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秋の女子旅

国指定天然記念物と
国選定重要伝統的建造物群保存地区で感動の旅

湯野上温泉周辺のおすすめスポットはここ!

猿湯伝説の残る湯野上温泉周辺は、自然が作り出した“不思議”を感じられる観光スポットがたくさん。
江戸時代のような町並みの「大内宿」や「塔のへつり」近くのおいしいお店も紹介!

1

大内宿

住所
福島県南会津郡下郷町大内
大内宿観光協会
TEL
0288-54-2496(一社)日光観光協会
大内宿
侍が歩いていても違和感のない町並み。
湯野上温泉駅から約6km。
駅と大内宿を結ぶバスも出ている。

ただし、ひとり往復1000円なので、4~5人で来た場合に駅から大内宿、大内宿からホテルなどのように駅へ往復しない場合はタクシーを使ったほうが安い場合もある。
時刻表や行動予定を考えて選択するのがいいだろう。
ハイキングシーズンなどは駅からのウォーキング大会も行われることがある。ただしそちらの道のりは約10km。

大内宿は会津若松と日光街道の今市を結ぶ下野(しもつけ)街道の宿場町だった場所で、その昔は参勤交代の大名行列や行商人などが行き交う活気ある街道だった。
明治時代に現在の国道121号線が開通したことで大内宿は寂れていってしまう。
しかし戦後ふたたび注目を集め、茅葺き屋根の復元などを行い、貴重な文化財として保護されるようになった。

現在は江戸時代の町並みが残されている人気観光地であり、国の重要伝統的建造物郡保存地区に指定されている。
約400mある道幅の広い街道の両脇には茅葺き屋根の古民家が軒を連ねている。それぞれが飲食店や土産物屋、民宿などを営業している。
いくつかの店頭ではじゅうねん味噌をつけて焼く団子や岩魚などが炭火で焼かれていて、食事をしたあとでもつい買いたくなってしまう。
じゅうねん味噌というのは会津名物の別名「えごま」というシソ科の植物を使った味噌で、えごまオイルなども土産物屋で売られている。

大内宿を入口からまっすぐ進んで突き当たりまで来ると、子安観音堂への階段がある。急な階段なので気をつけて昇ろう。
上からは大内宿の町並み全景が望める。まさに絶好のビューポイントだ。

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2

湯野上温泉駅

住所
福島県南会津郡下郷町湯野上字大島
会津鉄道株式会社
TEL
0241-68-2533
湯野上温泉駅
茅葺き屋根で趣のある湯野上温泉駅。
東武鉄道から野岩鉄道を経て到着する湯野上温泉駅は、会津鉄道の駅だ。

日本で唯一の茅葺き屋根の駅舎が有名で、その名のとおり湯野上温泉郷の最寄り駅となる。
観光名所の大内宿や塔のへつりへのバスも出ている。
古民家風の駅舎内には囲炉裏や売店があり、電車をゆっくりと待つこともできる。

湯野上温泉には猿湯伝説がある。闘いに敗れたボス猿が傷を癒すために湯に浸かったが、もはや飢えをしのぐ手がなく弱っていた。

そのとき通りかかった老婆が握り飯を与えたところ、猿は拝むような仕草をしてから握り飯を食べたというものだ。
温泉街には特に繁華街や歓楽街があるわけではなく、温泉に入りに来た観光客は静かに過ごし、周囲の天然記念物などを観光していく人が多い。

傷を癒す効果のほかに美肌にも効くといわれている湯野上温泉。
2012年10月には駅の横に無料で入れる足湯もオープンした。
大きな施設で一度にかなりの人数が利用できる。

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3

中山風穴

住所
福島県南会津郡下郷町湯野上、弥五島
TEL
0241-68-2920(下郷町観光案内所)
中山風穴
冷風体感施設への入口。冷気でモヤっている。
「中山風穴地特殊植物群落」という呼び方もある。

約200万年前に地下から現れた火成岩が積み重なり、その隙間を通って降りてきた冷気が下から吹き出ているという。
標高は500mから、もっとも高くて800m程度だが、その風穴のために夏でも気温が上がらず、この標高では見られることのないさまざまな種類の高山植物が群生している。
そのため国指定天然記念物となった。

湯野上温泉駅からは歩くと40分ほど。
国道121号線沿いに神社と足湯があり、そこが中山風穴入口となる。アスファルトの道をしばらく登ると、冷風体感施設「中山風穴倉庫跡」がある。
ここは昔、この冷気を利用して食物などを保存していた天然の冷蔵庫のようなものだったらしい。

7×5.5mほどの広さに岩が積まれた場所へ入ると一気に冷気を感じる。真夏でもひんやりとしているのは自然が作り出す不思議といえる。

さらに登ると6つの指定地に分けられたウォーキングコースがある。
ここで標高1500mあたりに咲くはずの高山植物がいくつも見られるのだ。
このコースにも人が2~3人入れるくらいの風穴が見られる。
岩の隙間から冷気が緩やかに吹き出ているようで、ひんやりとしている。

コースには石柱の展望台や東屋があり、もっとも高いところにある展望台からは「塔のへつり」近くの赤い鉄橋も見える。

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3

三澤屋

住所
福島県南会津郡下郷町大内字山本26-1
大内宿 三澤屋
TEL
0241-68-2927
三澤屋
三澤屋
大内宿の比較的入口近くにある食事処。

ネギ1本で食べる蕎麦で知られている。
二代目将軍徳川秀忠の三男が信州高遠藩で育ち、のちに会津藩の藩主となったことから「三澤屋」では「高遠そば」の名がつけられている。
「三澤屋」の「高遠そば」は水をいっさい使わず、大根のおろし汁だけで作られているのが大きな特徴。
しかしそれほど辛いわけではない。

丼に添えられた1本の長ねぎで蕎麦をすくって食べる。
このねぎは薬味としてかじってもいい。
中庭の深井戸から伏流水を汲み上げて作ったRO水(純水)を使ってこね上げ、茹でた「水そば」や「こづゆ」「けんちんそば」「岩魚塩焼き」などもある。
「烏骨鶏でぶっかけごはん」はシンプルなのについ「うまい」と言ってしまう不思議な一品。
高田梅と炭酸を混ぜ合わせた「うめソーダ」はさっぱりとしていて食後におすすめだ。

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5

分家玉屋

住所
福島県南会津郡下郷町大内権現上358
TEL
0241-68-2948
分家玉屋
「分家玉屋」
「三澤屋」よりもさらに入口寄りにある「分家玉屋」。

こちらも食事処で、座敷のほかにテーブル席もある。

食事メニューの名物は「鶏せいろめし」。
かまどで炊いたご飯の上に柔らかく煮込んだ鶏肉を乗せて特製タレをかけ、さらにたっぷりのねぎを乗せたもの。混ぜていただく。
肉はとても柔らかく、タレが染みたご飯もおいしい。

炭火で焼く岩魚は腹に味噌を入れたものを焼いている。

スイーツ人気も高く、「いちぢくショコラ」「ブルーベリーのチーズケーキ」のほかに、「かぼちゃのプリン」「クレームブリュレ」などがある。
どれもほかでは食べられないオリジナルの味で、女子旅グループがたくさん席を埋めているのも頷ける。

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6

塔のへつり

住所
福島県南会津郡下郷町弥五島下夕林
塔のへつり
吊り橋を渡ってへつりへ。
湯野上温泉駅の隣駅が塔のへつり駅。

ここから徒歩約5分で国指定天然記念物の「塔のへつり」に辿り着ける。
へつりというのは方言で険しい崖のことをいう。
凝灰岩をはじめとしたさまざまな種類の岩が互い違いに重なり、気の遠くなるような長い年月をかけて浸食されてきたために壮大で不思議な景観を作り上げている。
その年月は100万年ともいわれている。

浸食したのは湯野上温泉に流れる大川(阿賀川)で、土産物屋や食事処があるところからへつりのある対岸へは吊り橋で渡れるようになっている。
意外と揺れる吊り橋なので、ふざけるのはやめよう。
へつり側では浸食された断崖を歩くこともできる。

吊り橋を渡ってから階段を昇ると自然崇拝的な信仰の虚空蔵菩薩が祀られている神社を見ることができる。
ただしこの階段は1段の幅が狭いので、要注意。

へつりにはそれぞれ名前がつけられているのだが、新緑の木々が岩を覆う夏季は全体を見るのは難しい。
紅葉の時季はその神秘的な景観がさらに美しく彩られる。
雪の時季はへつりには渡れない。

吊り橋手前の土産物屋ではマムシ酒なども売られており、生きたマムシも見られる。

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7

こぼうしの湯 洗心亭

住所
福島県南会津郡下郷町湯野上温泉
こぼうしの湯 洗心亭
TEL
0241-68-2266
こぼうしの湯 洗心亭
 「こぼうしの湯 洗心亭」玄関
創業は1989年(平成元年)。

2012年に露天風呂をリニューアル。
約4000坪の自然庭園の林が眼前に広がる。
林の8割はイチョウで、紅葉の時季には素晴らしい景観のなかでゆったりと湯に浸かることができる。
単純泉で無味無臭無色透明な湯野上温泉は、飲用としても使われてきた歴史があり、ここ「洗心亭」でも保健所より飲用の許可を得ている。
大浴場にはコップが置かれているので、かけ流しの源泉を飲むことができる。

和室がふた部屋、洋室がひと部屋という間取りの離れの客室もあり、檜浴槽と12平方メートルほどの露天風呂がついている。
絶景の露天風呂が独り占めできてしまうという贅沢なシチュエーションだ。グループで泊まるのにも最適だろう。

神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性などに加え、美肌効果も期待できる温泉は、大浴場と露天風呂が男女各1カ所ある。
日帰り温泉入浴も行っている。

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8

土炉子

住所
福島県南会津郡下郷町弥五島道上3299-1
TEL
0241-69-1065

営業時間

10:00~17:00
17:00~21:00(夜は要予約)
水曜休

土炉子
「土炉子」。お洒落なログハウス。
カントリーキッチンと謳っているログハウス風のカフェレストラン。

アメリカンな雰囲気に満ちた店内だが、優しさも感じられるのは店主の人柄のせいかもしれない。
女性店主がひとりで切り盛りする店で、内装の木の温もりと店主が作った陶器の温もりが感じられ、さらにできたての料理やドリンクはほかにはないおいしさで、心も身体もリラックスできる。

ハンバーガーのバンズは朝から練って焼く、完全自家製。牛100%のパテも自家製手ごねで肉汁たっぷり。

バンズに竹炭を練り込んだブラックバーガーも話題で、さまざまなトッピングが楽しめる。
ソースもオリジナルのブラックペッパーソースを使っている。
オーダーしてから店主が丁寧に調理をするので、ハンバーガーといえどもファストフードとは一線を画す。

ほかにもパスタやピザ、ホットドッグ、多種のカレー、スイーツなど、メニューは豊富。
観光客が大勢押し寄せるというよりも地元の人が立ち寄る憩いのカフェレストランとして人気。
「会津といえばお蕎麦でしょ」ともいえるが、一品一品丁寧に作られた料理はかなりクオリティが高いので、行く価値はありだ。

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