日光の歴史を楽しんだり、温泉やグルメを堪能しながら観光名所を巡る日光の観光情報誌

[2014年3月 更新]

門前町で発達した、和菓子を戴く日光の食の楽しみ方

二荒山神社・輪王寺・東照宮。これらの社寺があるため、江戸時代から、全国より参詣のための人が集まった日光。そこで発達し花開いたたのが、門前町ならではの、和菓子文化だった。200年の伝統の魅力と、現代の職人のたゆまぬ研究と努力で培ってきた、洗練の味。日光で和菓子ワールドを堪能しよう!

※ここで表記されている価格は全て、2014年3月までのものです。

門前町で発達した、和菓子を戴く日光の食の楽しみ方

日光街道の老舗和菓子屋を、ひとつひとつ尋ねてみる!

門前町である日光で、一番の伝統を誇る和菓子はなんといっても、羊羹だ。まんじゅうも見逃せない。そこで東武日光駅から神橋に向かう日光街道(国道119号線)に並ぶ、歴史ある和菓子屋さんを、江戸から明治、昭和へと、創業の古い順に追ってみた。各店の自慢の個性あふれるお菓子と、そのお菓子にまつわるストーリーをたどっていってみよう。そこにはそれぞれのドラマがひっそり生きているのだ…。

「綿半 大通り店」

江戸時代に創業された「綿屋半兵衛」の羊羹は、
駆け落ちした二人の恋から生まれた

伝統ある老舗が軒を連ねる、日光街道。その中で今も残る、最も古い和菓子屋さんは、後に「綿半」となる「綿屋半兵衛」かもしれない。天明7年(1787年)に創業されたここには、門前で売られる伝統和菓子の歴史すべてがあるといってもいい。

「綿屋半兵衛」が始まるきっかけは、実は「ラブロマンス」だった。半兵衛は、お菓子作りとも、日光とも関係がない、江戸の魚屋で働く男だった。しかし旗本の家に魚を届けに行った際、そこの家の娘と出会って、恋に落ちてしまったのだ。

身分違いで許されるはずのない恋。なんと二人は、駆け落ちを選んだ。駆け落ち先は、日光だった。娘の祖父が日光で奉行を勤めていたので、助けを求めにいったのだ。

二人は日光の祖父の力を借りて、お休み処の養子となった。お休み処では、今市の小豆を使って、お汁粉作りに携わった。しかし半兵衛は江戸の人間なので、羊羹の存在を知っていた。そこでみやげに羊羹を作ることを考えた。幸運なことに日光はお水が美味しいので、羊羹作りにたいへん適していたのだ。こうして羊羹作りをきっかけに独立して「綿屋半兵衛」をスタートさせることとなったのだという。

魚屋と、武家の娘。お菓子作りを始めるには様々な苦労があっただろうが、祖父の口利きと引き立てもあり、成功をおさめていく。

ついに日光輪王寺法親王宮殿下に献上するチャンスにも恵まれ、殿下に気に入られて、「日光土産として最も優れている」というお墨付きをもらうことに。山印まで賜り、使用する許可も頂戴した。こうして日光に参内する、日本中の宮家・武家の間に広まっていった。当時、日持ちがして甘い羊羹は、歩きの旅行時代の土産物として、マストアイテムナンバーワンだったのだ。

二代目・半兵衛の時代になると「日の輪」というまんじゅうも生まれた。190年前のことだ。こちらは小麦粉で作った皮にこしあんを入れ、どらなべで軽く押して焼いたものだ。まんじゅうも、羊羹と双璧の人気を誇る、門前町のお菓子だった。

当初は「唐饅頭」と名付けていたが、日光輪王寺法親王宮殿下により、太陽のようなお菓子だからと、殿下より「日の輪」と名付けられた。「日」は「日光」から、「輪」は「輪王寺」から文字を頂戴されたという。

明治・大正と時代が変わり、旧宮内省や、大正天皇の静養地・田母沢御用邸にも御用達として届けられるようになった。

それから年月が経つが、昭和になると「水ようかん」も発売される。今、一般的に水ようかんは夏にいただくものだが、日光ではもともと正月に食べるものだったそうだ。日光の水が美味しく羊羹を仕上げてくれるのはもちろんだが、保存にも一役買ってくれていたのだ。

戦後には気軽に食べられる「一口羊羹」が誕生した。まさにこのおよそ200年を、羊羹とまんじゅうと共に歩んできている。

さあ、この和菓子の歴史と共に歩んできたこのお店で、何をお土産に買おうか。まんじゅう好きなら「日の輪」は絶対だ。お店でもすべての商品の中で人気の一位を誇るという。6個入り1150円~。

羊羹もひとつ選びたい。通、ないしは歴史好きなら竹皮に包まれた、「特製 竹皮包み 煉羊羹」がおすすめだ。時間が経つと「シャリ」と呼ばれる砂糖が表面に浮かんだものも味わえて、二度お得。1本入り2050円~。


ちょっぴり食べてみたい、というなら、「一口塩羊羹」がおすすめ。塩羊羹は今、煉羊羹の中でトップの人気を誇っている。塩分が小豆の甘さを引き立て、たまらなく美味しい。バラマキ系みやげとしても、喜ばれること間違いなしだ。6個入れ860円~。
このほかに煉羊羹では、黒羊羹(黒砂糖入り)・黒羊羹・小倉羊羹・栗羊羹がある。各1本入り1500円~(栗のみ1600円~)。

フレッシュさが命ゆえ、店頭でしか扱っていない水羊羹も捨てがたい。1本740円~。

広い店内で、自分とおみやげのための1本を、じっくり選んでみよう。

広い空間でゆっくり、自分の1本をみつけて!

広い空間でゆっくり、自分の1本をみつけて!

煉羊羹のひとつ、黒羊羹。黒砂糖が入っている

煉羊羹のひとつ、黒羊羹。黒砂糖が入っている

食べやすさが売りの一口塩羊羹。竹皮包みが嬉しい

食べやすさが売りの一口塩羊羹。竹皮包みが嬉しい

まさに太陽のような「日の輪」。ここ200年、人気の一位を誇っている

まさに太陽のような「日の輪」。ここ200年、人気の一位を誇っている

お店の開業と共に生まれた商品「特製 竹川包 煉羊羹」

お店の開業と共に生まれた商品「特製 竹川包 煉羊羹」

看板の「山」のマークは、法親王宮殿下よりトレードマークとして使用の許可をいただいたもの

看板の「山」のマークは、法親王宮殿下よりトレードマークとして使用の許可をいただいたもの

優雅さを讃える水羊羹

優雅さを讃える水羊羹

店舗データ

綿半 大通り店

【綿半 大通り店】
住所:日光市下鉢石町799
URL:http://www.nikko-watahan.jp
TEL:0288-53-3888
営業時間:8:30~17:30
定休日:火曜日
●東武日光駅よりバスに乗り「日光支所」下車、徒歩約1分

「湯沢屋」

江戸時代から続く「湯沢屋」。
200年の歴史を誇る酒まんじゅうからスタート、
湯波・きゃらぶきコラボ商品まで、どん欲に「美味」を追求し続ける!

文化元年(1804年)に、日光詣にやってくる人たちに向けて、スウィーツを提供するようになったのが、湯沢屋の始まりだ。古い伝統的なお店が多い日光でも、最古参と言えるこのお店。東照宮や輪王寺、二荒山神社の御用菓子としておつとめしてきた実績があるし、明治時代からは当時皇子だった大正天皇のご要望で、田母沢御用邸にそのお菓子を納めてきたという、輝かしき歴史がある。

しかし湯沢屋は、昔の遺産だけに頼ることはしない。昔のレシピそのままを大切にするだけでなく、常に伝統を活かす、しかし新しい商品開発を怠りなく進めている。近年は、他の老舗とのコラボ的商品も発表するようになった。その秀逸な商品をひとつひとつ、探ってみるとしよう。

江戸時代からの最も古いメニューで、かつ今も一番の人気を誇るのが、「湯沢屋のまんじゅう」こと「元祖日光酒饅頭」だ。「酒まんじゅう」は、まんじゅうの中でも最も古い歴史を持っていると言われている。小豆は北海道から、麹は自家製。多い時で、1日に4000個作るそうという、人気ぶり。

酒まんじゅうは、名前こそ「酒」が付くが、酒は入っていないのだ。糀の発酵力を利用して小麦の皮を柔らかく膨らませる製法で作るのだが、その製造工程が酒を作る行程に似ている上、出来上がったまんじゅうも酒の香りがするので「酒まんじゅう」と呼ばれるようになった、という。

湯沢屋ではその糀造りから手がけていて、自家製の糀で餅米を発酵させ、その絞り汁で小麦粉を溶き、再び発酵させる。そうしてできた生地で、自家製の餡を包み、最終発酵させてから、強い蒸気で蒸して出来上がるものだ。手間の掛かるこの工程のために、ひとつのまんじゅうを作るのに、7日はかかるという。

またこの「元祖日光酒饅頭」の皮については、とくに書いておかねばならないことがある。独特の酸味があるのだ。これはコウジ菌が発酵する天然のクエン酸によるもの。腐敗を防止する働きがあるほか、食欲を増進させる働きがあるのだ。近頃は麹食による健康ブームもあって、また注目を集めている。

次に人気なのが、水ようかん。こちらは戦後作り始めたもので、寒天は岐阜から取り寄せている。日光の美味しい水、女峰山・荒沢の水だから美味しくできるという。

そしてここ数年は、「日光で仕事している人たちと共に、日光を盛り上げていきたい」という、6代目・7代目店主達の強い気持ちの現れで、日光ブランドがタッグを組む新しい商品が生まれ育っているのだ。

15年前には「豆乳水羊羹・鉢石」をデビューさせた。こちらは、仲良くしている、ご近所の老舗の店3店とコラボして出来上がったもの。日光の三大名物・湯波・唐辛子・羊羹をすべて味わえるという、贅沢な一品なのだ。豆乳水羊羹単体は、湯波の専門店「海老屋」とのコラボ商品で、毎朝海老屋から新鮮な豆乳を持ってきてもらって、作ってもらっている。これを茶寮でお茶とのセットにすると、唐辛子を使った、老舗「落合商店」のしそ巻とうがらし,「柏崎商店」のきゃらぶきも味わえる。羊羹の餡作りは当然、湯沢屋が得意とするところだ。こうして老舗の専門店が集まってできた味は、本当に上品。豆乳ベースに、小豆を寒天で固めたものがプリンのようにのっかっているが、ほんのり甘く、すいかのよう。

あんみつも美味しい。湯沢屋ご自慢のあんを使ったあんみつだが、なんとさらに酒まんじゅうの皮や、日光の湯波ブームを牽引した「ふじや」のみそゆば、「海老屋」の湯波せんべいまでのっかっている。黒蜜は沖縄・波照間から取り寄せた黒糖を使って作ったものだ。小さな贅沢がぎっしり詰め合わせられている。

これらのお菓子は、どれも一口かみしめるごとにエレガントかつ個性的な味わいがあって、小さな宇宙を感じずにはいられない。

さてこれらの商品は持ち帰りが基本だが、2004年には創業200周年を記念して、隣に和風喫茶スペース「湯沢屋 茶寮」をオープンさせた。ここでお茶とセットで楽しむこともできる。緑茶は静岡の川根茶、抹茶は宇治茶。コーヒーにはブラジルの有機栽培豆を使用。いずれもお茶葉や豆をよく吟味して、自分の店の商品とベストマッチするものをセレクトしたのだそう。東照宮に参詣する前か後に、ここで優雅な味わいのひとときを楽しむことをおすすめしておこう。

クラシカルなこの看板を見つけて!

クラシカルなこの看板を見つけて!

茶寮のメニュー「焼まんじゅう(緑茶付き)」500円。酒まんじゅうを焼いて、たれをつけたもの。絶品!

茶寮のメニュー「焼まんじゅう(緑茶付き)」500円。酒まんじゅうを焼いて、たれをつけたもの。絶品!

茶寮のメニュー「湯沢屋セット(酒饅頭・水羊羹・しそ巻き唐辛子)」抹茶付きで700円、緑茶なら600円

茶寮のメニュー「湯沢屋セット(酒饅頭・水羊羹・しそ巻き唐辛子)」抹茶付きで700円、緑茶なら600円

茶寮のメニュー「豆乳水羊羹・鉢石 緑茶セット(しそ巻き唐辛子付き)」550円

茶寮のメニュー「豆乳水羊羹・鉢石 緑茶セット(しそ巻き唐辛子付き)」550円

「日光湯波菓子入りあんみつ」450円

「日光湯波菓子入りあんみつ」450円

元祖日光酒饅頭」6個入り820円~

元祖日光酒饅頭」6個入り820円~

「水羊羹」5本入り650円~。こちらは10本入り1200円

「水羊羹」5本入り650円~。こちらは10本入り1200円

店舗データ

湯沢屋

【湯沢屋】
住所:日光市下鉢石町946
URL:http://www.yuzawaya.jp
TEL:0288-54-0038
営業時間:10:0~18:00(茶寮10:00~ラストオーダー16:00)
定休日:不定休
●東武日光駅からバスに乗り、「日光支所前」で降りて徒歩約1分

「ひしや」

明治元年創業の「ひしや」。
頑固なまでに「煉羊羹」1本のみを作り続ける、
まさに職人一家の店、ここにあり。

「日光東照宮のお参りが済んだら、名物の羊羹を買っていこう」そう思っていても、ここ「ひしや」の羊羹は、もう手に入らないかもしれない。

ひしやの羊羹は、羊羹文化度の高い日光の中でも、本物中の本物。明治元年(1868年)創業と共に建てられた店舗は、幸い火事に遭うこともなく、当時の姿をそのままに残している。商品は、練りようかんの1本のみ。しかも羊羹そのものも当時からあまりかえていない。変わったことといったら、砂糖の量を抑えたことくらいだろうか。

そして店の棚に並ぶ商品はたったひとつ、この練り羊羹だけ。本物志向の人が、ここを目指して、東照宮参拝の前に買いにくる。

1日に作る羊羹は、釜ひとつ分までと決めている。五代目にあたるこの家の主人と息子さんが手仕事で作り、奥さんが店番をする。だからだれか一人でも家にいられない時は、店をしめてしまうという。

毎朝5時からこしあん作りが始まる。作るのはひと釜分だけと決めている。北海道産のこしあんに、長野県茅野市の寒天、それから砂糖を入れて、ひたすら練り上げる。満足するまでに練り上がるのは昼過ぎ。時間は決まっているわけではない。その時手に入ったあずきの皮の厚さ・天候・湿度などに左右される。乾燥しているときは、やや早めに練り上がるが、梅雨などはいつもより時間がかかる。

さて羊羹というものは、ちゃんと練られた練り羊羹ならば、日にちが経つにつれ、羊羹の表面が白くなってくる。これは表面が砂糖に戻ってくるからだ。まるできんつばのようになる、この様はちゃんとした練り羊羹にのみ見られるもの。この砂糖の結晶を「シャリ」という。
口にしてみると、表面はサクサクを音をたてるほどだが、中身は柔らかく、その歯ごたえの落差がたまらない。
羊羹の通は、わざと日をおいて、この砂糖が表面に現れるのを待って楽しむという。


さて何故「練り羊羹」と書かずに、「祢り羊羹」と書くのか。そう尋ねたら…。
「神社の神主さんのことを、禰宜(祢宜・ねぎ)というでしょう。私どもは、東照宮の禰宜から、この根「祢」の文字をひとつ使ってよいと、御許しをいただいているんです」と教えてくれた。
「登録商標として使っている猫も、東照宮の眠り猫そのままなんです。こちらも東照宮から御許しをいただいているんです」と。

東照宮のお墨付きをいただいた、まさに本物の逸品。是非、手に入れてみたい。

ちはみにこの貴重な煉り羊羹は、税込み価格1本1500円。

明治に建てられた、日光街道の中で最も古い建物のひとつ

明治に建てられた、日光街道の中で最も古い建物のひとつ

東照宮の眠り猫を登録商標にすることが許された店

東照宮の眠り猫を登録商標にすることが許された店

お店の中に並べられているのは、煉羊羹のみ!

お店の中に並べられているのは、煉羊羹のみ!

貫禄のある、昔のままの包み紙に包まれた羊羹。ずっしりと重い

貫禄のある、昔のままの包み紙に包まれた羊羹。ずっしりと重い

これは作って4日目のもの。砂糖が表面に出だして、美しい模様を描いている

これは作って4日目のもの。砂糖が表面に出だして、美しい模様を描いている

昔の写真。押すな押すなの大騒ぎのようです!
昔の包み紙。まだ招き猫が商標になっていなかったらしい。「ひしや」らしく「菱形」マークになっている

店舗データ

ひしや

【ひしや】
住所:日光市上鉢石町1040
TEL:0288-54-0623
営業時間:9:00~売り切れまで
定休日:不定休
●東武日光駅からバスに乗り「神橋」下車、徒歩約1分

「補陀落本舗 石屋町店」

戦後にスタートした「補陀落本舗」は
まんじゅう、最中、ゆばむすび、とスマッシュヒット連打中!!

昭和27年(1952年)に東照宮のみやげもの屋として開業した「補陀落本舗」。初代は紀州から日光にやってきて、
和歌山に「補陀落山」があるのだが、日光にも「補陀落山(男体山の別名。二荒山とも)」があることを知り、お店にこの名前を付けたという。郷土と日光を深く愛して付けられた名前なのである。

最初に作った食べ物は、今も人気の「補陀落の栗きんとんまんじゅう(栗きんとん餡)」で、お客さんの要望で、黒糖と栗を使った。皮は山芋にくちなしのエキスを入れて、ほんのり黄色に仕上げられたもの。お味も見た目も品がよい。

それから「補陀落まんじゅう」は2種追加され、全部でみっつになった。

「補陀落まんじゅう(小倉つぶ餡)」はあずきを丁寧に似て作り、さらに大納言を流しこんだもの。小豆好きにはたまらない逸品となっている。皮は麹、酒種、小麦粉で品のよい味に仕上げた。昔からの製法で作られたもので、時間がたっても皮がパサつきにくい。

「補陀落の日光温泉まんじゅう(さっぱりこし餡)」は、大納言だけを使い、蜂蜜と黒糖のたれを使った皮で包んだもの。

どれも個性が光る饅頭で、小振りということもあり、あっという間にみっつくらい平らげてしまう。

それから、まんじゅう以外にもスマッシュヒット商品を生み出していった。

一番リピーターが多いのは、最中だ。「大栗最中・山菅(やますげ)」は極上の大納言小豆をグラニュー糖だけでじっくり煮あげて、さらに蜜漬けにした国内産の栗をまるごと一個入れたもの。日本一大きな最中だが、一度食べると「やみつきになってしまう。ちなみに山菅とは、神橋の別名だ。箱に金箔で描かれている。

山菅の大きさに抵抗を感じる人には、「蓮華石(れんげいし)最中」をおすすめ。餡の作り方は山菅に似ているが、皮と餡がしっかり分かれているから、餡のしっとり感と、皮のパリパリ感が同時に味わえるのが、応えられない。蓮華石とは、店のある花石町の町名の基となった蓮華石のことで、日光開山の祖・上道上人がこの蓮華石に座して、悟りを開いた、と言われている。

そして最後になってしまったが、近年発売になって以来大ヒット、今や店の売り上げナンバーワンになり、マスコミにも多く取り上げられるようになったのが「ゆばむすび」だ。土地の名産・湯波を使ってなにかできないだろうか。そう考えて、出来上がった商品で、餅米をゆばで巻いたものだ。
湯波は湯波の専門店から取り寄せる。それから秘伝のたれにつけている。さっぱりしていて、とても美味しい。御漬け物もついて350円というお手頃価格もあってか、毎日100個ときめて作る商品は、早い時間に売り切れてしまうそうだ。

東武日光駅からほど近い石屋町店なら、店内の奥にゆったりと座って食べられるスペースがある。そこでくつろいで食べるのもいいだろう。お茶をサービスしてくれるが、日光の美味しいお水を使った250円のコーヒーも美味しい。

「補陀落まんじゅう」左から小倉つぶ餡、さっぱりこし餡、栗きんとん餡。カフェスペースで、コーヒーと共に

「補陀落まんじゅう」左から小倉つぶ餡、さっぱりこし餡、栗きんとん餡。カフェスペースで、コーヒーと共に

上の「補陀落まんじゅう」を切り分けるとこんな感じ! 餡と皮の美しいバランスにうっとり…

上の「補陀落まんじゅう」を切り分けるとこんな感じ! 餡と皮の美しいバランスにうっとり…

「大栗最中・山菅」。一人ではホールでこんなに食べられない!と思っていても食べてしまえるのだ!

「大栗最中・山菅」。一人ではホールでこんなに食べられない!と思っていても食べてしまえるのだ!

「蓮華石最中」。「大栗最中・山菅」とは餡が微妙に違う。食べ比べてみたい!

「蓮華石最中」。「大栗最中・山菅」とは餡が微妙に違う。食べ比べてみたい!

ただいま人気ばく進中!の「ゆばむすび」。帰りの電車用に買っておきたい!

ただいま人気ばく進中!の「ゆばむすび」。帰りの電車用に買っておきたい!

「ゆばむすび」を喫茶スペースで食べていく人には、お茶サービス付き!
こざっぱりときれいな喫茶スペースで、落ち着いてスウィーツをどうぞ

店舗データ

補陀落本舗 石屋町店

【補陀落本舗 石屋町店】
住所:日光市石屋町406-4
URL:http://www.fudaraku.com/
TEL:0288-53-4623
営業時間:9:30~17:30
定休日:なし
●東武日光駅より徒歩約5分

その他の日光グルメ