両毛の歴史を楽しんだり、グルメを堪能しながら観光名所を巡る両毛の観光情報誌

[2014年3月 更新]

世界屈指の伊萬里、柿右衛門、鍋島コレクションを誇る「栗田美術館」

3万坪という広大な敷地面積にいくつもの展示館が並ぶのが、世界屈指の伊萬里、柿右衛門、鍋島コレクションを誇る「栗田美術館」だ。

※ここで表記されている価格は全て、2014年3月までのものです。

世界屈指の伊萬里、柿右衛門、鍋島コレクションを誇る「栗田美術館」

両毛観光スポット

栗田美術館

伊萬里をはじめとする貴重な展示品に感動

東武伊勢崎線足利市駅、または東武佐野線佐野駅からJR両毛線に乗り継いでひと駅、富田駅から徒歩約10分のところにあるのが栗田美術館だ。ここは江戸時代に肥前鍋島藩で生産された、伊萬里、柿右衛門、鍋島に特化した美術館で、1万点あまりを誇るそのコレクションは世界で有数だ。
訪れてまず驚くのはその広さ。日本庭園のような館内は3万坪という広大な面積を有し、そのなかには、テーマに沿っていくつもの建造物が建てられている。
大きな門をくぐってまず向かうのは本館。白い漆喰壁のこの建物には、伊萬里、鍋島の名品が常時約400点展示されており、見応えたっぷり。大きな壷から小さな小皿まで、さまざまな意匠を俯瞰できる。
またそれぞれに記されている解説もわかりやすい。こういった博物館の解説はえてして専門すぎて、わかりづらいものも少なくないのだが、こちらの解説は一般人にも興味を持ちやすいように平易にかかれていて、ついつい読み込んでしまう。
展示品のなかには当時の世界地図が描かれた大皿や、縁の一部をあえて切り取ってあるお皿など興味深いものも多い。ちなみに縁の一部を切り取ったお皿は髭を洗うときの使用する「髭皿」と呼ばれるものだそうだ。
本館の先にある資料館では、鍋島ができるまでの工程を実物の資料とともにわかりやすく紹介している。
さらにその先にある背の高い建物は歴史館。時代による伊萬里の変遷や、海外とのつながりをテーマに展示が行われている。なかでも17世紀後半から18世紀末にかけて、伊萬里はヨーロッパの王侯貴族に絶大な人気を誇っていたとのことで、当時輸出された数は300万点以上と言われているそうだ。ここではそんな作品をじっくり鑑賞することができる。
ここにはこれ以外にも、さまざまな建造物があるので、訪れるときは時間に余裕を持っておきたい。
歩き疲れたときは、陶磁会館の1階にある喫茶室に行ってみよう。美しいカップに注がれた淹れたてのコーヒーを楽しめる。帰り際には阿蘭陀館と名づけられたミュージアムショップへ。手頃な価格でさまざまな陶磁器が入手できるので、お土産を探すのにもぴったりだ。

栗田美術館の入口。背景の松林のなかにいくつもの展示館がある

栗田美術館の入口。背景の松林のなかにいくつもの展示館がある

栗田美術館本館。常時約400点もの名品が展示されている

栗田美術館本館。常時約400点もの名品が展示されている

展示品より「伊萬里色絵馬像」

展示品より「伊萬里色絵馬像」

展示品より「鍋島岩牡丹」

展示品より「鍋島岩牡丹」

こちらは歴史館。有田泉山の白磁鉱で製作したタイルが用いられている

こちらは歴史館。有田泉山の白磁鉱で製作したタイルが用いられている

美術館の敷地の作られた登り窯

美術館の敷地の作られた登り窯

喫茶室ではこんな美しいコーヒーカップで一服

喫茶室ではこんな美しいコーヒーカップで一服

多彩な陶磁器が並ぶミュージアムショップ

多彩な陶磁器が並ぶミュージアムショップ

スポットデータ

栗田美術館

【栗田美術館】
住所:栃木県足利市駒場町1542
TEL:0284-91-1026
営業時間:9:00~17:00
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料:一般1250円・小中高生500円(いずれも2014年4月より)
●東武佐野線佐野駅、または東武伊勢崎線足利市駅よりJR両毛線に乗継いでひと駅目の富田駅下車徒歩約10分。足利市駅よりタクシーで約15分