[2014年1月 更新]
浅草の代表的なお土産「人形焼き」のお店を紹介
浅草の土産はいろいろなものがあるけど、そのなかでも代表的な「人形焼き」を紹介。仲見世通りでもっとも古い人形焼き屋など、お店によってその形はさまざま。食べ比べも楽しいよ。

お土産・ショッピング
「人形焼き」
東京下町、浅草で買っていく定番のお土産といえば「人形焼き」が挙げられる。
カステラのなかにこし餡や白餡が入ったもので、さまざまな型で焼かれている。餡入りのものや餡なしのものがあり、餡なしはカステラ焼きと呼ばれることもある。
浅草寺近くの店は、たいてい店内で焼いており、焼きたてを販売している。機械式のものや手焼きのものがあるが、いずれも工場での大量生産品と違い、焼きたてがもっともおいしい。
形は店によってさまざま。餡の種類なども店によって異なる。いくつか紹介しよう。
「木村家本店」
明治元年創業。仲見世通りで人形焼きを売ったのは、この店が最初だという。浅草寺にもっとも近い場所で、お客さんもひっきりなしに訪れる。店内での手焼きを販売していて、その様子を見ることもできる。
形は鳩、五重塔、提灯、雷の4種類。雷様の作りが細かくて食べるのがもったいないくらい。
スポットデータ

【木村家本店】
住所:東京都台東区浅草2-3-1
URL:http://www.kimura-ya.co.jp/
TEL:03-3841-7055
「人形焼き 亀屋」
仲見世通りの真ん中あたりに位置するお店。ここも手焼きの様子が見られる。ひとつの型に6種類の形があり、凝った模様もある。
「すぐ食べますか? 焼きたてにしましょうね」という優しい言葉をかけて販売している。持ち帰りの場合も、焼きたてを入れた紙袋をすぐにビニール袋に入れると紙が熱でクシャクシャになってしまうので、「少ししたらこの袋に入れてくださいね」とビニール袋を別に渡してくれる心遣いがある。
形は6種類。亀の裏に「かめや」の文字がある。
すべて手焼きで作られた人形焼きは、カステラ部分がどこか懐かしさを感じさせる素朴な味。餡がしっかり入っている。