会津の歴史を楽しんだり、温泉やグルメを堪能しながら観光名所を巡る会津の観光情報誌

[2014年5月 更新]

東山温泉の名旅館をふたつ紹介

1300年前に発見されたといわれる東山温泉を紹介。代々伝統を継承している湯守の「向瀧」と、お洒落浴衣やバイキングで郷土料理を楽しめる「原瀧」のふたつにスポットを当てよう。

東山温泉の名旅館をふたつ紹介

1300年近くの歴史がある湯治場会津東山温泉は
湯量豊富な上級武士の保養所だった

約1300年前の天平年間に発見されたといわれている東山温泉は、会津藩の湯治場となり、上級武士の指定保養所となった。
「狐湯」と名付けられた温泉は、1873年(明治6年)に平田家が引き継ぎ、以後温泉旅館「向瀧」として営業。現在でも代々続いている、唯一の由緒正しい宿だ。
自家源泉を3本持つ豊富な湯量で、すべての浴槽が源泉かけ流しの完全放流式にこだわっている。

「向瀧」以外にも東山温泉にはたくさんの温泉旅館がある。
大正年間ごろから賑わいを見せはじめた「新東山温泉」と呼ばれた場所にある旅館「原瀧」は千人ほども入れるのではないかという大きな湯船が人気だった。現在の大浴場「千人風呂」の名はそこから命名されたというわけだ。
自家源泉を有する「原瀧」の湯量は毎分557リットルで、他の宿への分湯を行っているほど。大浴場から行ける露天風呂は湯川の流れを近くに感じながらゆったりとした広さで十分にくつろげる。男性露天風呂からは「原瀧」の名の由来でもある滝を望むこともできる。
「原瀧」「向瀧」ともに貸切露天風呂に定評がある。親しい人との旅行なら、ぜひ一度体験してみてほしい。
「向瀧」の貸し切り風呂は追加料金や時間制限などなく、自由に入れるのが嬉しい。

まちなか周遊バスの東山温泉バス停から徒歩約2分の「向瀧」

まちなか周遊バスの東山温泉バス停から徒歩約2分の「向瀧」

「向瀧」の客室。一度座ったら立ち上がりたくなくなるような落ち着いた和室

「向瀧」の客室。一度座ったら立ち上がりたくなくなるような落ち着いた和室

「原瀧」
「原瀧」の客室。冬季は炬燵が用意される

東山温泉のふたつの旅館は、タイプ違えど
どちらもおいしい料理が楽しめる

東山温泉の伝統継承旅館「向瀧」では、会津の郷土料理が食べられるほか、鯉料理も提供している。東山温泉で「鯉の甘煮」を食べるなら、「向瀧」だ。詳しくは「会津の隠れた名物郷土料理『鯉の甘煮(うまに)』を食べる【向瀧】」を参照。

「原瀧」の食事は半個室でいただける「お手前料理」に加え、バイキング形式でかまどや炭火焼き、郷土料理のしんごろうなどを好きなだけ食べられる。
また、会津の只見町で唯一どぶろく作りが許されている「民宿やまかのうや」の「ぶなの泉」もメニューにある。女性でも飲みやすいと評判だ。ご賞味あれ。
冬季以外は湯川に設置されたお食事会場、川どこが楽しめる。昼食、夕食ともにいただくことができるので、開催時期と時間などを確認してから行こう。
また、宿泊女性にはお洒落浴衣の着付けサービスも行っている。温泉に入ったあとは、かわいくて綺麗な浴衣でくつろごう。

「原瀧」の夕食。炭火焼きも揃っている
「原瀧」の夕食。鍋物もあり
「原瀧」の夕食。バイキングの料理は種類豊富
どぶろく「ぶなの泉」
お土産も迷ってしまうほど品揃え豊富
「はなまめ」は添加物不使用のお菓子
女子に嬉しいお洒落浴衣
サービスで着付けをしてくれる