日光の歴史を楽しんだり、温泉やグルメを堪能しながら観光名所を巡る日光の観光情報誌

[2013年9月 更新]

記事で紹介したグルメスポット

日光のグルメレポート『「日光 髙井家」で日光名物の湯波料理をいただく』で堪能してきた名店をご紹介。日光ならではのグルメを楽しんでください。

「日光 髙井家」

1805年(文化2年)に創業した、200年以上の歴史がある料理屋。当初は「栗山蕎麦 髙井屋」として開業。日光二社一寺(日光山輪王寺、日光東照宮、日光二荒山神社)の御用達となり祭礼料理などを作ってきた。
蕎麦は明治から大正にかけても多くの文人墨客に好まれたといわれている。
しかしその後、良質な蕎麦粉の入手が難しくなったことから蕎麦は特別なときだけのメニューへと変わっていった。

現在は湯波料理をメインに日本料理のランチとディナーを提供している。すべて完全予約制。1名からでも可。部屋は6名までの個室が2室、8名までの個室が1室、40名までの広間が1室ある。
昼のコース(6930円)と夜のコース(8085円)があり、食前酒から先付け、煮物、焼き物揚げ物などが順に出される。また、「すっぽん鍋コース」(8085円)もある。こちらは4名より予約が可能。

個室から見える庭園には石造りの七福神が見える。福禄寿のみ玄関のほうにいるので、庭園には6人。
100年以上前に大谷川の大きな石を牛車で運び、職人が彫った。ただし、1体だけは職人の息子さんの作だという。どれが息子さんの作かはここでは書かないでおく。ぜひ直接見て、探してほしい。まあ、一目瞭然ではあるが。

庭園には井戸があり、そこの水も料理とともに出されていたのだが、東日本大震災以降、水が出なくなってしまったという。
女将が、「水脈が変わってしまったんでしょうね」とポツリつぶやいていたのが切ない。
七福神の像が倒れそうになったりとほかにも被害はあったが、現在は修復済み。

東武日光の駅から神橋までの大通りはさまざまなお店が軒を連ね、観光客も行き交っているのだが、神橋を過ぎると二社一寺へと向かう人やさらに奥へとバス移動する人などに分かれ、それまでの喧噪はなくなる。
そんな静かな環境で丁寧に作られた料理をゆっくりといただけるのは贅沢な幸せだ。
ひと品ひと品、しっかりと味わって至福の時間を過ごしてほしい。

生湯波刺し。八汐鱒と日本かぼちゃとともに

ニジマスの燻製。燻した香りが食欲をそそる。肉厚のニジマスも食べ応えあり

たぐり湯波のあんかけ。出汁が利いている。小さく入っている皮によって、柚子の香りが口中に広がる

「日光 髙井家」

個室は座敷とテーブル席がある

落ち着いた雰囲気のテーブル席。庭園が広がる

歴史を感じさせる階段も趣深い

個室からの眺め。庭園には七福神が

店舗データ

住所:栃木県日光市本町4-9
URL:http://www.nikko-takaiya.jp/index.html
TEL:0288-53-0043