会津の歴史を楽しんだり、温泉やグルメを堪能しながら観光名所を巡る会津の観光情報誌

[2014年5月 更新]

郷土料理が食べられる店、お土産にできる店

「手打ちそば・うどん 徳一」の郷土料理の数々と、醤油と味噌の醸造元「会津高砂屋」のオリジナル商品を紹介。

※ここで表記されている価格は2014年4月上旬の取材時点のものです。

「手打ち蕎麦 会津郷土料理」手打ちそば・うどん 徳一

手打ち蕎麦と郷土料理を同時に楽しむ

地元の人の食事処として昔ながらの手打ち蕎麦を提供している「徳一」。
純手打ちの二八蕎麦はざるがおすすめ。大根のおろし汁と薬味でいただく高遠蕎麦として楽しめる。
うどんは大塩裏磐梯温泉から精製された「会津山塩」と天日塩を使用。讃岐うどんと同じ製法で、モチモチの食感とコシが感じられる。

会津の郷土料理もたくさんメニューに並ぶ。なかでも高遠蕎麦とセットになった「会津の天ざる」(1500円)はにしんの山椒漬け、天ぷら4種(するめいか一夜干し、にしん、まんじゅう、ふきのとう)がセットになっている。蕎麦は大根のおろし汁と薬味とそばつゆでいただく。薬味は辛み大根とわさび、醤油のもろみ味噌、ネギがつく。秋は奥会津のあざき大根がつくらしい。甘辛い醤油のもろみ味噌で食べる蕎麦というのも珍しい。

するめいかの天ぷらもにしんの天ぷらもとても柔らかくてコロモはサクサク。会津では天ぷらは醤油で食べていたという。七味をかける人もいるらしい。
まんじゅうの天ぷらも例外ではなく、醤油でいただく。あくまでも“おかず”なのだ。

単品の「会津こづゆ」(450円)は貝柱で出汁をとった薄口の上品な味。
里芋、人参、インゲン、ゴボウ、糸コンニャク、シイタケ、豆麩、キクラゲ、磐梯筍、そして貝柱と地鶏も入っている。具だくさんだ。地鶏が入っているこづゆも珍しい。これは店主の母親が鶏好きでこづゆにも入れていたので、それを継承しているとのこと。家庭の味をしっかり再現している、これが本当の郷土料理だ。

ほかにも「会津馬刺し(ロース)」(750円)や会津アスパラを使った「合鴨とアスパラの陶板焼き」(1000円。季節限定)などもある。
また、天重にもついてくるお新香は三五八(さごはち)漬けという東北の漬け物。塩:麹:蒸し米を3:5:8の割合で混ぜ合わせたものに漬けている。単品「おしんこ盛り合わせ」(550円)もある。こちらもぜひつけ合わせに食べてほしい。

温泉から精製された「会津山塩」も販売中。瓶は700円、袋は450円。

「会津の天ざる」

「会津の天ざる」

天ぷら。知らない人はまんじゅうの天ぷらに驚くかも

天ぷら。知らない人はまんじゅうの天ぷらに驚くかも

にしんの山椒漬け

にしんの山椒漬け

まずは大根のおろし汁(左)だけで食べてみよう

まずは大根のおろし汁(左)だけで食べてみよう

北海道産青タモ材の麺棒で打つ蕎麦
「会津こづゆ」。具だくさん
「会津山塩」
「手打ちそば・うどん 徳一」

店舗データ

手打ちそば・うどん 徳一

【手打ちそば・うどん 徳一】
住所:福島県会津若松市東千石1-5-17
URL:http://www.aizu-tokuichi.com/
TEL:0242-28-5681
営業時間:11:30~15:00 17:00~20:30
定休日:月曜
●会津鉄道会津線乗り入れの会津若松駅より徒歩約30分

「にしん山椒漬け、生七味ほか」会津高砂屋

醤油、味噌の醸造元がここだけの逸品を販売

創業100年以上の老舗で、会津の味噌と醤油のブランド「キンタカサゴ」と「鶴ヶ城味噌」の醸造元。
まろやかな風味が評判の「キンタカサゴしょうゆ」は県内はもちろん、県外の飲食店でも愛用されているほど。会津の手打ち蕎麦やラーメンには欠かすことのできない逸品だ。もちろん郷土料理にも広く使われている。

歴史ある醸造元でありながら、もう一方では「にしん山椒漬け」や「ふきのとうみそ」「生七味」など、さまざまな郷土料理やオリジナル調味料も製造販売している。

なかでも「生七味」は厳選された国産素材を使用したほかにはない味が楽しめる。
鳥取県産の唐辛子や高知県産の柚子陳皮などのほかに、会津のえごまも入っていて、添加物は不使用。
ペースト状になっており、焼き鳥や焼き魚、麺類や鍋物など、さまざまな料理にマッチする辛味調味料だ。

会津郷土料理のひとつ、「にしん山椒漬け」は北海道で加工された八分乾の身欠きにしんを使用。酒の肴にもご飯のおかずにもなる一品だ。「会津高砂屋」秘伝のタレと山椒をたっぷりと使っているので、とても風味が豊かなのが大きな特徴。

山口県産のだいだい果汁をベースに、和歌山県産のぶどう山椒の風味を加えた「山椒ぽん酢」は醤油の醸造元らしい商品。ぶどう山椒の香りとだいだい果汁の爽やかな味わいが楽しめる。

ほかにもうすくち醤油や辛子味噌など、こだわりの商品が目白押しだ。一部の商品は観光スポットなどでも販売している。お土産にも最適なグルメ商品だ。

えごまがたっぷり入った「生七味」

えごまがたっぷり入った「生七味」

「生七味」。ペースト状で使いやすい

「生七味」。ペースト状で使いやすい

「山椒ぽん酢」。香りがいいぽん酢だ
丸大豆醤油
醤油、味噌など豊富なオリジナル商品
「会津高砂屋」
店主の桑原さん。現当主は5代目

店舗データ

【会津高砂屋】
住所:福島県河沼郡会津坂下町古市乙141
URL:http://www.kintakasago.com/
TEL:0242-83-2032
営業時間:8:30~17:00
●会津鉄道会津線乗り入れの会津若松駅よりタクシーで約30分