざまな顔を楽しむことができる散策路だ。
ポットホールやゴリラ岩など、ユニークな奇勝も楽しみながら、ゆっくりと歩こう。
遊歩道から川原に降りる際、岩場は滑りやすいので足もとには注意。
真っ赤な高津戸橋は新緑にもよく映える
【2013年9月 更新】