会津の歴史を楽しんだり、温泉やグルメを堪能しながら観光名所を巡る会津の観光情報誌

[2013年11月 更新]

芦ノ牧温泉駅には駅長猫のばすがいる

芦ノ牧温泉駅の駅長猫ばすやラーメンと餃子の名店「牛乳屋食堂」、芦ノ牧温泉郷の昭和の香り漂うスポットを紹介。

名誉駅長猫の“ばす”がいる芦ノ牧温泉イメージ

名誉駅長猫の“ばす”がいる芦ノ牧温泉

東武スカイツリーラインから東武鬼怒川線に入り野岩鉄道を経て、会津鉄道へ。会津高原尾瀬口駅から約70分で到着、反対側の会津若松駅からだと数えて6つめに位置するのが芦ノ牧温泉駅だ。
駅からは路線バスまたはタクシーを利用すれば約10~15分ほどで芦ノ牧温泉街へ行ける。
芦ノ牧温泉駅には名誉駅長の「ばす」がいる。
2000年に子どもたちに保護されたアイドル猫で、2008年に名誉駅長に任命された。2000年の時点で3~4歳だったらしく、現在はかなり高齢なおばあちゃん猫だ。
しかしいまだにアイドルなので、乗客の注目度も高い。
とはいえ、無理矢理起こしたり撫でたりするのは厳禁。貼り紙にも書かれているのだが、バスのストレスになるようなことはしないように要注意だ。
駅舎内にはCDやDVDなど、ばす関連グッズもたくさん売られている。

「ねこが働く駅」の看板も見える芦ノ牧温泉駅

駅近くでラーメン好きに広く知られる名店

駅の近くにあるのが、「牛乳屋食堂」。
創業から80年以上が経つこの食堂、もともとはその名のとおり牛乳屋だったという。しかしその後、牛乳を売るだけでは生活が立ちゆかなくなり、近所に住んでいた中国人からラーメンの作り方を教えてもらい、食堂になった。
「元祖支那そば会津生ラーメン」の誕生だ。
初代のキヨノばあちゃんからはじまり、嫁から嫁へ受け継がれてきたお店で、店主は代々女性。
麺の太さが選べるのだが、おすすめは極太麺か!?
「極太手打ち麺のラーメン」は手打ちらしく太さもまばら。歯応えもしっかりとしていてもっちもちの食感だ。一部はきしめんに匹敵するほどの太さがある。
スープがしっかりからむ中太の縮れ麺もラーメン通に人気が高い。
ほかには、中国人と出会い本場仕込みの手作り餃子を誕生させたらしくプレーンの「餃子」のほかに「唐辛子入りのチャーシュー餃子」というものもある。ゆで餃子が3個入っているという「手打ち餃子ラーメン」はモチモチの餃子の皮の食感が素晴らしいおすすめの一品。
ぷくっと膨らんだ小振りな餃子は、あきらかにこの店のオリジナルだ。

「牛乳屋食堂」のラーメン

秘湯、芦ノ牧温泉は1200年の歴史あり

芦ノ牧温泉に宿泊する場合は、ホテルの送迎を頼むといい。タクシーで行くと約1700円かかる。
芦ノ牧温泉の開湯は1200年前とされ、発見したのは行基という説と弘法大師という説が残っている。
当初は近隣の人が利用するのみで、明治になり道路が通ったあとも地元の人の湯治場であり秘湯として一部の人のみが利用していた。
その後、徐々に利用する人が増え、昭和の戦後に宿泊施設が建設されていった。

“記念撮影にも最適”という「出会いの湯滝」は道路沿いにある。
滝といっても高さは3メートルくらい。確かにこの大きさだと前に立って記念撮影をするのにちょうどいい。ただ、写真を撮るときは車に注意しなければいけない。

「芦ノ牧温泉」の看板が見えて、ようやく到着

昭和の面影が残る温泉街と神社

足湯の「足ポッポ」は、出会いの湯滝がある道路とホテル「大川荘」の間に位置する無料の足湯スポットだ。
新名所といわれているくらいだから、新しいのだろう。「おしゃべりしながら15分入りましょう」と書かれていた。

いわゆる「温泉街!」という雰囲気の劇場や、閉店してしまった土産物屋もあるスナック街を抜けた。寂れた・・・・・・と書くとマイナスなイメージがあるが、昭和を感じさせてくれる町並みの雰囲気は悪くはない。土産物屋や射的場がなくなってしまっていたのは実に残念だ。

金精神社という子宝神社もある。
芦ノ牧温泉は傷によく効くといわれながら、豊富な湯量で体の芯まで温めることができることから子宝を願って浸かりに来る人も多いらしい。会津は古来より出会いの地であるともいわれているのだ。
鳥居の奥には子宝神社らしいご神体が祀られている。鳥居の横には丸太のベンチと足湯がある。

「芦ノ牧温泉」の看板が見えて、ようやく到着