日光の歴史を楽しんだり、温泉やグルメを堪能しながら観光名所を巡る日光の観光情報誌

[2014年3月 更新]

門前町・日光で味わえるその他のグルメ

「揚げゆばまんじゅう」「武平まんじゅう」「お団子」「まんじゅう」「カステラ」「バームクーヘン」を紹介。

※ここで表記されている価格は全て、2014年3月までのものです。

「揚げゆばまんじゅう」さかえや 

東武日光駅に着いたら、まずココでしょ!
「揚げゆばまんじゅう」の「さかえや」、
その大ヒット商品が生まれた理由

東武日光駅を出て、10秒のところに、みやげもの屋「さかえや」がある。鉄道を降りた人、ないしはこれから鉄道に乗ろうとする人の多くが、ここに立ち寄っていく。なぜか。ここには話題の「揚げゆばまんじゅう」があるからだ。

あんこが中央にデン!と位置した一見普通のまんじゅうだが、饅頭の生地は小麦粉に豆乳を入れたヘルシー志向。さらに皮は、栃木の名物・湯波に豆乳を入れて作ったものだ。

揚げゆばまんじゅうをオーダーすると、揚げたての熱々に、ステーキ用の、大きめの粒の塩を振りかけてくれる。これがまんじゅうの中のあんこの甘さをより引き立ててくれて、思わず「うまい!」と叫んでみたくなる。よく揚げられた、薄い皮のサクサク感もたまらない。

この揚げゆばまんじゅうの生まれたストーリーを聞いてみた。

店舗「さかえや」はお土産屋として、はや55年となる。湯波を使った食事も提供していた。しかし3代目がある日、こう言い出した。
「うちには、本当の意味での、日光のオリジナル商品がないよね。オリジナルのものを作りたいな。食べ物で、その場で食べられるもので、しかも防腐剤などが入っていない、安心できるものがいい」と。
10年前のことだった。

それから家族とスタッフのみんなで話し合い、考えたのが「揚げゆばまんじゅう」だった。

なんとヒントになったは、お客さんからもらった、浅草の天ぷらまんじゅう情報だった…!
「ここから東武鉄道に乗って、浅草に行ったら、天ぷらまんじゅうってのがあるのよ」この一言で、さかえやの今後の運命が決定した。「うちなら、地元の湯波と豆乳を使った、揚げゆばまんじゅうがいいんじゃないだろうか…!」

そこで浅草を回り、味の研究をする。それからあらゆる素材の組み合わせを試してみて、研究に研究を重ねて、「さかえや」のオリジナル「揚げゆばまんじゅう」ができあがった。

最初は塩を掛けていなかったが、あげゆばまんじゅうを扱ってくれた、東京の百貨店のスタッフが「これ、お塩を振ると、さらにいいんじゃないかしら」とアドバイスしてくれた。そこでまた、様々な塩をなんと100種ほど試し、ステーキ用に使われる、オーストラリア産の塩に辿り着く。

しょっぱくて、サクサクして、甘くて…。たくさんの楽しさが詰まったあげゆばまんじゅうは、こうして改良されていき、やがてその美味しさが話題を呼び、次々にマスコミに取り上げられて、日光にやってくるお客さん誰もが知る存在となったわけだ。ハイシーズンになると、1日に4000個を売り上げることもあるという。

お店はこの10年ですっかり有名になったけれど、さかえやのお店は雑然としているし、スタッフは誰もが気さく。お客さんが押し掛けてどんなに忙しくても、笑顔を絶やさないのが、嬉しい。日光に辿り着いた時も、帰りもまた立ち寄ろうと思ってしまうだろう。

さてここですぐ食べたい人は、店舗の前の椅子に座って、ゆっくり食べよう。めちゃ混みの時以外は、お茶もサービスしてくれる。購入の際、「ここで食べますか? 持ち帰りますか?」とも聞いてくれるのも嬉しい。お持ち帰り用のものは、あら熱をとったものを出してくれる。

小さなお土産に、大きな「おもてなし」感を詰めてくれる、さかえやのあげゆばまんじゅうは、東武日光駅前のまさにファストフード。でもこの小さなお菓子に、精一杯の「おもてなし」感を詰めてくれているのだ…! 東武日光駅についたら、この一個200円也、の幸せを買っていこう。

東武日光駅に着いたら、右ななめ前にこのオレンジののれんを探して!

東武日光駅に着いたら、右ななめ前にこのオレンジののれんを探して!

お店前には、ベンチがあって、揚げゆばまんじゅうを食べていけるよ

お店前には、ベンチがあって、揚げゆばまんじゅうを食べていけるよ

揚げゆばまんじゅう、素朴ななりだけど…

揚げゆばまんじゅう、素朴ななりだけど…

割ってみると、このとおり。あんこがデーン! お願いするとお茶も出してくれる

割ってみると、このとおり。あんこがデーン! お願いするとお茶も出してくれる

持ち帰り用には、あら熱を取ったものを出してくれる

持ち帰り用には、あら熱を取ったものを出してくれる

うっかり駅前で買いのがしてしまったひとは、このキッチンカーを探して!

うっかり駅前で買いのがしてしまったひとは、このキッチンカーを探して!

店舗データ

さかえや

【さかえや】
住所:日光市松原町10-1
URL:http://nikkosakaeya.co.jp/shop/
TEL:0288-54-1528
営業時間:9:30~18:30
定休日:ほぼ無休
●東武日光駅より徒歩約30秒

「武平まんじゅう」和田菓子店

手に入ったら、大のおじさんも男泣き!
「和田菓子店」の超名菓「武平まんじゅう」1個63円也

東武鉄道・下今市駅から車で約20分ほど行ったところに、和田菓子店という、古いお菓子屋さんがある。ここの名物「武平(ぶへい)まんじゅう」には地元のみならず、遠方にも熱狂的なファンがいて、いつもまんじゅうを買い求める客の姿が引きを切らない。

この武平まんじゅうのスタートはそも105年前。初代の和田武平氏が作り始めたものだ。武平氏は和菓子が大好きで、若い頃は菓子屋で奉公し、修行を積んだ身。日露戦争にかり出されて、一度は「菓子作りの道」を断念したが、戻ってきてからは菓子作り1本に人生を捧げることに決め、和田菓子店を立ち上げた。
「俺は金は残さん。名前を残す」と、庶民的な価格のまんじゅうに、オリジナルのレシピでもって売り出したのだ。二代目に店を渡す時には、まんじゅうに自分の名前を付け「武平まんじゅう」となった。

武平まんじゅうは、一見なんの変哲もないまんじゅうだが、一口食べてみると、あまりの美味しさにびっくりさせられてしまう。北海道産のあずきに、黒糖がたっぷり使用されていて、その黒糖パワーに圧倒されそうだ。一度食べたらやみつきになってしまう。

あずきを白砂糖で1日がかりで煮詰め餡を作ったら、黒砂糖と無添加で作った皮でくるみ、セイロでふかして出来上がり。
そのレシピは武平氏生存時代から変わっていない。ただあまりに数が出るので、すべてお手製だったが、ここ数年は機械を使ってはいるそう。

武平まんじゅうは、お彼岸などニーズが多いときは1日5000個を作るというが、いくら作っても、いつも15時くらいには売り切れてしまうという。

現に取材している間にもひっきりなしにまんじゅうを買い求めるひとがやってきて、
しかも皆、まとめ買いをしているので、みるみる売り切れてしまい、駆け込みでやってきた会社員と思われるふたりの男性が「間に合わなかったのか!」「さっき電話で聞いたときは、まだ少しある、って言ってたのになあ!」と悔しそうにしている姿が印象的だった。

この武平まんじゅうの作り手だが、三代目跡継ぎがみつからず、どうしようかと考えあぐねているところらしい。この奇跡のまんじゅうの作り手がもしやのもしや、いなくなる前に、ちょっと遠いけれど、是非手に入れてみたいところだ。


お値段、なんと破格の1個63円。

小学校ななめ前の和田菓子店

小学校ななめ前の和田菓子店

間もなく90歳!?のおばあちゃんが仕切っています!

間もなく90歳!?のおばあちゃんが仕切っています!

これが63円のお宝「武平まんじゅう」

これが63円のお宝「武平まんじゅう」

皆さん10個入り、20個入りと購入していきます!!

皆さん10個入り、20個入りと購入していきます!!

包み紙も可愛らしい!
「本日売り切れ」の悲しい看板を見て、肩を落とす人も…

店舗データ

和田菓子店

【和田菓子店】
住所:日光市小林2690
TEL:0288-26-8054
営業時間:8:00~19:00
定休日:水曜日
●東武鉄道・下今市駅から車で約20分

「お団子」&「まんじゅう」今市本澤屋団子本舗

お酒が駄目だから!と、大の甘党家族が作り出す!
「今市本澤屋団子本舗」の楽しいお団子&まんじゅう達

下今市の駅から歩いて、約7分ほどのところにある、今市本澤屋団子本舗。ここは昭和30年代後半にお店をスタートさせて、今は4代目が跡をついでいる、団子とまんじゅうをメインにしたお菓子の店だ。

家族代々お酒が苦手で、嫁に入ってくる者も含めて、全員甘党、という家族構成。朝5時から家族ぐるみで団子作りを始める。毎朝作って、できあがったその日のうちに、お客さんにお渡しする方針だ。
今も元気な三代目がアイデアマンで、今までいろんな団子、それに饅頭なども作ってきた。

団子は7種ある。

いろいろあるが、まずはお店の人気ベストスリーを伺うと…。
1番の人気は「あんだんご」だ。こしあんを惜しみなくたっぷり塗ったもので、これを食べれば、疲れていた心も体もたちどころに元気になれる。でも甘過ぎなく、さっぱりしてりる。

2番めは「あやめだんご」で、あまじょっぱいたれを塗ったもの。
このふたつは、お店をオープンした時からずっと作られているものだ。

3番手は「きなこだんご」で、これはよもぎだんごにこし餡を塗って、さらにきなこをふったもの。
これは三代目のアイデアで生まれた。
「団子は米っこだから、米に合うものなら、団子にだって合うはず」と生まれてきた商品なのだ。

あとは醤油を何度もつけ焼きした団子に、きざみのりを付けた「磯だんご」。おかき感覚のお団子だ。
よもぎ団子に粒餡を塗った、「草だんご」。
あやめ団子に七味唐辛子の風味をのせた「七味だんご」。
そして最新作の、揚げた団子に醤油の香りを付けた「揚げだんご」がある。こちらはまさに揚げパンのような、ちょっと珍しいお団子だ。

以上のお値段は、すべて1本90円。

まんじゅうも作っていて、10年前にはオリジナル「日光栗まん」が、日本商工会議所会が運営する、第25回全国菓子博覧会にて、日本商工会議所会頭賞を受賞した。黒糖饅頭に大きな栗を入れたもので、ほっくり幸せな笑顔がこぼれる味とボリュームだ。食べ応えがあるのに、値段は1個200円。

同じく全国菓子博覧会で受賞した、「杉の木サブレ(抹茶味・ココア味)」や「日光連山クッキー」もある。

下今市で乗り換えの時間があったら、ちょっと足を伸ばして買いに行ってみたい。
買ったお菓子を食べるスペースもあって、お茶を出してくれるのも嬉しい。

人気1位の「あん団子」

人気1位の「あん団子」

人気2位の「あやめ団子」

人気2位の「あやめ団子」

「七味だんご」

「七味だんご」

「揚げだんご」

「揚げだんご」

「日光栗まん」

「日光栗まん」

「日光連山クッキー」

「日光連山クッキー」

店舗データ

今市本澤屋団子本舗

【今市本澤屋団子本舗】
住所:日光市今市708
TEL:0288-22-0374
営業時間:8:00~17:30
定休日:水曜日
●東武鉄道・下今市駅から徒歩約7分

「カステラ」日光カステラ本舗 西参道店

オランダからの献上品「カステラ」を現代の日光に甦らせた!?
「日光カステラ本舗 西参道店」

日光でカステラが名物? なんで?」と思う人は多いだろう。
しかしカステラは日光と、江戸期より繋がりがあるのだ。

日光東照宮では、毎年10月17日のお祭りの日に、カステラを奉納する習慣がある。これは諸外国の立ち入りが禁じられた江戸時代に、数少ない輸入・輸出国として認められたオランダから、国王が徳川幕府に感謝の気持ちを込めて、長崎出島の商館長を通じて、東照宮に灯篭と共にカステラを奉納した、という話が残っているからだ。
そんな伝説のカステラを日光で甦らせてみたい。そんな思いから、平成2年に生まれたのが「日光カステラ」だ。

全商品、東照宮の花形・陽明門をイメージして金箔をふった。
あえて下にまぶすザラメは入れなかった。卵はたっぷり入れる。

味もレトロ感にこだわるより、今一番美味しいと評価されるカステラを、と思えるように、工夫をこらした。
一番人気のハニー味には蜂蜜をたっぷり入れる。蜂蜜は、上品で癖のないアカシア蜂蜜だ。

抹茶味は、封を切ったとき、抹茶の香りが立つくらい、たっぷりと配合。イメージは、日本で唯一国の特別史跡および特別記念物の二重指定を受けた、東照宮内の並木道だ。

そのほかにココア味と、季節限定の苺味がある。
どれもふわっとしながらも、しっとりしていて、素材を惜しみなく使っていることを存分に味わえる。小麦粉も口溶けのよい宝笠(ゴールド)を使用。水飴は九州産の良質なもち米から作られたもので、食品添加物をいっさい含んでいない。この水飴がカステラに、優しい甘さと、独特の風合いを与えている。

いずれも青いの御紋入りの箱に詰められて、ゴージャス感あふれる感じが嬉しい。
いずれも小(250グラム)940円、大(500グラム)1680円。

ひときれサイズのカステラ、その名も「家康公のおくりもの」があって、喫茶スペースで食べていくこともできる。カステラに好きな飲み物(ブレンドコーヒー・カフェラテ・カプチーノ・アイスコーヒー・ストレートティー・アイスティー・オレンジジュースの中から1品チョイス)を1品つけて、300円。東照宮から歩いて8分の場所にあるので、帰り道に是非どうぞ。

日光カステラ本舗は3店あるが、東照宮から一番近いお店はこちら!

日光カステラ本舗は3店あるが、東照宮から一番近いお店はこちら!

喫茶スペースにて、歩き疲れた足を休ませてあげるのもよし…

喫茶スペースにて、歩き疲れた足を休ませてあげるのもよし…

「金箔入り 日光カステラ(小)」左からハニー味、抹茶味、いちご味、ココア味、各940円~

「金箔入り 日光カステラ(小)」左からハニー味、抹茶味、いちご味、ココア味、各940円~

「金箔入り 家康公のおくりもの ハニー味+抹茶味セット」400円(各味バラ売りもしています)

「金箔入り 家康公のおくりもの ハニー味+抹茶味セット」400円(各味バラ売りもしています)

喫茶スペースでいただける、カステラ200円、飲み物200円。300円のセット価格にするとお得です!
カステラ以外にも自慢の商品がいろいろ。こちらは「ねこバウム」1050円。東照宮の招き猫をイメージしたキャラ猫が可愛い! 中はバウムクーヘンです

店舗データ

日光カステラ本舗 西参道店

【日光カステラ本舗 西参道店】
住所:日光市安川町3-14
URL:http://www.nikko-castella.jp
TEL:0288-53-0600
営業時間:8:30~17:00
定休日:なし
●東武日光駅よりバスに乗り「西参道」下車、歩いて約1分

「はちやバウム」&「ろっくバウム」
バウムクーヘン工房 HACHIYA

鬼怒川温泉で、バウムクーヘンが命を吹き返す!
古くて新しい、「バウムクーヘン工房 HACHIYA」の「ろっくバウム」

「バウムクーヘン工房 HACHIYA」のトレードマーク「八」は、このお店を経営する「八木澤」家の「八」からとっている。もともとは鬼怒川温泉駅前で、八木澤の名前で、おみやげ屋を経営していたのだ。

4代目の跡継ぎとして生まれた八木澤正則氏には、ジレンマがあった。お店では500点以上の品物を扱うが、実は日光で作っているオリジナルのもの、というのはなかなか少数なのだ。「栃木限定」と書かれたものであっても、栃木だけでしか購入できないのは事実だが、生産しているのは栃木ではなかったりする。しかも自分の店のオリジナルは、といったら皆無だった。

「いつか、うちだけのオリジナル商品を作りたい。唯一無二のものを生み出したい」そう思うようになった。「いったい何がいいだろう…」そう思考を巡らせていた矢先、びっくりするくらい美味しい、バウムクーヘンをもらって食べた。衝撃を受けた。小さい頃にもらって食べたバウムクーヘンとは、全く違う美味しさだったからだ。
「バウムクーヘンって、今こんなに美味しいものがあるのか…!! そうだ。バウムクーヘンを作ろう」唐突なようだが、八木沢氏は決意した。6年前のことだった。

さて実は八木沢氏は、バウムクーヘンには縁が深かったのである。幼少時にお使いものでバウムクーヘンをもらって、弟と奪い合いになり、五階建ての建物の中で、階段で上から下まで転がり落ちた、という実に痛い思い出があるのだ。小さい頃、とにかくバウムクーヘンが好きだった。今まさにここで運命を深く結び付け直すとは予想していなかのだが…。

それから夢中で、バウムクーヘンの研究をした。かつてバウムクーヘンを取り合った弟と共に、たくさんの試作品を作った。

素材のメインは、卵・小麦粉・バターのみっつだ。卵なら、国立公園「日光」の鶏が毎朝産むものが手に入る。これは美味い。小麦粉は、栃木・群馬・埼玉周辺のものが良質だ。ではバターはどうしようか…。国産のものに限りたいが…。

と悩んでいた矢先、カルピスのほうから「うちのバターを使ってほしい」という申し入れがやってきた。これには仰天した。
カルピスは、カルピスの製造過程で残ったバターを販売している。たくさんは作れないので、あまり多くの店舗には置かれていない。その美味しさは、シェフなど、まさに一部のプロが知るものだ。一部では幻のバターと呼ばれている。だからこそ、まさか取引はできないだろう、とアタックする前からあきらめていたところだった。

そこに「美味しいバウムクーヘンを作っているはちやという会社がある」と聞きつけて、カルピスのほうから話をしてくれたのだった。

どうやら八木沢氏には、バウムクーヘン神様がついているようだ。

これで味のほうは、完璧に整った。日光特産のフレッシュな卵と、ハイクオリティのカルピスがあれば、恐るるものは何もない。

カタチにも面白みが欲しかった。
ひとつは、いわゆる、シンプルな木を切った形に。
もうひとつは、よりオリジナティのあるものを、と、鬼怒川の龍王峡の岩をイメージして、造形した。バウムクーヘンの素朴さやごつさが伝わってちょうどよい。その名前も「ろっくバウム」。これはなかなか手間ひまがかかる。同じものが二度と作れない。バウムクーヘンの素朴さやごつさが伝わってちょうどよい。「唯一無二でありたい」という自分の意思にもぴったり合う。


当然、焼きにもこだわる。焼きを入れる時間は、絶対目を離さず、湿度や天候を見て、調節する。手間ひまを十分に掛けてこそ、最高のバウムクーヘンが出来上がるからだ。ちょうどいい時間は、「はちやバウム」は40分、「ろっくバウム」は80分と時間が出た。バウムクーヘン好きだからこそ目指すことのできた、至高の味に辿り着いた。


そして2012年、満を持してのお店のオープンとなった。

お店のインテリアも、商品もすっかりデザインをシンプルにした。しかし力強く。
かつて500点もの商品を扱っていた土産物屋「八木沢商店」は、末広がりで、無限大であるよう祈りを込めて「バウムクーヘン工房 HACHIYA」と名前をかえた。そして商品のアイテム数は、たったのみっつだった。

「はちやバウム」と「ろっくバウム」、あとは季節の限定品が1種と、バウムロールケーキ、その場で食べてもらう、とちおとめの苺ソフトクリームだけ。

まだオープンして2年程度だが、今やお店には常に人が絶えない状態だ。何故だろう。八木沢氏いわく、「鬼怒川温泉駅の構内にまで香る、甘いバウムクーヘンを焼くにおいが功を奏してるんだと思うんです」と。そして駅を出ると目に入る、素朴で強いデザインの「はちや」の看板。試食で口の中いっぱいに広がる、甘く優しく、素材の生命力を感じさせるバウムクーヘンの味を知る。

昔懐かしいお菓子に、地元の新鮮な素材と、地元を愛するスタッフ達の力強さ(そしてバウムクーヘンの神様の力?)を得て、新しく生まれ変わったバウムクーヘン。ここ2年ほどの駆け出しだって、お客がつかないわけがない。

しっとりフワフワの「はちやバウム(小)」1200円

しっとりフワフワの「はちやバウム(小)」1200円

男性に人気! ごっつい「ろっくバウム(小)」2100円

男性に人気! ごっつい「ろっくバウム(小)」2100円

季節の限定品「冬のショコラ(S)」1450円
はちやバウムにベルギー産高級チョコレートをたっぷり混ぜ込んだもの。この商品がなくなる頃には、新しい限定品に期待を!

季節の限定品「冬のショコラ(S)」1450円 はちやバウムにベルギー産高級チョコレートをたっぷり混ぜ込んだもの。この商品がなくなる頃には、新しい限定品に期待を!

二階のレストラン八屋でオーダーできる、「はちやバウムセット」800円。コーヒーか紅茶をセレクト

二階のレストラン八屋でオーダーできる、「はちやバウムセット」800円。コーヒーか紅茶をセレクト

同じく二階でオーダーできる、「ろっくバウム」600円。400円のコーヒーか紅茶を一緒にオーダーすると、900円とお得価格に

同じく二階でオーダーできる、「ろっくバウム」600円。400円のコーヒーか紅茶を一緒にオーダーすると、900円とお得価格に

一階のレジで注文できる「はちやソフト」。バウムクーヘンが詰め込まれているよ。おすすめは、とちおとめでできた、いちごタイプ

一階のレジで注文できる「はちやソフト」。バウムクーヘンが詰め込まれているよ。おすすめは、とちおとめでできた、いちごタイプ

店舗データ

バウムクーヘン工房 HACHIYA

【バウムクーヘン工房 HACHIYA】
住所:日光市鬼怒川温泉大原1396-10
URL:http://hachiya-nikko.jp
TEL:0120-18-3922、0288-77-1453
営業時間:9:00~17:00
定休日:不定休
●東武・鬼怒川温泉駅より徒歩約1分