両毛の歴史を楽しんだり、グルメを堪能しながら観光名所を巡る両毛の観光情報誌

[2014年4月 更新]

三日月村と木枯らし紋次郎記念館で、
ちょっとしたタイムトラベルを

時代劇『木枯らし紋次郎』の主人公・木枯らし紋次郎の生まれ故郷である上州三日月村。その村の様子を再現したテーマパークが、その名もずばり「三日月村」だ。

※ここで表記されている価格はすべて、2014年3月時点のものです。

三日月村と木枯らし紋次郎記念館で、ちょっとしたタイムトラベルを

名文句「あっしには関わりのねぇことでござんす」が蘇る

『木枯らし紋次郎』というテレビドラマをご存じだろうか。1972年に放映された時代物で、上州三日月村に生まれた紋次郎が渡世人となって各地をさまよう物語だ。それまでの時代物にはないクールな展開が人気を呼び、当時として空前のヒット作となった。妻折笠に道中合羽、口には長い楊枝というスタイルで、「あっしには関わりのねぇことでござんす」と語る台詞は流行語にもなったし、子ども向けには「木枯らし紋次郎ゲーム」というボードゲームまで発売されていたことからも、その人気の度合いがわかるだろう。
この紋次郎が生まれた村をモチーフにしたテーマパークが群馬県太田市にある。その名もずばり「三日月村」だ。作中における紋次郎の故郷の地名だ。村内は江戸時代の風景がそのまま再現されており、紋次郎の生家や水車小屋、旅籠屋などが並んでいる。
なかには「木枯らし紋次郎記念館」という建物もあり、こちらは同作品の原作者である笹沢佐保の書斎を再現したコーナーや資料が多数保管されていて、ファンには必見だ。
また、「絡繰屋敷(からくりやしき)」や「怪異現洞(かいいげんどう)」といったアトラクション施設もあり、ことさら作品に興味のない子どもたちも楽しめるようになっている。

三日月村の入口。村は丘陵地帯の上から斜面にかけてある

三日月村の入口。村は丘陵地帯の上から斜面にかけてある

こちらが木枯らし紋次郎記念館。紋次郎ゆかりの衣装や、原作者・笹沢佐保の生原稿などが展示されている

こちらが木枯らし紋次郎記念館。紋次郎ゆかりの衣装や、原作者・笹沢佐保の生原稿などが展示されている

木枯らし紋次郎の生家。なかには村に戻ってきた紋次郎(の人形)の姿が
この「絡繰屋敷」はじめ、いくつかのアトラクションもある
ふと視線を感じてそちら向くと、旅籠屋の二階から旅娘(の人形)に微笑みかけられてちょっとびっくり

入村にあたっては現行通貨と当時の通貨の両替を

ユニークなのは、村内では現行の通貨が使用できないという点。入村時に寛永通宝などの古銭と円を両替するシステムになっていて、茶店やお土産物屋ではこれを使用することになる。ちなみに現在の為替レートは1000円で寛永通宝10枚だった。まあ、固定レートなのであまり変動もないのだろうが。
山の斜面に作られているということもあってか路だけは舗装されているが、それ以外は忠実に江戸時代の雰囲気が再現されており、ときには時代劇のロケ地として利用されることもあるという。
近隣には藪塚温泉もあるので、温泉旅行にちょっとしたタイムトラベルをプラスするのもオススメだ。

入口で現地通貨と両替。1000円が寛永通宝10枚に。ちなみに余ったぶんは再両替も可能

入口で現地通貨と両替。1000円が寛永通宝10枚に。ちなみに余ったぶんは再両替も可能

店で売られているものは、現地通貨でしか購入できない
茶店では上州名物の焼きまんじゅうも楽しめる

スポットデータ

歴史の里「三日月村」

【歴史の里「三日月村」】
住所:群馬県太田氏藪塚町3320
TEL:0277-78-5321
営業時間:9:30~16:00
定休日:金曜日、12月25~30日(臨時休園あり)
入村料:大人630円、小人315円(アトラクションセット券:大人1575円、小人1050円)
●東武桐生線藪塚駅より徒歩約10分